- 電車を降りた瞬間から始まる、伏見稲荷大社の旅
- ひとまず、心鎮めてお参りを。
- 日本の静けさとはこのことかもしれない。体感した人にしかわからない、この感じ。
- 人によって、重さが変わる?「おもかる石」
- 伏見稲荷大社でしか見られない「きつね」??
- Map
電車を降りた瞬間から始まる、伏見稲荷大社の旅
外国人にもっとも愛される伏見稲荷大社の魅力を、元巫女である私がご案内します。
(世界最大の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」(米国)2015年)
京都駅からJR奈良線に乗っておよそ5分。
JR稲荷駅で下車、目の前にドド~ンと、朱色の鳥居が現れます。
私はこの鳥居を見ると、いつも気が引き締まります。
朱色は、魔力に対抗する色とか神様のお力を高める役割があるとか言われていて
よく日本の神社で使われています。
原料となっているのは水銀=丹です。
これは昔から木材の防腐剤として使われてきました。
ひとまず、心鎮めてお参りを。
本殿に参拝するときに、見てほしいところがココ!
☆参拝場所の上に奉納された稲
なぜ稲があるのかというと、稲はお米の元となります。
日本人の主食は、お米。
五穀豊穣の神様を祀った伏見稲荷大社では、稲を奉納します。
とても不思議な光景に見えるかもしれませんが、日本ならではです。
日本の静けさとはこのことかもしれない。体感した人にしかわからない、この感じ。
境内には鳥居がなんと、約1万基あるといわれています。
これは、日本で一番多い鳥居の数です。
鳥居をくぐっていると、静かな涼しい風が吹いてきます。
そして不思議とひんやりとしてくるのです。
神聖な場所だと実感します。
さて、だれがこんなに鳥居を立てたのでしょう。
それはお帰りの際に気づくはずです。
鳥居の裏側には、奉納した人や企業の名前、日付が彫られています。
願い事が「通る」「通った」御礼の意味から、
鳥居を奉納する習慣が江戸時代以降から続いており、今では約1万基となっているそうです。
人によって、重さが変わる?「おもかる石」
千本鳥居を抜けた先には、「おもかる石」があります。
願いを込めて石灯篭の頭の石を持ち上げます。
この重さが、自分が予想していたよりも軽ければ願い事が叶い、
重ければ叶い難いということです。
ぜひ、皆さんも願いを込めて持ち上げてみてください。
私も何度か挑戦していますが、やっぱり持ち上げられない重さです。
伏見稲荷大社でしか見られない「きつね」??
ただの狐ではありません。
伏見稲荷大社に祀られているのは、稲荷大神様なのですが、
その使いが、この白(透明)狐=びゃっこさん です。
ちなみに人間の目にはみえないそうですよ。
びゃっこの石像は境内にあり、「稲穂・巻物・鍵・玉」を咥えています。
あと、すっごくレアの何も咥えていないびゃっこさんもいます。
ぜひ見つけてみてください。
参拝を終えたら、ご飯にしましょう。
伏見稲荷大社からすぐに「伏見稲荷参道商店街」があります。
私のおススメは、やはりいなり寿司です。
いなり寿司とはびゃっこさんの好物である油揚げに包まれたお寿司です。
商店街は、おせんべい屋さんや昔懐かしいおもちゃを置いている
お土産物屋さんもあります。
食べ歩きをするのも楽しいと思いますよ。
もちろん商店街でお食事されるのもいいですが、
伏見には他にも、私のとっておきの場所があります。
次回は京都のおいしい!を楽しめる場所をご紹介しますね。
Map
〒612-0882 京都市伏見区深草薮之内町68番地