【CONTENTS】
結ばれたたくさんの折り畳まれた紙、これは何?
おみくじの起源は神意をうかがう、くじ引き
一番いい運勢は大吉!
おみくじをひいた後はどうするの?持って帰る?それとも、境内に結ぶ?
おみくじを引いてみよう!
結ばれたたくさんの折り畳まれた紙、これは何?
日本のお寺や神社にいった際、折り畳まれた細長い紙がたくさん木や一つの場所にかたまって結ばれているのを見たことはありますか?
この紙は、おみくじといって日本では自分の運勢や知りたいことの答えを神様からいただく、メッセンジャーのような役割を果たします。
社務所やお守りの販売場所に、番号のかいた竹の棒が入った木の筒があり、よく筒をふってから1本ひきだします。その番号を、係の人に告げると、番号をかいたおみくじをだしてきてくれます。たいていの神社仏閣では100円でおみくじが引けます。

おみくじの起源は神意をうかがう、くじ引き
おみくじの起源は平安時代(794~1185)の末期にまでさかのぼります。物事の善し悪しや順序の決定など神様にその意志をうかがう方法としてくじを引いたのが始まりとされます。
いろいろな方法が用いられましたが、一般的には短冊状にきった紙・竹・木片に人名や事柄をあらかじめ書いておき、神様に祈ってから、1本引き出すというやり方でした。
時代をへて、鎌倉時代(1185~1333)の初期頃から参拝者が個人の吉凶を占う現在の形式のおみくじが始まったそうですが、それでもなお、自分でくじを用意するのが一般的でした。
一番いい運勢は大吉!
おみくじの種類は、大きく運勢の良い順から分けると、大吉・中吉・小吉・吉・末吉・凶・大凶になります。それぞれの神社仏閣により、おみくじの運勢の分け方はことなります。もっと細かく運勢を区切り、大吉・中吉・小吉・吉・半吉・末吉・末小吉・凶・小凶・半凶・大凶という分け方をしているところもあるようです。
おみくじには、番号と運勢と、願い事の行方や恋愛・転居など個別にアドバイスが書かれています。こちらも、それぞれの神社仏閣により、詳しい内容が異なります。

おみくじをひいた後はどうするの?持って帰る?それとも、境内に結ぶ?
引いたおみくじは、持って帰るか境内の結び所に結ぶか悩みますね。
おみくじは、運勢の善し悪しに限らず、持って帰っても結んでもOKです。
いいおみくじを引いて、その書かれていることが叶って欲しい時に結ぶと神様との縁を結ぶことができ、願いが叶うとされています。
また悪い運勢のおみくじを結ぶと、悪い運勢を神社仏閣に留め、神様に凶を吉に転じてもらうとされています。
その際、利き手ではない手で結ぶことで、困難を乗り越え、運勢を変えることが出来るといいます。
また、おみくじは持ち帰り、自分自身への戒めの言葉として読み返すこともできます。おみくじは神様からのご神託なので大切に扱いましょう。
おみくじを引いてみよう!
いまでは、おみくじにも、いろんなタイプのものがあります。初めに紹介した筒状のものから、自動販売機のように100円をいれると、おみくじが一つ選ばれてでてくるもの、からくり仕掛けでおみくじを引くものなど、その形式は様々です。


神社仏閣により内容は異なりますが、数百円はらうと動物や縁起物をかたどったかわいいおみくじを引くことができるところもあります。これらのおみくじは、置物としても大切につかえるのでいいですね。


日本の神社仏閣に訪れた際は、ぜひおみくじをチェックしてみてください!