最大の見所は、3日の夜の団子坂引き上げ
秩父夜祭は、秩父の総社である秩父神社の秋の例大祭です。毎年12月2日、3日におこなわれます。京都の祇園祭、飛騨の高山祭とともに「日本三大曳山祭り」に数えられ、笠鉾や屋台と呼ばれる豪華絢爛な山車が有名なお祭りです。
祭りのあいだ、2台の笠鉾と4台の屋台が街中を曳きまわされます。最大20トンにもなる屋台と笠鉾を、スターマイン花火をバックに、お旅所への急な団子坂(だんござか)を引き上げる3日の夜が最大の見所です。
※2013年の『秩父夜祭』の様子をTadaima Japanが動画で取材しました。上の動画をご覧ください。
一夜限りの神様の恋をみんなで盛り上げる!
地元の神話によると、秩父夜祭は、相思相愛の神様が逢引きをするためのお祭りだと言われています。武甲山に棲む神(男神さま)と秩父神社にまつられる妙見菩薩(女神さま)が相思相愛の仲で、年に一度この日に逢引きをします。その待ち合わせ場所でもある、武甲山への御旅所「お花畑」へ妙見菩薩の御霊が宵の間に巡行するのが、このお祭りの背景にある物語なんだそうです。
秩父に昔から伝わる恋バナ神話を感じてみてください
秩父夜祭は、勇壮さと美しさ、煌びやかさを一気に楽しめるお祭りです。提灯の明かりで浮かび上がる笠鉾や屋台の美しさ、勇壮な団子坂の引き上げ、スターマイン花火の迫力。そして、秩父に昔から伝わる神様の恋バナ! 冬の夜、吐く息も白い中、恋人や仲の良い友達と、ほっこりしてみてください。ただし、秩父の夜は大変冷え込むので、寒さ対策は万全にしてお出かけくださいね!
■秩父夜祭
毎年12月2日、3日
Map
埼玉県秩父市番場町1−3