博多の寺社を幻想的にライトアップする「博多ライトアップウォーク」

博多秋博恒例の「博多ライトアップウォーク 博多千年煌夜(こうや)」は、今年で11回目を迎える人気イベント。博多区内13カ所の寺社や庭園がライトアップされ、街全体が幻想的な雰囲気に包まれる、博多の晩秋の風物詩となっています。今年は「博多織」の要素を取り入れたライティングが実施されるそう。そんな趣向を凝らした演出が、昼間とは全く異なる妖艶な雰囲気を呼び起こし、その美しさにただただうっとりしてしまいます。

今年は承天寺、櫛田神社、東長寺、妙楽寺、円覚寺、妙典寺、本岳寺、正定寺、龍宮寺、善導寺、海元寺、葛城地蔵の13ヶ所の会場で、異次元的な世界へ誘う美しいライティングを見ることができます。また、通常は非公開のエリアに立ち入ることができるのも、このイベントの目玉ですよ。この機会をぜひお見逃しなく!

いずれの寺社も博多駅から徒歩30分以内で回ることができるので、手ごろなお散歩としても楽しめます。外国からの参加者も年々増えているこのイベント、ご家族や友人グループ、または恋人同士で是非ご参加ください。
博多ライトアップウォーク 博多千年煌夜
- 日時:2016年11月23日~27日 17:30~21:00(入場は20:45まで)※小雨決行
- 有料会場:櫛田神社、承天寺、東長寺(※今年は福岡大仏のライトアップはありません)、妙楽寺、円覚寺、妙典寺、本岳寺、正定寺、龍宮寺、善導寺、海元寺
- 無料会場:博多千年門、葛城地蔵尊
- 入場料:【前売券】1,000円 【当日券】1,300円 ※中学生以下は無料(要保護者同伴)
- 入場料についてのお知らせ:
※入場券は各有料会場に1回ずつ入場できる、11枚綴りの入場券です。
※入場券は期間中いつでも利用できます。
※承天寺に限り、当日の混雑状況によっては入場整理券を配布いたします。 - 主催:博多ライトアップウォーク実行委員会 事務局 080-2754-2631
- ウェブサイト:http://hakata-light.jp/(Japanese text only)
着物好きにはたまらない!伝統ある博多織の新作展示会「博多織求評会」
鎌倉時代までさかのぼる歴史を持つ、博多の代表的な工芸品「博多織」。そんな博多織発祥の地である承天寺で開催されるのが、今年で114回目を迎える「博多織求評会」です。
この求評会は50年以上の歴史を持ち、毎回、全国の織物集散地の方々や著名な文化人を中心に厳正な審査が行われます。選ばれた作品には内閣総理大臣賞・文部科学大臣賞等の賞が贈られ、審査が終わった後に一般公開されます。
繊細華美で、独特の張りがあるため締めやすい博多織は、770年の歴史と伝統を受け継ぐ伝統工芸品であり、慶長5年(1600年)黒田長政が筑前を領有するようになってからは、幕府への献上品として博多織を献上していたそう。
この承天寺は、博多織の始祖である満田弥三右衛門と聖一国師が中国宋に渡って修行をした後、博多に戻った聖一国師が開山した禅寺です。それ以来、博多織ゆかりの寺として今日に至っています。

会場の承天寺では、普段は拝観できない見事な枯山水の石庭も一般公開されます。気に入った博多帯に投票したり、紅葉や枯山水の庭で野点の茶会(¥500)を楽しんだりすることができますよ。また初日には、普段めったに見る事ができない艶姿の博多券番の芸妓(げいぎ)の踊りも見る事ができます。


着物がお好きな方、博多の歴史に興味がある方、是非足をお運び下さい。
The 114th Hakata weave fair
- 日時:11月11日(金)~13日(日) 10:00~17:00(11月13日:~15:00)
- 場所:承天寺(福岡市博多区博多駅前1-29-9)
- アクセス方法:博多駅から徒歩10分
- 料金:無料
- 主催:博多織工業組合 092-409-5162
- ウェブサイト:http://hakata-akihaku.com/event/2989
※この記事は「ぶらぶら福岡」からの寄稿です。
福岡に訪れた外国人の皆さんに福岡・博多の歴史文化を体験してもらう「博多まち歩き・ぶらぶら福岡」。外国人ガイドの手配や着物の着付けなどいろんなサービスを行っています。もちろん日本人の方も大歓迎です。
詳しい案内はこちら http://burabura-fukuoka.jp/
(日本語、英語、繁体字、簡体字サイトあり)