海外でも注目される「Bento」
世界にはいろいろなランチボックスがありますが、日本のランチボックス、通称「弁当」はその多様な食材を使ったカラフルさや食材の配置にこだわりがあり、海外でも「Bento」という日本語が浸透するほどよく知られています。色とりどりの食材を上手に組み合わせてアニメのキャラクターを再現するキャラ弁などはその代表格。
そんな日本の弁当文化の中でも重要な位置を占める「駅弁」。
駅弁とは日本の鉄道や社内で販売されているお弁当のことですが、そのバラエティは豊富。日本各地でそれぞれの地域がその土地の風土や文化をふんだんに取り入れたお弁当を展開しているため日本旅行をする人たちにとってこのお弁当を食べることは旅のひとつの楽しみとされてきました。

日本全国の駅弁を網羅!オールカラーで駅弁の魅力を再発見。
IBCパブリッシングより出版された「EKIBEN」には伝統工芸から生み出されたパッケージと地元の食材を生かした色とりどりの個性的なお弁当が全部で56点、写真と日英表記で掲載されています。注目したいのはそのお弁当のパッケージ。ランチボックスの概念を覆すような面白いデザインは日本に来ないと買えないものばかり。これらは二次利用が可能なものが多く、貯金箱や小物入れになるのでゴミにならず、その地域らしい旅のおみやげとして持ちかえることもできます。

駅弁を求めて日本を旅しよう!
駅弁には日本のその地域性が詰まっているといっても過言ではありません。地域ごとに違う味付けや食材が使われ、加工方法や保存法もその地域の風土によって違います。そうしたその地域が長年培ってきた知恵や文化が、これまたその地域の伝統工芸や民芸を反映させた個性的なパッケージに詰まっているのです。この本はまさに駅弁という小さな箱の中に、日本の奥深い地域性が広がっていることを感じさせる一冊です。この本を持って、日本全国の駅弁を集める旅に出てみませんか?
[EKIBEN The Ultimate Japanese Travel Food]
言語: 日英併記
価格: 1944 円
出版: IBC パブリッシング株式会社
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