『四天王寺』の宝たち
四天王寺の敷地内には数々の重要文化財があります。六時礼讃堂や鳥居、湯屋方丈、極楽浄土の庭の六角亭がそれに当たります。また、四天王寺の中心伽藍は赤と白のコントラストの美しい建物です。堂宇の中には、複数の仏像が奉安してあり、荘厳な雰囲気が漂っています。一歩足を踏み入れただけで、気持ちがきゅっと引き締まるような気がします。
江戸の粋を感じる 『四天王寺』本坊極楽浄土の庭
四天王寺の奥深くには1万㎡の広さの2つの池と2つの河のある「極楽浄土の池」と呼ばれる庭があります。池や川の畔には四季折々に変化する植物が植えてあり、大阪の街中に居ながらいつ来ても日本の四季を感じることができます。
また、池の畔には今から100年前に建てられた洋風建築の八角亭が建っており、和洋折衷の雰囲気を楽しむことができます。また、この八角亭は国の登録有形文化財に指定された建物の一つです。
重要文化財 『本坊湯屋方丈』
湯屋方丈は、昔四天王寺にいたお坊さんが住んでいたところです。ちなみにこの湯屋方丈の「湯屋」とはお風呂のことで「方丈」とは住職の居室のことを言います。
中に入ると広々とした畳敷きの部屋があり、部屋の外の廊下からは外の景色を見渡すことができます。
この湯屋方丈の日本庭園を「補陀落の庭」と言います。この庭を歩き回ることはできませんが、湯屋方丈の軒先から見る庭の景色は白砂と植物の緑色のコントラストが美しい日本の「わびさび」の心を感じられる場所です。
#「わびさび」を体験!?『茶室』
四天王寺には和松庵(わしょうあん)、臨池亭(りんちてい)、青龍亭(せいりゅうてい)、払塵亭(ふつじんてい)の4つの茶室があります。庭園散策の休憩にお立ち寄り下さい。
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大阪府大阪市天王寺区四天王寺1-11-18