【もくじ】
日本の梅雨
花言葉は”移り気”
紫陽花の心がわり!?どうして花の色が変化するの?
日本固有の紫陽花はガクアジサイ
40種類以上約2500株の紫陽花の咲く紫陽花の小径を散策しよう!
日本の梅雨
日本には四季があり、春の終わりから夏の初めの5月から7月にかけて、日本の雨季といえる梅雨があります。雨を浴びた植物の葉や花は潤い、よりいっそうその色を清々しく、のびのびと成長させます。梅雨に入ったばかりは連日、長時間雨がしとしととふり続ける日が多くなります。中頃は、雨続きの天気からいきなり真夏日がくる、梅雨の中休みがあり、後半では台風のシーズンと重なることもあり、雨量が増し、豪雨になります。
そもそもどうして「梅雨」って書くんでしょうか? 「男梅雨」「女梅雨」という言葉もあるようです。そんなことを書いた、こちらの記事もご覧ください。

花言葉は”移り気”
春の花と言えば桜というように、梅雨の花を代表する日本固有の花は紫陽花です。その花言葉は”移り気”。開花時期は、5月〜7月、6月上旬から7月上旬が最盛期で、梅雨のシーズンが見どころの花です。
花言葉の”移り気”から連想するように、紫陽花の花はその花の色を変化させます。同じ品種でも咲いている場所によって花の色が変わったり、同じ株から咲く花でも花の色が異なることもあります。なぜ、紫陽花の色はそのように変化するのでしょうか?


紫陽花の心がわり!?どうして花の色が変化するの?
紫陽花の色は、主に青系と赤(ピンク)系に分かれます。土壌が、酸性なら青色、アルカリ性なら赤色になると言われています。日本の紫陽花は青系が多いといわれ、これは土壌が酸性であることに関係しています。
紫陽花はアントシアニンという色素をもち、土中から吸収するアルミニウムの量が多いか少ないかによって、花の色が変化します。そして同じ株で色が違うのは、根をはっている場所により、アルミニウムを吸収しやすい場所と、しにくい場所の根があるからなんだそうです。
そしてもう一つ、色が変化する理由として、老化です。紫陽花は、日が経つにつれ、色が変化していきます。咲き始めは、花に緑色の葉緑素があるため緑色をしていますが、葉緑素が分解され、代わりにアントシアニンがつくられることで、その色が変化していくんです。


日本固有の紫陽花はガクアジサイ
紫陽花は大きくわけるとガクアジサイとホンアジサイの2種類に分けられます。日本固有の紫陽花は、ガクアジサイです。中心に小さな花が咲き、それを飾る額縁のように、まわりに大きな装飾花を咲かせます。円形のまあるい形のホンアジサイは、西洋紫陽花とも言われ、日本の紫陽花が西洋にわたり品種改良され逆輸入されたものです。最近では、こちらの紫陽花のほうが、日本ではよくみかけるようになりました。

40種類以上約2500株の紫陽花の咲く紫陽花の小径を散策しよう!
神奈川県鎌倉市にある長谷寺は別名、あじさい寺ともいわれ40種2500株以上の紫陽花が植えられています。長谷寺の紫陽花の開花時期は6月上旬から7月上旬ごろまでで、一番の見頃を迎えるのは6月中旬から下旬です。たくさんの品種があるので、色にバリエーションがあり寺院の竹林の風景と共に、情緒を楽しめます。
ぜひ、この機会にジャパンブルーの美しい紫陽花を見に訪れてみてください。
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