看板に注目!日本の2枚笠のロゴの十兵衛食堂
剣豪の里、柳生は奈良市の中心部から、バスで1時間ほどのところにあります。 近鉄奈良駅から、約50分、柳生上のバス停向かいすぐに十兵衛食堂があります。十兵衛食堂では、うどんやそばなどの麺類、丼物、山菜定食などが食べられます。冬には牡丹鍋(イノシシ鍋)も楽しめます。木製の看板に十兵衛の名前と、日本の笠を2つ重ねたロゴが掲げられています。 柳生の里は、日本の侍、柳生一族ゆかりの土地です。史跡を巡る際、この笠のロゴのマークを目にする機会が何度があると思います。
食堂の名前の由来
十兵衛食堂の名前は、柳生一族の侍、柳生十兵衛からきています。十兵衛は柳生の豪族、柳生一族に生まれた江戸時代(17C〜19C)の剣士です。諸国を放浪し、武者修行に明け暮れさまざまな逸話を残しました。この逸話をもとに、十兵衛を題材にした小説や映画が日本でつくられました。十兵衛は、片目眼帯の姿でえがかれます。彼は幼少のころ剣の練習をしていたとき、失明したといわれています。映画や小説の世界の存在ではなく、柳生には彼が諸国漫遊に出かける前に植えたといわれる杉の木や、彼が設立した1万3千人の門弟を指導した正木坂道場、彼のお墓のある芳徳寺が実在しています。
柳生一族のシンボル!2枚笠の小さな家紋のお土産!
お店の看板のロゴは、柳生家の家紋です。日本人には、名字があり、それぞれの家の家系を示す家紋を持っています。柳生十兵衛の生まれた柳生家に伝わる家紋は、柳生笠です。柳生がさは笠紋の一つで、市女笠という種類の笠を2つ並べたものを図案化しています。この家紋の小さな瓦を、十兵衛食堂ではお土産として販売しています。価格は300円ととてもお手頃です。他にも、お茶などのお土産もあります。 柳生の里にゆかりの深い柳生一族のシンボルでもある家紋をお土産に、小さな瓦をみるときには柳生の里と柳生一族のことを思い出してください
Map
奈良県奈良市柳生町83-3