思っていたよりも大きい!大鳥居の下まで歩いてみよう
厳島神社は、海に浮かぶ神社、鳥居が大変印象的ですが、私がぜひお勧めしたいのは、干潮時を狙って大鳥居の真下まで行くこと、です。この日は、雲一つない青空。それに初夏の新緑を背景に、真っ赤な鳥居が美しく際立ち、私は遠くから見ただけで感嘆の声を上げてしまいました。
早く近くまで行きたくて、わくわくしながら海岸に降りましたが、歩いても歩いても、なかなかたどり着かない!海に浮かんでいるときに見ていた時よりも、遠く、大きく感じます。
海の中、自分の重みだけで立っている大鳥居
やっとたどり着きました!人と比べてもわかるように、本当に大きな大きな鳥居です。
高さは約16メートル、横幅は約24メートル、重さは約60トンと言われています。実はこの鳥居、地中に埋められているわけではなく、なんと自分の重さだけで立っているんです。基礎の上に置かれている、ただそれだけだそうです。台風や大波の影響で、倒れてしまったりしないんでしょうか・・・ちょっと不安。
しかし、心配はご無用。鳥居の上部(島木)にはたくさんの石が埋め込まれており、これが鳥居全体の重量を増しているそうです。重たくすることで、風や波に耐えられるように設計されているんですね。
先人の知恵と技術に驚かされるとともに、厳しい自然の中にあっても、何かに縛り付けられることなく、自分の力だけで立っているこの鳥居からは、不思議な力や神秘的なものを感じます。
この大鳥居を見るなら、干潮時間を事前にチェック!
現在の大鳥居は8代目で、1875年に建立されました。もう140年もこの場所に立っているんですね。また、国の重要文化財にも指定されており、その中でも木造の鳥居としては,高さ・大きさ共に日本一を誇っています。
鳥居に見とれているうちに、少しずつ潮位が上がってきました。この景色を楽しめる時間は短いですので、宮島に訪れる前に干潮時間をチェックすることをお勧めしますよ!
潮の干・満は、こちらから確認できます(日本語のみ)
年間潮汐・潮見表

Map
広島県廿日市市宮島町1-1