今が旬!大好きです、茄子!
日本では、少しずつ秋の気配を感じるようになりました。暑さで衰えがちだった食欲も、涼しくなるにつれ、もりもりと復活してきます。それに、秋は実りの季節。たくさんの食材が収穫され、食卓に彩りをもたらす「食欲の季節」なんですよ。
中でも私がお勧めしたいのは「秋茄子」です。秋茄子とは、8月の終わりから9月にかけて収穫される茄子のことで、皮が薄く、身が引き締まっていて、何とも美味!
茄子は体を冷やす効果もあると言われ、火照った夏の体には最適な野菜なんです。
「秋茄子は嫁に食わすな」ということわざの意味
秋茄子といえば、日本人なら誰でも思い浮かぶことわざとして、「秋茄子は嫁に食わすな」というものがあります。なんで、秋茄子をお嫁さんに食べさせちゃいけないの!?と思いますよね?
これには諸説あるのですが、代表的なものとしては、「秋茄子はものすごーく美味しいから、お嫁さんには食べさせてあげない!」という説があります。ちょっと笑ってしまうような意味ですが、それほど美味しい、ということですよね。
他には、茄子には体を冷やす効果があるため、子供を産む大事な体を冷やしてはいけないから、とか、秋茄子には種がないので、子供ができなくなっては困るから、などの説があります。
私としては、ちょっと意地悪な意味の方ではなく、お嫁さんの体を気遣った意味の方を、採用したいと思います!

こんなにたくさんある、茄子料理
では、その秋茄子はどうやっていただくのがよいでしょうか?
素材の味そのままを楽しむならば、素焼きがいいでしょう。お醤油とショウガをちょっと添えていただきましょう。身がやわらかくふわっとした触感が何とも言えません。

油で揚げた茄子を、ショウガがたっぷり入ったお出汁で煮て作る、日本食の定番料理「茄子の煮びたし」は、白いご飯にぴったりのおかず。

焼いた茄子に、ちょっと濃いめのお味噌を塗った「茄子味噌田楽」や、

茄子のお漬物なんかも、いいですね~。
このお漬物は、きゅっきゅという歯ごたえがたまりません。

もちろん、お味噌汁にたっぷり入れても美味しいですし、

パスタに合わせても、おしゃれで美味しいですよね。
これらのお料理は、日本の居酒屋さんや定食屋さんなどにも置いてありますし、スーパーのお総菜コーナーで売っていたりしますよ。
私も今夜のおかずは、秋茄子の煮びたしにしようかな。