ドイツ人が厳選する、ドイツ人のための東京・日本食ガイド!
毎年世界中からたくさんの観光客がやってくる大都市、東京。そこは世界中の他の大都市と比べてもレストランやカフェの数が圧倒的に多い事でも知られています。2011年のル・モンド調べでは東京のレストラン数はパリの10倍である16万軒に達しているとか。統計によると日本に来る外国人観光客が最も楽しみにしているのは、「日本食」だそうで、東京はそんな観光客の願いをかなえるレストランがたくさん!ドイツ人ライター Axel Schwab(アクセル・シュワープ)さんは日本に5年間住んでいた経験から大の日本好き。彼はベルリンの日本食レストランを紹介した『Japan in Berlin』の著者でもあり、本国ドイツに帰ってからも日本への愛が覚めやらないのだとか。そんな彼が書いたレストランガイドブック『Genießen in Tokio – 100 Restaurants und Cafés』が先月発売されました。書籍はドイツ語で書かれているため、主にドイツ人の読者をターゲットにした仕様。ポップな装丁が愛らしく、軽めのガイドブックなので持ち運びも便利です。中を覗いてみると、日本人に向けたガイドブックとは違うドイツ人ならではの視点で東京のレストランが紹介されていました。



エリア別に東京のおすすめレストランを紹介!「カテゴリ」も面白い
このガイドブックの良いところは観光客が行きやすい、東京駅、原宿、秋葉原などの中心部にエリアを絞ってお店を紹介している点です。紹介されているお店は基本的に駅の近くで、それぞれの店舗はマップ上に番号付きで紹介されているため、東京初心者でも迷いにくい配慮が施されています。さらに、面白いのは彼が作った飲食店の「カテゴリ―」。かわいいアイコンにはそれぞれ、寿司、麺類、定食、居酒屋、オーガニック、日本茶など12種類のカテゴリ―が振り分けられています。この12種類のカテゴリ―を見ていると、日本にやってくるドイツ人が求めている日本食のイメージが湧きます。オーガニックというカテゴリ―があるのもBIO*が発展しているドイツならではだと感じました。また、ハーブティーがよく飲まれているドイツでは日本茶の認知度も高く、日本にやって来るドイツ人観光客にとって本場の日本茶は試してみたいものの一つなのでしょう。
*BIO=ドイツの有機農法システム

ドイツから日本文化を発信するアクセルさんの今後をチェック!
アクセルさんはベルリンの日本文化や関連情報を発信するウェブサイト『Japan in Berlin』と、彼の住むミュンヘンの日本文化関連情報サイト、『Japan in Munchen』にて日々、ドイツの日本文化を紹介しています。ベルリンから日本文化を発信するシリーズ、”Finding Japan in Germany!”を連載していたこともあって、同じようにドイツから日本文化発信をしているアクセルさんにお会いしてみたかったのです。私がベルリンでおいしい日本食を探すときに重宝しているガイドブック”Japan in Berlin”にちゃっかりサインしてもらいました!こちらも書籍がAmazonで発売中ですので是非チェックしてみてください。また、ドイツ語読者の方は私がTadaimaJapanで過去に掲載した抹茶カフェの記事が、”Japan in Berlin”のサイト上でドイツ語翻訳されて公開されているのでこちらも是非どうぞ!
▶︎Gastbeitrag: Ein Interview mit Erik, Besitzer des japanischen Tee-Salons Macha Macha in Berlin.
日本食、文化のエキスパート。東京に5年間在住した自らの経験を元に、東京トラベラーガイド『Labyrinth Tokyo』を出版。現在はミュンヘンに在住し、日々新しい日本食を探索中。その他の著作にドイツの日本食レストランを紹介した『Japan in Munich』、『Japan in Berlin』がある。取材は全て一人で行い、掲載するレストランは全て実食する主義。毎年カメラとペンを持って取材のため来日し続けている。
▶︎ガイドブック『Genießen in Tokio – 100 Restaurants und Cafés
』の詳細情報はこちら
▶︎[Amazon.jpでの取り扱い:価格¥1,622
▶︎ Amazon.deでの取り扱い:価格€11.99