【CONTENTS】
- 両国名物のメンチカツと焼きドーナツ
- 歴史の中で庶民と共に歩んできた日本一の無縁寺『回向院』
- 和洋折衷の「両国あんぱん」
- 相撲の歴史を垣間見る『相撲博物館』
- “都会のオアシス”『旧安田庭園』
- “食と健康”を楽しむ複合施設『両国テラス』
- 両国に来たらやっぱりちゃんこ鍋!
- ビール好きの聖地!70種類のビールが飲める大人気ビアバー
両国名物のメンチカツと焼きドーナツ
JR両国駅の西口を出て徒歩2分の場所にあるのが “両国名物 焼ドーナツ&メンチカツ”を販売している『風の蔵』!

お店に入ると「焼きドーナツ10種類(各165円)」、「コロッケ(95円)」、「両国メンチカツ(185円)」、そしてオススメの「両国ロース肉メンチ(250円)」がショーケースに並んでいます。『風の蔵』オリジナルのロース肉メンチを購入してその場でいただきました。揚げたてではなかったもののそのお肉のジューシーさと素材の旨味に感激!何もつけずにサッパリといただけました。なんでも65%のロース肉と35%の玉ねぎのみで作っている自慢のメンチカツなのだとか。次は是非とも揚げたてを食べたいものです。油で揚げていない紅いも焼ドーナツはフワフワの食感で、品良く入った紅いもの餡が優しい甘さでした。やっぱり油で揚げたものよりヘルシーですね。
【風の蔵】
東京都墨田区両国2-18-3
<営業案内>
営業時間:10:00-17:00
国技館通り沿いにはお相撲さんの像があり、絶好の写真スポットになっています。
両国の情報を集めたい方は、『両国観光案内所』に立ち寄ると散策MAPと共に観光情報を得られますよ。

通りがかったのは1週間のホリデーで来日して着いたばかりというイギリス人女性2人組。なんと日本観光のリサーチを全くしていないらしく、その日の夜に合流する友人と共にゲストハウスで作戦会議を開いて旅程を決めるのだとか。以前からずっと日本に来たかったとの事でしたが、それでもノープランなのですね!目的の一つである相撲観戦はできないと知り残念がっていましたが、その後は2人から東京観光について質問攻めにあいました。
【両国観光案内所】
東京都墨田区両国2-19-1
<営業案内>
営業時間:10:00-18:00(4-9月)/10:00-17:00(10-3月)
※大相撲東京場所中は18:30まで営業
※12-13:00はスタッフ不在
営業日:月曜日12月29日-1月3日(大相撲東京場所開催中を除く)
HP:http://visit-sumida.jp/spot/6196/
歴史の中で庶民と共に歩んできた日本一の無縁寺『回向院』
国技館通りを突き当りまで歩くと1657年に建立した浄土院の寺院『回向院』があります。江戸の大半が焼け野原となった明暦の大火で失われた多くの命を始め、有縁・無縁、人・動物に関わらず、生ある全てのものへの仏の慈悲が得られるという由緒あるお寺です。

院内には歴代相撲年寄(親方)を慰霊する「力塚」や、万霊供養塚には「聖観世音菩薩立像」が安置されており、その像のあまりの神々しさに感動してしまいます。

更に奥へ進むと、江戸時代に名を馳せた大泥棒・鼠小僧「次郎吉」のお墓があります。大名屋敷から千両箱を盗み、盗み出した小判を町民の長屋にそっと置いて立ち去ったと語り継がれている鼠小僧ですが、その真実は正に闇の中なのだとか。しかし、長年捕まらなかったその運にあやかろうと、いまでは合格祈願の受験生が後を立たずにお参りに訪れているのだそうです。また、犬や猫、鳥にオットセイなどの動物達を祀る供養等も数多くあり、その荘厳な静けさの中でのんびりと過ごしている猫にも癒されます。

【回向院】
東京都墨田区両国2-8-10
HP:http://ekoin.or.jp/ (Japanese text only)
和洋折衷の「両国あんぱん」
厳かな気持ちになった後に向かったのは、両国あんぱんで有名な『SAING ETOILE(サンエトワール)両国店』。

こちらのお店で一番人気はお相撲さんの焼印が押されたパンにホイップクリームと粒餡が入った「両国あんぱん(165円)」。そして二番人気は江戸の“江”の字が特徴の漉し餡が入った「大江戸あんぱん(165円)」です。柔らかいパンの中には甘すぎないホイップクリームと餡子がたっぷり入っており満足感大!これでこのお値段は嬉しいですね。

【SAING ETOILE(サンエトワール)両国店】
東京都墨田区両国4-38-8
<営業案内>
営業時間:7:00-21:00(月-土曜)/7:00-20:00(日・祝日)
相撲の歴史を垣間見る『相撲博物館』
高架下を通り抜け、『両国国技館』に向かうと緑豊かな遊歩道に入ります。この遊歩道からは、両国を代表する観光スポット『江戸東京博物館』の斬新なデザインの建物と、亀に乗った徳川家康の像を見ることができます。
江戸東京の歴史と文化を実物資料や復元模型などで紹介している『江戸東京博物館』は、実際に見て触って体験できる博物館として観光客にも大人気の博物館です。

相撲が行なわれていない『両国国技館』は静かなものですが、その1階には『相撲博物館』があり、無料で中に入る事ができます。

館内はあまり広くありませんが、掛け軸や浮世絵、歴代力士の写真や身に付けていた足袋など、様々な興味深い展示が見られます。館内は写真撮影禁止なのでご注意ください。
私が博物館の外に出ると、丁度カナダから観光に来ていた男女2人組が入り口で写真を撮っていました。声を掛けてみると、相撲に興味があり両国に来たものの、試合が見られないと知りこの博物館に来たのだそうです。たまたま歩いていたお相撲さんを見て大喜びしながら写真をお願いする彼らがなんだか可愛らしかったです。

【相撲博物館】
東京都墨田区横綱1-3-28(国技館1F)
<営業案内>
営業時間:10:00-16:30(最終入館16:00)
営業日:土・日・祝日、年末年始(東京本場所中は毎日開館)
入場料:無料(東京本場所中は大相撲の観覧券が必要)
HP:www.sumo.or.jp/KokugikanSumoMuseum
『相撲博物館』の敷地内に、平成28年11月22日にオープンする『すみだ北斎美術館』を記念して、北斎の富嶽三十六景「凱風快晴」が花と緑で描かれていました。新しい墨田区の名所となるであろう美術館のオープンが待ち遠しいですね。

【すみだ北斎美術館】
東京都墨田区亀沢2-7
HP:hokusai-museum.jp/
“都会のオアシス”『旧安田庭園』
江戸時代の大名下屋敷を明治時代に安田善次郎によって改築されてできた『旧安田庭園』は、隅田川の水を引いて作られた回遊式の庭園です。

都会の中心部と思えない程の静けさの中、園内からはスカイツリーを見ることもできます。お手洗いや車椅子の方でも散策できる園路も整備されているので、都会の喧騒を忘れてゆっくりと日本庭園をお散歩してみてくださいね。
【旧安田庭園】
東京都墨田区横綱1-12-10
<営業案内>
営業時間:9:00-16:30
営業日:12月29日-1月1日
入場料:無料
“食と健康”を楽しむ複合施設『両国テラス』
『両国テラス』はスポーツ栄養学に基づくバランス健康食を提供している「鹿屋アスリート食堂」、旬の食材を使ったメニューや自家製スイーツを豊富に取り揃えた「両国テラスカフェ」、そして隅田川ランの情報の発信基地である「ランキューブ」など、様々な施設が憩いの場を提供しています。なんとテラスではBBQをする事もできるのだとか!
散策で歩きつかれた私は、庭園の一部にある素敵な「両国テラスカフェ」に立ち寄りました。

こちらでは店長さんオススメの自家製スイーツ「エンゼルフードバニラキャラメル(560円)」をオーダー。キメ細やかなフワフワノシフォンケーキに、甘いキャラメルソースが程よくかかり、スライスされたアーモンドの食感と共に美味しくいただけます。秋と冬にはテラスに炬燵を設置し、みんなで和気藹々とお食事ができるスペースになるそうです!緑に囲まれながら温かい炬燵に入り、お洒落なカフェメニューやボリュームのあるステーキを楽しめるこちらのお店は要チェックです。
【両国テラスカフェ】
東京都墨田区横綱1-12-21
<営業案内>
営業時間:7:00-11:00L.O.(土日祝のみ)/11:30-14:30L.O.(Lunch)/17:30-23:00 (22:00L.O./Dinner)
HP: www.ryogokuterrace.jp/
両国に来たらやっぱりちゃんこ鍋!
相撲部屋で力士が作る手料理として有名な「ちゃんこ鍋」は、両国に来たら是非とも食べていただきたい一品です!
そのちゃんこ鍋を食べる為に足を運んだのはJR両国駅からすぐの場所にある『ちゃんこ霧島』。地下1階を含む8階建てビルの全てが店舗というこちらのお店は、8階の個室からスカイツリーと共に両国の夜景を楽しむことができます。
オーダーしたのは「ちゃんこ霧島コース(4,320円)」。まずはお刺身の厚切りに驚きです!スパイスの効いた甘辛い味付けの手羽先にかぶりついている間に、大降りの魚介たっぷりのちゃんこ鍋がぐつぐつと煮えて良い香りが漂ってきました。

ボリューム満点のちゃんこ鍋の美味しさを最後まで楽しみ、やっぱり締めは旨味のたっぷり詰まったスープで作った雑炊です。スープの最後の一滴まで美味しくいただけますよ。
【ちゃんこ霧島】
東京都墨田区両国2-13-7
<営業案内>
営業時間:月-土11:30-23:00(L.O22:30)/日・祝11:30-22:30(L.O.22:00)
HP:www.j-kirishima.com/c/index.html#&slider1=4
両国のちゃんこ鍋おすすめTOP3
jp.tadaimajp.com/2016/05/chanko-nabe/
ビール好きの聖地!70種類のビールが飲める大人気ビアバー
両国で忘れてならないのがこちらのビアバーレストラン。手作りにこだわった豊富なメニューと共に、日本の地ビールから世界の様々なエールまで70種類のクラフトビールが楽しめます。お得な500円ランチから、サラリーマンに嬉しいハッピーアワーのオーサマセット等の嬉しい仕組みがあり、店内はいつもほぼ満席で賑わっています。
バーには珍しい店内完全禁煙なので、タバコを吸いたい方はテラス席を利用します。
ビールが苦手な私でも飲めるフルーツビールや、ビール味のアイスクリームといったスイーツも充実しているので、両国の夜を飾るにはオススメのお店です。
【麦酒倶楽部ポパイ】
東京都墨田区両国2-18-7はいつ両国駅前102号
<営業案内>
営業時間:月-土11:30-売り切れ次第終了(Lunch)/17:00-23:30(L.O23:00)
定休日:日・祝日
HP: www.lares.dti.ne.jp/~ppy/
相撲のイメージが強い両国ですが、見所を調べていくうちに知らなかった江戸時代から続く歴史の名所が多く点在し、個性的なコンセプトを持ったお店をたくさん見つけることができました。数ある相撲部屋の稽古見学や水上バスの乗り場があること、半日ではとても回りきれなかった美術館や博物館もあり、両国の新たな魅力を発見できました。1日ゆっくりと時間を取り、お気に入りの名所を巡りながら両国の名物を食べ歩いてみませんか?
相撲の起源からチケットの入手方法まで、すべてを紹介
jp.tadaimajp.com/2016/05/sumo/
Map
東京都墨田区両国