お世話になったあの方へ、年の初めに送る手紙
日本では昔から、新しい年を迎えたときに、お世話になった方や目上の方に、「今年もよろしくお願いします」とご挨拶に行く習慣がありました。ところが、交友範囲が広がるにつれ、遠方の方にはなかなか会いに行けなくなりました。
そこで、はがきでご挨拶をする「年賀状」という習慣が生まれまたのです。現在は、遠方の方だけでなく、近しい方にも年賀状を送るのが定着しています。
年賀状は、1月1日の朝に届きます
年賀状は新年の挨拶状ですから、当然、新年になってから届きます。そのために12月になると、郵便ポストには「年賀状専用」の投函口が設けられ、年内は配達されないように各郵便局でストックされます。
そうして集められた年賀状は、1月1日の朝に、各家庭に配達されるんですね。
新年最初の朝にポストを覗いて、年賀状がたくさん来ていたときは、嬉しい気持ちになります。
現金やご当地グルメなどが当たるくじが付いています
年賀状のデザインは、その年を表す動物(十二支)を描くのは、昔からの定番。ちなみに2015年の十二支は、未(ヒツジ)です。子供の写真付きの年賀状もよく見られます。
最近では、手書きよりもパソコンで作る方が主流です。誰でも簡単にきれいな年賀状が作れるよう、デザインテンプレートデータなども数多く売られていますよ。
また年賀状には、日本の地方の美味しいものなどが当たるくじが付いていますので、ますます届くのが楽しみになります。