- 日本が最も美しい季節。秋の紅葉をご紹介します。
- A:嵐山随一の紅葉の名所『宝厳院』は、夜もおススメです
- B:嵐山全体が庭の風景の一部と化した『天龍寺』
- C:紅葉のトンネル「紅葉の馬場」はあまりに有名『二尊院』
- D:苔の上に散った紅葉の紅が美しい『祇王寺』
- E:知る人ぞ知る、紅葉の時期にしか入ることができない『厭離庵』
日本が最も美しい季節。秋の紅葉をご紹介します。
前回の「東山編」に引き続き、京都の紅葉を昨年撮影した映像とともにご紹介しましょう。
今回は、「嵐山編」です。
ここでご紹介する5つの場所は、それぞれに特徴のある紅葉の名所ですが、なんと1日で見て回ることができるんですよ。どうぞご堪能ください。
A:嵐山随一の紅葉の名所『宝厳院』は、夜もおススメです
宝厳院は、紅葉がとても美しい庭園で有名です。12月6日までの間は、寺院庭園が、特別公開されます。嵐山を借景とした「獅子吼(ししく)の庭」などが鑑賞できます。
普段は見られない庭園なので、この時期は観光客でいっぱい!11月13日から始まる夜のライトアップもかなり幻想的で、見ごたえがあります。夜は比較的すいているようですよ。
■見ごろ 11月中旬~12月上旬
■アクセス JR嵯峨嵐山駅徒歩10分
■料金 拝観大人500円、小・中学生300円。ライトアップは大人600円、小・中学生300円
■WEBサイト(日本語のみ)
http://www.hogonin.jp/
B:嵐山全体が庭の風景の一部と化した『天龍寺』
天龍寺は、古都京都の文化財として世界遺産にも登録されているお寺で、1339年に創建されました。ここでは、嵐山を借景とした雄大な曹源池庭園が見どころです。借景とは、庭園外にある山などの景色をまるで庭の一部のように取り入れることを言います。遠くに見える嵐山までも庭の一部としてしまうなんて、スケールの大きなお庭ですよね。特に早朝の景色が美しいと人気があるそうです。
■見ごろ 11月中旬~12月上旬
■アクセス 嵐電嵐山駅徒歩すぐ
■料金 参拝料大人500円・小中学生300円※諸堂参拝の場合は100円追加
■WEBサイト
http://www.tenryuji.com/
C:紅葉のトンネル「紅葉の馬場」はあまりに有名『二尊院』
二尊院の紅葉と言えば、「紅葉の馬場」。およそ200メートルの参道の左右に並ぶ紅葉はまるでトンネルのよう。本堂にゆっくり座って眺める紅葉もまた格別。敷地内には、抹茶や和菓子をいただける茶室もありますので、のんびりした気持ちで楽しめるかもしれないですね。
■見ごろ 10月下旬~12月上旬
■アクセス JR 嵯峨嵐山下車 徒歩約15分
■料金 500円
D:苔の上に散った紅葉の紅が美しい『祇王寺』
このお寺は、竹林の中にひっそりとたたずむ静かなお寺です。平清盛という武将の寵愛を失ってしまった祇王という女性が、悲しさのあまり出家して移り住んだお寺と言われています。このお寺は苔庭が有名です。一面に敷き詰められた青い苔と竹林が見せる景色は、この世のものではないような美しさ。
最もお勧めしたいのは、12月初旬。真っ赤なもみじが緑の苔の上にはらはらと落ちる「散り紅葉」。少し悲哀に満ちたこの景色は、祇王の悲恋の物語を感じさせます。
■見ごろ 11月下旬~12月上旬
■アクセス JR京都駅から市バス28系統で「嵯峨釈迦堂前」下車、徒歩15分
■料金 拝観300円
■WEBサイト(日本語のみ)
http://www.giouji.or.jp/
E:知る人ぞ知る、紅葉の時期にしか入ることができない『厭離庵』
紅葉の時期にしか一般公開しないという、隠れ家的な紅葉スポット、「厭離庵」。
入口は少しわかりづらいですが、ぜひ探して行ってみてください。ここは紅葉の赤の色が大変深いことで有名です。赤い紅葉を写真に残すならばぜひ訪れたい場所です。特に地面に散って落ちた景色は、まるで深紅のじゅうたんを敷きつめたかのようで、大変見ごたえがあります
■見ごろ 11月1日~12月初旬のみ
■アクセス JR京都駅から市バス28系統で「嵐山天竜寺前」下車、徒歩3分
■料金 拝観500円
いかがですか?
このほかにも、嵐山周辺には紅葉の名所が数多く点在します。
まさに今見ごろを迎え、大変込み合っていますが、ぜひぜひ見に行っていただきたい、その価値のある名所ばかりです。