年代まで判別!?今までにない機能を携えた次世代型自販機『acure(アキュア)』
日本には実に様々な自販機があることは海外からの観光客の間でも有名ですが、そんな日本の自販機業界に新たな”Wow!”を生み出したのがこちらの自販機『acure』です。『acure』はJR東日本の駅構内を中心に約7900台の自販機を稼働しており、そのほとんどが交通系電子マネー(suicaやpasmo等)での支払いが可能です。高画質な電子タッチパネルに驚く人は多いでしょうが、実はこの『次世代自販機』の秘密はそれだけではありません。なんと、デジタルサイネージ(電子広告)として季節や気温に合わせたコンテンツ配信や、顧客の性・年代を判別し、性・年代に合う商品をお勧めするそうです!日本の自販機恐るべし!
使い方は簡単!見かけたら是非チャレンジしてみて!
今回TadaimaJapan編集部が向かったのはこの『acure』の利便性を訪日外国人観光客に知ってもらうための、いわば自販機使い方レクチャーイベント。取材にご協力いただいたJR東日本ウォータービジネスの担当者様によると、外国人観光客の中にはこの自販機の使い方が分からないという方が多いそうで、着物を着たかわいい江戸っ子娘や忍者が使い方を英語や中国語でレクチャーし、最後には記念撮影を楽しんでいました。使い方が分からない外国人観光客のために、自販機の使い方を書いた扇子をノベルティーとしてプレゼントしていました。良いお土産ですね!
「自動販売機にスープが売られていることが新鮮!」
『acure』の取組のひとつとして、自販機の商品にそれぞれ英語、韓国語、中国語で翻訳をつけて販売する取り組みを行っています。これはまだ電子タッチパネルの『次世代自販機』上では実施されていないことですが、JR東日本駅構内の一般的な自販機に設置されているそうです。実際に飲み物を購入した韓国からの男性観光客は、「韓国では自販機にスープが売られていることはないので新鮮です!韓国語で表示がされているのもとても親切だと思います!」と熱く語ってくれました。中国からの男性観光客は「自分の国にないものなので興味がありました」と、それぞれみなさん次世代自販機に対して大きな関心を持っているようです。今後の展開としては、「訪日観光外国人のお客様にもお買い求め頂きやすい売り場づくりを進めます」とのこと。JR東日本は2月19日以降約200台増設を予定しています。今後どう売り場が変わっていくのか楽しみですね。