東京下町のソウルフード
「もんじゃ焼き」食べたことありますか?日本人でも食べたことがない方が多いですよね。焼き上がりの見た目はちょっと変わっていますが、いろいろな味をみんなでワイワイ楽しめる美味しい日本食です。今回は「もんじゃ焼きの町」として知られる東京の下町は月島にお出かけしたので、その魅力をお届けしますね。

もんじゃ焼きの基本形は水で溶いた小麦粉に刻んだキャベツが入っています。それを鉄板で薄く焼いておこげをいただきます。もともとは駄菓子屋さんで子供のおやつとして食べられていました。けれど最近では食事として進化を遂げています。
見てください!使われているこの豪華な具材。美味しくないわけがありません。

具材によっていろんな味を楽しめます
投入する具材によって味と食感が変わるので、いくつ食べてもあきません。和風の味が楽しみたいなら「もち明太」、ちょっとエスニックな味を求めるなら「カレーベビスター」。それからイタリアンなら「トマトチーズ」なんてもんじゃ焼きまであるんですよ。

50店以上もある月島のもんじゃ焼きのお店ですが、それぞれに個性のある具材のもんじゃ焼きを出しているので、自分の好みの具材を入れているもんじゃ焼き屋さんを探してみるのもおすすめです。えびが大好きなわたしは「甘えび」のもんじゃ焼きを出す裏路地の「来る実」さんにお邪魔しました。

焼き方、お見せします
こちらが名物「甘えびもんじゃ」です!他にはないということで採用された甘えび
さてさて、どうやって焼くのか見てみましょう!
まずはキャベツとえびを鉄板に拡げます(小麦粉液は残しておいてくださいね)
具材をコテで刻みながら炒めます
一番大切な工程、炒めた具材で「土手」をつくります
「土手」のつくりが甘いと後で小麦粉液を投入したときに決壊しますよ
小麦粉液を半分くらい流しいれます、ぐつぐつさせます
土手の周りに膜ができたら、残りの半分をいれます
この後、秘密の工程でさらに甘えびのうまみを注入・・・
平らに延ばして完成!
小さいコテでジュっとしながら食べます、やけどしないでくださいね
ほんのり甘い上品な味がしました、もちろんえびの食感もします。
自分で焼くのはちょっと難しい気がするかもしれません。でも、大丈夫!お店の人に頼めば焼いてくれます(ちなみに甘えびもんじゃはお店の人にしか焼けません)。1枚目は焼き方をしっかり観察して、2枚目は自分で焼いてみるのも楽しいですよ。
ビール片手に、鉄板の上で分け合いながら食べる「もんじゃ焼き」。お互いの距離も縮まって、会話も弾むこと請け合いです。