まるでタイムスリップ?将軍たちが利用した宿場町
大内宿は、福島県南会津郡下郷町にある宿場町で1640年ごろに整備されてから1680年の交通整理が行われるまでの間実際に会津藩をはじめ新発田藩、村上藩、庄内藩、米沢藩などの参勤交代や江戸廻米の運搬路として重要な役割を果たしていました。今では国の文化財として国選定重要伝統的建造物群保存地区に選定され、村をあげて「売らない・貸さない・壊さない」の住民憲章を作り、景観保護や伝統技術の継承に取り組んでいます。
「茅葺屋根」の民家が見どころ
村には30軒を超える茅葺屋根の民家が、蕎麦屋や土産物屋、民宿などに変わって賑わいを見せています。茅葺屋根は日本独自のものではなく、ほかのアジア圏やヨーロッパ地域でも19世紀後半までよく使われていた屋根の建築様式です。最近英国では富裕層が富の象徴として茅葺屋根の家を建てることが流行っているそうです。みなさんの国の茅葺屋根と比べてみても面白いかもしれませんね。
歩き疲れたら名物の「ねぎそば」はいかが?
ここ大内宿に来たらこれを食べずには帰れないと言っても過言ではない「ねぎそば」はそのありきたりな名前とは打って変わってとってもユニーク!お蕎麦にねぎが入っているだけじゃないんです、なんと箸の代わりに一本のねぎを使ってお蕎麦を食べるんです!お蕎麦を食べながら薬味としてねぎをポリポリ食べる・・・歩き疲れた際の体力チャージにもってこいです!思わず殿様も「美味なり!」と唸ったとか。
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福島県南会津郡下郷町大内山本