寿司以外のまだ知らない日本食が食べたい!!
日本と言えば寿司!今や世界でも大人気な寿司ですが、「もちろん本場の寿司は食べたい。でも寿司はドイツでもどこでも食べられるから、日本でしか食べられないまだ食べたことがない日本食が食べたい!」と言うのが彼らの要望でした。
そこで彼らを連れてまず向かったのが有名な牛丼屋さん。日本人からするとファーストフード的な存在で特別な日に食べに行くという印象はありませんが、彼らは大満足!!

愛想の良い店員さんのてきぱきとした接客やメニューの多さ、ごはんの量が選べるサービス、価格の安さ、更に隣で食べていた一般客の食べ終わるスピードの速さにまで、すべてに「凄い!!」の一言。
私たちが普段あまり意識していない飲食店の細部のこだわりや接客の素晴らしさを彼らのお陰で改めて感じることができました。
ドイツ(ベルリン)でよくファーストフード感覚で食べられているのが“カリーヴルスト”(ソーセージにカレーパウダーをかけたもの)やドネルケバブ(焼きながら回る肉の塊を少しずつ削って、沢山の野菜と一緒にパンやラップに包んだもの)です。

ベルリンにもたくさんのファーストフードがありますが、日本の安くて美味しいファーストフードに友達も大満足の様子でした。
たこ焼き作り体験に夢中!
ベルリンで開催された日本のお祭りでコロコロ回して作るたこ焼きを見て、「私もやってみたい!」と話していた友達の為に、我が家でたこ焼き作り体験をすることにしました。

具材は蛸やウインナー、チーズなど私のおススメの物と、彼らが大好きな紅ショウガをたくさん入れて作りました!
初めてのたこ焼き作りに最初はなかなかうまく丸い形にはなりませんでしたが、慣れてくるうちにすごく上手になって本人たちも大満足です。
「こんなに楽しく作って食べられる料理があるなんて!」と感激した様子でした。
たこ焼き作りが本当に楽しかったようで、たこ焼き器を日本で購入して帰りたいとまで話していました。
飲食店に行って美味しい日本食を食べるのももちろん楽しみですが、自分たちで作って食べる経験は更に彼らの特別な思い出になったようです。
あなたの国のお茶は甘い?苦い?

日本人の身近な飲み物“お茶”。
友達がこれを飲んで一言目の感想が「甘くない…」でした。
日本のお茶、麦茶・玄米茶・ほうじ茶などは無糖というのが日本の常識ですが、ドイツで日本のお茶を購入すると加糖が普通です。
日本人の私にとってはドイツの甘い日本茶が苦手でしたが、彼らにとっては日本の苦い日本茶が苦手ということでした。
それぞれの育った環境で食の好みも変わることが改めて感じられた出来事でした。
コンビニ大好き!!

「日本のコンビニはとっても便利で、食品も美味しくて、24時間開いていて…」と日本のコンビニに魅了された様子の友達。
朝ご飯を買う為に毎日コンビニに通って様々なおにぎりを試していました。
私もドイツに住んでいた時、日本のコンビニの便利さやレベルの高さを実感しました。
ベルリンには夜遅くまで開いている酒屋さんや、パン屋さんはありますが、日本のコンビニのように様々な日用品(文房具・簡易的な衣類・化粧品など)は置いていません。
24時間開いていて食品も日用品も買える日本のコンビニは忙しい日本人にとっては本当に助かる存在ですよね。
更に友達が驚いていたのはスーパーに並ぶお惣菜の数。
ベルリンにあるスーパーには、日本のように買ってすぐ食べられるお惣菜はほとんど売っていません。
友達も「品揃えも味もパーフェクト!しかも料金もコンビニより安いのが魅力だね。日本旅行でずっと外食しているとお金がかかるけど、スーパーのお惣菜があれば平気だね。」と話していました。
忙しい日本人のスタイルに合わせて存在する日本の便利なコンビニやスーパーは、外国人観光客からするととても魅力的で、毎日通いたくなる人気のスポットのようです。

またね。日本!
日本でたくさんの経験をして、自分たちの国との違いをたくさん発見したベルギー人の友達は「私たちの文化と違うところがたくさんあって、最初は戸惑うこともあったけどその度に優しい人たちに助けてもらった。たくさんの驚きがある日本は本当に素敵な国で、何度来ても飽きないと思う。また絶対に来たい!!」と大満足な様子で帰国しました。
彼らの視点から見る日本を通して、“私の知らない日本”に気付けた数日間。
何気なく毎日を過ごしている生活の中で、日本の優しさや便利さや美しさに気付けたことは私自身にとっても貴重な体験でした。
「日本には何度来ても飽きない魅力がある。」という友達の言葉を聞いた時に、日本人である私自身ももっと日本の事を知りたいと思いました。