まるでローマーの水道橋!レンガ造りの水路閣、いったい誰が設計したの?
水路閣を設計•デザインした田辺朔郎は当時、若干22歳の青年だったというから驚きです。さらに、当時彼には水道橋の実体験もなければ土木工事の経験もなかったというのだから、その挑戦意欲や創造力には目をみはるものがあります。
日本で禅寺として最も格式の高い、南禅寺の境内に、近代建築をたてる事になるのですから、ものすごいプレッシャーを感じたと思います。しかし、それをやり遂げたのはなんといっても彼の情熱と、彼に信頼してまかせてその全責任をとろうとした責任者と当時の気風があったからでしょう。


いろいろな角度から眺めてみよう!
田辺朔郎の建築ポリシーには「建築物はすべからく、美しくなくてはならない」というものがあったそうです。水路閣の周辺を歩いていろいろな角度からみても、それはどれも美しく、南禅寺側にある木々の合間から見える南禅寺の景観とあわせて、絶妙なコンビネーションを醸し出しています!
水路閣のアーチ型橋脚が連続してできる独特の景色は、その奥にすいこまれそうな不思議な錯覚をおこさせます。水路閣の上にも、石段をのぼるとあがることができます。そこには、遠くとなりの滋賀県の琵琶湖から疏水として流れてきた水が流れています。
南禅寺観光のついでにぜひ、立ち寄ろう!
南禅寺の水路閣は、南禅寺を訪れたらぜひ立ち寄りたい場所です。ここがお寺の敷地内とは思えないようなモダンでレトロな雰囲気の景観を楽しむことができます。また、記念撮影の場所としても、おすすめです。
南禅寺の魅力はこちらにたっぷり紹介しています!
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〒606-8435京都府京都市左京区南禅寺福地町