「博多ラーメン」を食べるなら、麺の硬さと替え玉をマスターすべし
みなさんは「博多ラーメン」をご存知でしょうか。日本のラーメンは海外の方にも人気が高いので、実際に食べたことのある方も多いかもしれませんね。白濁食の濃厚な豚骨スープに、極細麺が特徴のラーメンです。しかし中身の特徴以上に、麺の硬さを選べることと、麺だけのおかわりである替え玉の元祖として知られています。
この2つは食べる速度が遅い人でも、伸びやすい極細麺を最後まで美味しく食べられるように考え出されました。注文する際、ちょっとしたコツがあるので、これを機に覚えてしまいましょう。スマートに注文できれば、周りから一目置かれること間違いなしです。
「博多ラーメン、麺は針金で」この意味が分かりますか?
麺の硬さには、独特の言い回しが存在します。「硬めで」というように注文しても大丈夫ですが、せっかくですから覚えて注文してみましょう。やわらかい順に「ヤワ」「普通」「カタ」「バリカタ」「針金」「粉落とし」「湯気通し」となります。
比較的硬めの方が人気です。初めての方は「カタ」や「バリカタ」あたりで注文すると良いでしょう。「針金」以上の硬さは慣れてからで十分です。特に「粉落とし」「湯気通し」のレベルになると、ほぼ生麺という場合も多いので、めったに注文する人はいません。
食が細くても「替え玉」の存在は押さえておこう
前述した通り「博多ラーメン」の麺は伸びやすいため、すぐに食べ終わるように基本的に量は少なめです。そのため、大食いでない方でも替え玉のシステムは覚えておいて損はありません。
「替え玉お願いします」と店員さんに伝えてみてください。事前に食券を買うタイプのお店でも、基本的に直接注文して大丈夫です。注文すると、麺だけを持ってきてくれます。それをスープに入れて食べるわけです。もちろんお金は取られますが、何回でも頼めます。ただスープが冷めてしまうので、注意してくださいね。
麺の硬さと替え玉は、現在では「博多ラーメン」以外のお店でも採用されることが多くなりました。「博多ラーメン」でこのシステムをマスターし、ラーメン通への第一歩を踏み出してはいかがでしょうか。