知ってる?日本人のあたり前は実は世界では不思議なこと! 生活編

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2016年6月29日 CULTURE  DESTINATIONS

日本の神社仏閣の柱などに貼られているこの紙、何か知っていますか?『千社札』

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江戸時代に庶民の間に世の中の安泰と家内安全を願い、数多くの神社仏閣を巡礼して歩く千社参りが流行しました。その巡礼のときに納札した木の札が「千社札」といわれ、時代とともに徐々にかたちが変化し、いま私たちが神社仏閣で見るような千社札になっています。

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2015年5月20日 LIFE

日本人のリラックス空間『お風呂』

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湯船がついているバスルームが基本です 日本ではたいてい、夜寝る前にお風呂に入ります。日本のお風呂には、たいていお湯をためる浴槽(湯船)がついています。湯船にお湯をためて、お湯につかり、一日の疲れをとります。お湯の温度は、季節や好みに応じて変化をつけます。お湯がわいたら、フタをしてお風呂にはいるまで、お湯がさめないようにします。 日本人の平均入浴時間は30分といわれます。湯船につかる時間は、約15分。 そんなに長い間、湯船で何をしているのでしょうか? 人それぞれ、お風呂の楽しみ方は違います。本を読む人、テレビを見る人。 一人でなく、子供と一緒に入って遊ぶ人など。日本人にとって、お風呂はリラックスして自分の好きなことに夢中になれる空間でもあるのです。お風呂からなかなかでてこない!? 家庭のお風呂を森林や温泉にかえてしまう、日本の入浴剤 日本の入浴剤は、成分や香り、色に特徴があります。森の香りの入浴剤は、森林浴をしているような気分になりますし、温泉の湯色や香りを再現した入浴剤もあります。いずれも、肩こりや冷え症にきくといった効能があります。 シャワーで洗い流すだけでなく、浴槽にお湯をためて日本の入浴剤を試してみるのもおすすめです。ゆっくりと温まってみてください。お湯から出た後も、体がぽかぽかして、温まりますよ。

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2016年1月22日 CULTURE

稲からできる『藁』!実は日本人の知恵がたくさん詰まっています

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日本人に主食として食べられているお米ですが、食べられる部分以外はどのように使われてきたのでしょうか?お米を脱穀した後に残る稲の茎の部分は乾燥させて藁として日本人に様々な形で活用されてきました。お米が主役だとすると、藁はその脇役ともいえる存在ですが、意外や意外、日本人の生活に密着した長い歴史があります。

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2014年8月1日 LIFE

食べるのがもったいない!?『キャラ弁』

it’s me Mario! / MIKI Yoshihito (´・ω・) ふたを開けるのが楽しみな、手作りのお弁当 みなさんはランチに何を食べていますか。日本では、手作りのお弁当を学校や幼稚園に持っていく子供たちが多くいます。最近流行しているのは「キャラ弁」です。 「キャラ弁」とは、お弁当のおかずをアニメのキャラクターなどにかたどったお弁当です。日本のお母さんは子供が楽しくランチを食べるように、愛情をいっぱい込めてお弁当を作ります。 ですから、「キャラ弁」は店には売っていません。しかし、「キャラ弁」のレシピはインターネットや、レシピ本で見ることができます。キャラ弁を上手に作るためのアイテムもたくさん売っていますので、探してみてはいかがですか? 日本では、手作りのお弁当はお母さんや奥さんの愛情がこもった、すてきな料理の一つです。あなたも、愛する人に「キャラ弁」を作ってみたくありませんか。 「キャラ弁」は見るだけでも楽しいです。食べるのは、もったいないなと思います。 見た目だけではなく、栄養バランスも考えながら作ります。 お母さんにとっては、子供がからっぽの弁当箱を持って帰って来たら、一番うれしいですよね。

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2014年7月9日 LIFE

喫煙・禁煙

路上喫煙――禁止だよ 日本では、室内だけでなく室外も「喫煙エリア」と「禁煙エリア」に分かれているところが多くみられるようになりました。 自治体によっては、「路上での喫煙は禁止」と定めた条例を設けていますので、喫煙者にとっては肩身の狭い思いをするかもしれません。 ですが、安心してください。たとえば駅前や広場などに、専用の喫煙スペースが設けられているところが多く存在します。ビルの中でも、喫煙ルームを設置しているところもありますので、愛煙者はそちらを利用してくださいね。英語でも案内は書いてありますよ。 もしかしたら、愛煙家同志で、仲良くなれることもあるかもしれないですよ! 日本では、「路上喫煙禁止」のルールが、かなり徹底されていますし、街中のいたるところで、「禁煙マーク」を見つけることができます。 だからこそ、日本の街がきれいに保たれているんだなあと思いました。 みんな一緒に、この素敵なルールを守りましょう。

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2014年8月19日 CULTURE

日本の知恵と文化が生み出した『障子』は、紙と木でできています

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昼間は太陽、夜は照明に照らされ、障子が部屋を明るくします あなたは、映画やドラマで、日本の伝統家屋を見たことがありますか? また、日本を訪れたときに、旅館に泊まったことはありますか? そこで「障子」を目にしたことはないでしょうか。部屋の仕切りや窓の内側にある、格子の建具のことです。 和風の部屋と言えば障子が欠かせませんが、単なる仕切としての役割だけでなく、日本人の知恵と文化が詰め込まれた伝統の建具なのです。 障子は木製の枠に半透明の和紙を一面に貼って作られています。外部からの視線を遮りながらも太陽の光を程よく室内に注ぎ入れ、室内全体を明るく包み込む効果があります。 また、夜の障子は壁の一部となり、照明の光が反射することで、照明効果を高めるのです。 そして、和紙には吸湿性や換気能力があります。これは湿度の高い日本の気候には最適です。断熱性もあるため、ガラス戸と併用すれば冷暖房効果を高めてくれます。 旅館などでは、障子の下半分が上にスライドするように作られた障子を見ることがあるかもしれません。これは「雪見障子」と言って、障子を閉めたままでも庭の景色を楽しめるように工夫された障子なのです。 障子は紙でできているので、ぶつかるとすぐに破れてしまいますが、これもまた紙でできているためすぐに修復することもできます。 だからと言って、旅館の障子を破いてはいけませんよ。

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2014年8月26日 LIFE

ただ便利なだけじゃない!常に進化しつづける日本の『コンビニエンスストア』

これがコンビニの味なの!?まるで一流レストラン!パティシェのデザート!専門店のコーヒー! あなたは、コンビニエンスストアには、何を買いに行きますか?私は断然、食べ物を買いに行きます。何と言っても、日本のコンビニは品揃えが豊富で、とてもおいしいからです。コンビニの食べ物がおいしいなんて、信じられますか? 一番のおすすめはパンです。品揃えが豊かで、ふわふわでおいしい。サラダはみずみずしくて農園から取ったばかりみたいです。特にお弁当はすごく工夫されています。季節ごとの新メニューや、有名シェフが作ったパスタや、コンテストで一番人気となったメニューなどを発売します。ただ便利なだけではなく、日本のコンビニは、一流店に負けないおいしい食事があるんです。 さらに、最近は、本格的なドリップコーヒーも買えるようになりました。カフェではなく、近くのコンビニで手軽に買えるなんて、すごいですね。ついでにデザートはいかがですか?コンビニのデザートはプロのパティシェがプロデュースしています。 私は、もし自分の国に持ち帰れるとするならば、日本のコンビニを一番に持って帰りたいです!そのくらいオススメします! 私にとっては、コンビニがないと、困りますね。ほぼ毎日通います。お弁当のおいしさに本当に感動します。朝の弁当でも、夜中の弁当でも、どんな時間帯でもお米の柔らかさが変わりません。品質がすごく高いです。

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2014年9月2日 GOODS

『食べ物』は、日本に昔から伝わる美容法のひとつです

食べることで、身体の中からキレイを手に入れましょう みなさんの国ではどんな美容法がありますか? 日本では、食べることで美しさにつながると言われる食材がいくつもあります。 今回は、古くから美容によいとされてきた『食材』をご紹介しましょう。 ・「小豆」で美白&むくみ解消 小豆は和菓子には欠かせない「あんこ」の材料となる豆です。日本に来たらぜひ「お団子」「おまんじゅう」「あんみつ」など、あんこの入った和菓子にチャレンジしてみてください。小豆は食物繊維が豊富なのでむくみをすっきりさせてくれ、便秘解消にもぴったりの食材です。 ・日本の主食「お米」は万能薬 「米ぬか」をご存知ですか?米ぬかとは玄米を精製して白米を作る時に発生する粉です。とても保湿効果が高く、さらにビタミン・ミネラルが豊富です。お米を主食としている日本ならではの食材ですね。 また、お米を原料とする日本酒の酒蔵の人たちは手がとてもツルツルだと評判です。最近では老舗の酒蔵が若者向けに日本酒を原料とした化粧水や美容液を安価で発売しています。 ・甘くて美味しい「黒糖」はニキビにも効果アリ 黒糖は日本の最南端に位置する沖縄県が名産です。スーパーマーケットやお土産屋さんには色んな種類の黒糖が並んでいます。白砂糖よりもミネラルが豊富でお肌に良いと言われています。ニキビ肌にも効果があるそうで、ついつい砂糖を取りすぎてしまう甘いもの好きの人にはおすすめの食材です。 ヨーグルトや牛乳、紅茶にもあうので普段の食生活に取り入れやすいのが嬉しいですね。 それぞれの食材を原料に使った化粧品は、ドラッグストアや100円ショップなどでも購入することができます。お土産としても最適ですよね。 食べても美味しい、美容にも良い、日本古来の美容法と食材をぜひ試してみてください。

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2014年9月5日 CULTURE

言葉を超えて、裸のつきあいができる場所『銭湯』

日本人の日常生活を垣間見るなら、「銭湯」に立ち寄ることをお勧めしますよ 昔の日本では、家にお風呂がついてないところも多くみられました。では、どこでお風呂に入っていたのでしょうか。それは銭湯です。銭湯は、男女こそ別々ですが、大勢の人が一緒に入る、大浴場のことを言います。昔からの「裸のつきあい」という言葉があるくらい、日本人にとっては大切な社交場でした。 ところであなたの国の公衆浴場では、水着を着用しますか?日本の銭湯では、水着を着てはいけません。裸で入ってください。最初は慣れないですが、周りのおばあさんやおじいさんと気楽にしゃべったら、どんどん「裸」の状態に慣れていくでしょう。銭湯は、地元の人の社交場ですから、この土地の文化や風俗などを教えてくれますよ。 お風呂から上がったら、ぜひ休憩室でラムネや牛乳を飲んで、マッサージ椅子に座ってみてください。これが「風呂上がりの定番スタイル」だからです。 最近、外国人でも気軽に日本の銭湯を楽しんでいただくため、多国語の入浴方法やルールガイドなど設置する銭湯が増えてきました。 最初は少し恥ずかしいかもしれませんが、日本のお風呂文化を知るには、銭湯に入ってみることをお勧めしますよ。 最初は本当に恥ずかしくてたまりませんでした。座ったまま体を洗うことや、裸で他人同士と一緒にお風呂に入ることなどは、外国人の私にとってはカルチャーショックでした。しかし、温かい笑顔があるおばあちゃんたちと話して、だんだん落ち着きました。不思議ですが、いい経験でした。

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2014年9月9日 LIFE

どんなに混んでいる駅でも、ホームではきちんと『列』をつくって電車を待ちます

並ぶことが好きなのではなく、それが当たり前のマナーなんです 日本の大都市では、朝の出勤電車は毎日混雑しています。あなたの住む街でも同じでしょうか?しかし、ホームには人があふれていますが、不思議と混乱はありません。人々がきちんと列に並んでいるからです。割り込む人も、騒ぐ人もいません。みんなが急ぐ朝なのに、なぜ日本人はそんなに落ち着いて並んでいるのでしょうか? これは日本人にとって、特別な事ではないからです。単なる日常の光景です。時々、子供がだだをこねて列を乱そうとしていることがありますが、親がすぐに「きちんと立って、並びなさい」とその場で教育します。日本人の友達は、親だけではなく、学校の先生にも公共の場ではきちんと列を作ろう、といつも言われていたそうです。小さいころから自然と身についた習慣なんですね。 そして、それは日本のマナーでもあります。日本人は他人に対する心づかいから、きちんと列を作って、順番に待っているんですね。こういう優れた文化的な習慣は尊敬すべきです。 東日本大震災の時にも、この日本人の心づかいは、海外の話題にもなりました。公衆電話、炊き出し、給水など震災後の人々は冷静で、礼儀正しく、並んで待っていました。海外の反応は「びっくり」「すばらしい」というものが多かったですが、実は、日本人にとっては当たり前のことで、特に驚くようなことではないのです。 大きな駅、例えば、東京の新宿駅や上野駅など、朝8時くらいにこの列の風景が見られますよ。駅以外でも、ATMや宝くじ売り場など、きちんと列を作っています。もしあなたも素晴らしい習慣だと思ったならば、ぜひ自国の友人にも語ってください。

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2014年11月5日 CULTURE

子供のころから教えられます 『靴を脱いだら自分で揃えよう』

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おうちに入るときは、靴を脱ぎます 日本では、家に入るとき、外で履いていた靴を脱ぐ習慣があります。 その由来は、日本の気候にあると言われています。日本は雨が多く湿度も高いため、家の床は地面よりも高くし、通気性を保つように作られていました。また、雨や埃で汚れた靴のまま入ると、家の中が汚れてしまいます。 そのため、日本では玄関で靴を脱ぎ、家の中では畳などの床に直接座る生活が生まれました。 靴を揃えることは、心を揃えること そして、玄関で脱いだ靴は、つま先を入口側に向けて自分で揃えるのがマナーです。日本では、小さいころから、自分で靴を揃えることを両親に教えられます。 靴が揃っていると玄関もきれいに見えますし、次に靴を履くときもすっと履けるので、気持ちがいいものです。靴を揃えることで、「外」と「内」のけじめをしっかりつける、とも言われます。 もしあなたが、日本人の友人宅に招かれたときは、ぜひ実践してみてください。

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2014年11月12日 CULTURE

美しい『箸使い』で、日本食をもっと楽しもう!

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和食に欠かせない、「お箸」を上手に使おう 日本食は、今や海外にも多くのレストランができるほど、世界中で人気となっていますね。 和食を食べるのに必要となるのが、お箸です。日本では、大人になってもお箸が正しく使えないと、「恥ずかしい」「きちんと躾されていない」と見られることもあります。 お箸に慣れていない海外の方でも、ちょっとしたコツでお箸が上手に使えるようになります。そうすると食事の所作も美しくなり、和食をもっと楽しめますよ。 正しい持ち方を覚えると、食べ物もつかみやすい お箸は、真ん中よりも少し上の位置を持ちましょう。バランスがよく、美しく見えます。 1本目の箸は、ペンを持つように持ちます。これが上側の箸になります。2本目の箸をその下に入れ、親指の付け根で挟み、薬指で支えます。上の箸だけを動かすように練習してみてください。 箸がクロスしないように気を付けてくださいね。 やってはいけないお箸の使い方とは? お箸の使い方には、タブーがいくつかあります。というより、いくつもあります。日本人でもそれを全て理解している人は少ないでしょう。 ここでは、最低限押さえておきたい、代表的なものをご紹介しますね。 ■ねぶり箸 箸に残った食べ物を口に入れてなめること お行儀が悪い、と子供がよく親に怒られる使い方です ■箸渡し 箸と箸を使って、食べのもの受け渡しをすること これは、火葬の後で死者の骨を拾うときにのみ行う動作なので、絶対にやってはいけません ■刺し箸 食べ物を箸でつままず、突き刺して取ること お箸に慣れないうちは、思わずやってしまいたくなりますね・・・ ■迷い箸 箸を持ったままあちこちの皿の上を動かすこと どれにしようかな~と迷うあまり、やってしまいがちです。食べるものを決めてから、箸を出しましょう。 いかがですか? 最初は難しく感じるかもしれません。はじめはあまり堅苦しく考えずに、徐々にお箸に慣れていきましょう。

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2014年11月14日 CULTURE

日本には、『トイレの神様』がいらっしゃいます

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数え切れないほどいる多くいる、という意味の「八百万の神」 日本では古来より、自然の物や自然現象、災い、考え方などを神格化し、多くの神様を崇めてきました。これらを「八百万の神」と言います。 例えば、農業の神様、商売繁盛の神様、食べ物の神様、安産の神様、水の神様、海の神様・・・。 四季の変化や自然が豊かな日本では、それらを神のように敬い、さらに多くのものに精霊が宿るという考えを持つようになりました。 実は神様は、トイレにもいるんです 身近なところでは、なんとトイレにも神様がいるんです。トイレの神様は美しい女神とされ、妊娠や出産に大きくかかわると言われています。 妊婦がトイレを掃除すると美しい子供が生まれるとか、女の子がトイレ掃除をすると、将来美人になるとも言われています。これは、子供がトイレ掃除をするというしつけにもつながっているんですね。 お客様を迎えるときも、必ずトイレをきれいにしますよ。 日本のトイレは、世界一きれいだと言われますが、そこには神様がいるからかもしれないですね。

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2015年3月20日 CULTURE

日本人と虫についての考察:カブトムシを集めたり、ホタルをかわいいと思うのは日本人だけ?

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虫は、お好きですか? 寒さの厳しい冬を超え、あたたかい春が近づいてきていますね。あたたかい日中は公園でランチをしている人も見かけるようになりましたが、同時に虫たちもちらほらと姿を現しています。もちろん国を問わず虫が嫌いな人は山ほどいますが、日本にはどうやら「虫をかわいがる」という文化も存在するようです。どういうことなのでしょうか? 日本ではセミやカブトムシ、クワガタムシはペット!デパートやオークションでも高値で取引! 夏になるともっと多くの虫が現れます。代表的なのはセミ、カブトムシ、クワガタムシです。日本の少年は夏休みにあみと虫かごを持って茂みに入り、セミやカブトムシを捕まえては家に持ち帰りペットにします。オークションでは希少価値の高いカブトムシやクワガタムシが10万円から、時には300万円の高値がつくこともあるそうです。こうした虫を買うのはもちろん子供ではなく、大人のコレクターたち。でも、子供も大人もカブトムシやクワガタムシに魅せられているのです。(家にいるお母さんは早くカブトムシがいなくなることを願うばかりですが・・・)  そして夏の虫といえばホタルも大人気です。きれいな光を発するホタルは欧米などでも愛されていますが、日本では「蛍の光」やジブリの「蛍の墓」など歌や映画の題材にされるだけでなく、ホタルの光を見るホタル祭りが行われるほど存在感のある虫です。日本の有名な詩人、小林一茶、松尾芭蕉、与謝蕪村の俳句の中でも虫が季語としてよく使われており、彼らが使った虫の季語の中でも蛍は使用された回数が2番目に多く、昔から日本人にとってホタルははかなく、美しいと感じる特別な存在であるといえるでしょう。 (Ref:http://www.slis.tsukuba.ac.jp/grad/assets/files/kenkyukiyou/10-2.2.pdf) 諸外国と日本では「自然」のとらえ方が違う? TadaimaJapanの過去 記事でも取り上げましたが、日本では虫の音を「涼しげ」だとか「心地よい」として楽しむ文化があります。東京医科歯科大学の医学博士、角田忠信教授によると、欧米人は虫の音を雑音や音楽として認識する右脳でとらえるのに対して、日本人は言語を認識する左脳で受け取り「声」として聞いているそうです。 (Ref:http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h14/jog240.html)  こうした違いが生まれるのは人種ではなく言語の違いによるところが大きいそうです。また、日本の四季が小さなものを憐み、移りゆく刹那を感じさせる環境であるのに対し、たとえばアメリカでは日本より大きな土地とその自然の中に人間が小さく佇んでいるような感覚にさせられる環境があるため、小さい生命に視点を置く日本的感覚と大きな自然に視点を置く欧米的感覚とで、自然に対する概念が違う点も挙げられます。 *Bonsai is part of Japanese culture that captures nature on a micro scale. こうして考えてみると国によってもののとらえ方が違うことが分かっておもしろいですね。 こういう背景があって、日本では虫を愛おしく思ったり、一つの命として尊敬するようです。 かくいう私は虫が本当に苦手です。いつか虫を愛せる日が来るのでしょうか。

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2015年3月23日 CULTURE

日本の祭礼や慶事にはかかせない、縦縞のカーテン『斑幕』

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配色がメッセージ 日本人は、祭礼や装飾などで特定の縦縞の色幕を使い、場と場を区切ったり、スペースを確保します。 もしあなたがこの幕をみたら、その配色でそこで何がおこなわれているか、想像してみてください。 おめでたい紅白幕 紅とは赤色のことです。赤と白は日本人にとって、おめでたい色です。 紅白饅頭という白と紅色の饅頭をお祝い事の事のときに食べる習慣があります。 紅白幕は昭和初期ごろから結婚式や入学式、卒業式などおめでたい行事に飾られるようになりました。 鯨が由来の白と黒の鯨幕 鯨の体の色が黒と白なことから鯨幕といわれ、昭和初期以降に葬儀業者の発案により、一般的にお葬式で使われるようになりました。 明治維新に弔事=黒という西欧文化が入ってくる前、古来から江戸時代までは白色の幕をつかっていました。時代の流れの中で、西洋と東洋、お互いの文化の中で弔いの色である黒と白が一つになり、一般的な今の形となったようです。 また、古来より日本では黒は高貴な色とされ、現在でも、皇室や格式高い神社では慶事に使用されています。 カラフルな五色幕 五色幕には、白•赤•黄•緑•紫の五色の色が使われています。この5つの色はそれぞれ意味があり、仏の5つの知恵とお釈迦様の体の色を表すといいます。 五色幕は、それが飾られた場所が仏教寺院であり、仏陀の教えを守り広く伝える場所であることをつたえます。 日本の伝統色の浅黄(浅葱)幕 浅黄幕は、水色より濃い青と白の幕で地鎮祭や上棟式などの神事に使われます。地鎮祭や上棟式は建築業者が新しい建築をたてる際、行います。地鎮祭は、建築工事を行う前、土地の神様を鎮め、土地をつかわせてもらう許しをこいます。上棟式は建築の新築の際、柱など基本構造ができた後に建物の無事を祈ります。浅黄幕は、その場所が神事がおこなわれる神聖な場所であることを表します。

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2015年3月24日 LIFE

日本人は誰もがお気に入りの逸品を持っている、日本人が昔から愛する『ご飯のお供』について紹介します

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ご飯のお供とは?! 「ご飯」は日本の風土と文化に深く根付いた、日本人を象徴する主食です。 白米、玄米等、製造過程、品質により栄養分は変化するかもしれませんが、 大事なエネルギー源であるタンパク質やビタミンを含み、バランスの良い主食だと考えられています。 そして、「ご飯のお供」とは、ご飯と一緒に食べておいしい料理なのです。 ご飯の食感と甘い風味は、肉料理から野菜料理に至るまで様々な料理に合わせやすくもあります。 そのため、ご飯の食べ方はまさしく十人十色、足りない栄養分もまかなえ、 ご飯をさらにおいしく食べることのできる「ご飯のお供」は名脇役なのです。 十人十色のお供料理 馴染みのない人にはじゃあ結局どの料理のことを指すの?と指摘されるかもしれませんが、 ご飯に合う自身の好みの料理ならいいのです。 しかし、おおよそのイメージとしては、簡単で作りやすく、主食であるご飯に合うものです。 日本人の代表的なものは鮭のフレーク。鮭の身を細かく刻まれた、色が鮮やかな魚の身をご飯にかけて食べるのです。 鮭の魚の香りと丁度の良い塩加減がご飯の甘味と交じり合い、箸が止まらなくなります。 そして梅干し。梅を塩と紫蘇で漬け込んだ塩辛く、そして甘酸っぱい梅干しはご飯のお供の王道です。 納豆もその中の一つとも言えますし。 他にも、明太子や、昆布、様々なものがあります。 日本国内では地域の特産でユニークな物を販売していることもあるほど、 千差万別、家庭ごと、個人ごとのこだわりがあります。 作り方 最近では日本料理のレシピは書籍だけでなく、英語のウェブサイトでみつけることができるとおもいます。 しかし、ご飯のお供の基本は残り物。 まずは自宅の冷蔵庫や残り物料理をチェックして使えそうな物をひっぱりだして 簡単に作れるものを考えるのもいいかもしれません。 偶然からご馳走が生まれることはごくしばしばあります。みなさんも挑戦してみてください。

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2015年3月26日 CULTURE

食前、食後の挨拶『いただきます』と『ごちそうさま』

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食べ物への挨拶 ご飯を食べる前、ちょうど胸のあたりで手を合わせて合掌し、『いただきます』と挨拶をしてから、食事をします。食べ終わると、食前と同じように合掌をして『ごちそうさまでした』といいます。 神様にお祈りをするとき、ご先祖様にお参りをするとき、日本人は合掌をします。 合掌をする対象は、尊い人であり、合掌するとき、心を清らかに一心にします。 手をあわせない人もいるようですが、『いただきます』と『ごちそうさま』の言葉は、日本人が当たり前のように毎日繰り返している挨拶であり、マナーです。 『いただきます』 「いただく」は「食べる」「もらう」の謙譲語です。神様にお供えしたものを食べるときや位の高い方から物を受け取るときに、頂(いただき。頭の上)にかかげたことに由来しています。 「頂きます」には「私の命のために他の動植物の生命を頂きます。」の意味があります。生きていくためには、他の生命の命を自分自身の糧という形で犠牲にしなければなりません。そこには、尊い命を頂くという感謝の気持ちがこめられています。 また、食卓に食事が並ぶまでにはたくさんの人の時間と手間がかけられています。その人たちへの感謝の心も「いただきます」という言葉には込められています。 『ごちそうさま』 「ごちそうさま」は漢字で「御馳走様」と書きます。「馳走」は走りまわるという意味があります。昔は冷蔵庫もなく、食事のための食材をそろえるためにあちこちを走りまわらなくてはいけませんでした。 「御」は丁寧語で「御馳走」でもてなすという意味が含まれるようになり、贅沢な料理をさすようになりました。「様」は人の名前などの後ろにつける尊敬を表す言葉です。 自分をもてなすために、いろいろなお店をまわり、食材を用意し、食事をつくってくれた人へ感謝と尊敬の気持ちを込めて「様」がつき、「御馳走様」という食後の挨拶が生まれました。

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2015年4月13日 CULTURE

神社で見られる日本の木々にも隠された日本の伝統!

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自然が神秘的な雰囲気を作り出す?! 日本の観光地で人気があるもののひとつに、神社があります。京都や奈良はもちろん、東京にも明治神宮や靖国神社等、数えればきりがないほど、大から小まで多種多様な神社が多く健在しています。そして、境内でよく見かけるのは、たくさんの自然です。都会では中々みることのできない多くの、豊かな自然が神社を取り囲んでいることが多々あります。 その中でも多く神社で観察することができる、代表的なものの中の2種類の木を紹介します。 神様に一番近い木? 杉の木は神社では多くみられる木の一種です。空に向かってまっすぐ伸びていく姿から、神様に一番近い木と考えられています。そして古来から、神様は天界から地上の移動に杉の木を利用していると考えられています。杉の木なくしては神様が地上を行き来できないことから、神木として扱われることが多く、聖地と考えられている宮崎県の高千穂では その地の伝統文化の中で、「杉登り」が受け継がれています。 「杉登り」というのは、実際に杉の木に登るわけではなく、新しくつくられた神殿に杉の木を用いて神様が降臨し、村人を祝福するために踊る舞のことをさします。そして、杉の木は神様の体毛から作られたという伝説もあり、山やその恵みを守る、自然と調和を持った生活を築き上げることができるきっかけになったとも考えられています。 トトロのお家、クスノキ! クスノキは、主に日本本州中西部から南の温暖な地域で多く観察することのできます。数百年で巨木になるクスノキは、成長すると20~50メートルになります。 映画「となりのトトロ」にでてくる、トトロが住んでいるのはクスノキです。日本人が不思議と抱く、自然に住む姿の見えない神聖な自然の力を感じさせてくれるのかもしれません。クスノキの多くは樟脳の匂いがするため、虫が寄り付きにくく、厄除けの役割も担っていると考えられています。 日本の伝説や、神社の神様、そして日本古来の自然信仰は今でも少なからず受け継がれており、神社の木々はその生ける証明でもあります。 「木」と単純に考えるとただの植物かもしれませんが、日本独自の宗教や八百万の神々を感じるきっかけは日本の国土を多く包むその木々の中にあるかもしれません。全国に多くみられる神社やお寺の建物を楽しんだら、是非その周りの自然も楽しんでみてください。

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2015年4月16日 DESTINATIONS

富士山をみれば天気予報ができる!?:「富士山の笠雲」

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300kmも離れた和歌山県からでも見える、日本一の山! 日本の代表的山といえば、富士山です。古くから日本人に愛されている富士山 は、時には日本人の自然信仰の代表として、また、健康と芸術の源泉として古くから日本人 に愛されてきました。富士山は標高が高く、関東地方だけでなく、およそ300kmも離れ た和歌山県からも富士山を観察することができます。時に青く、時に白く、様々な表情や化 粧姿を見せてくれる富士山を見つめるのを楽しむ人は意外と多いかもしれません。そこで、 様々な場所から見える富士山の毎日できる楽しみ方の一つ、「富士山の笠雲」を紹介しま す。 富士山の笠雲の後には雨のご注意を!70%以上の降水確率! 富士山の周りには他に高い山がないため、風が直接ぶつかり、高度の変化に合わ せて、他の場所では中々みられない雲の形を作り出すことがあります。そして、その作りだ された雲が時々、富士山の頂上にかぶさり、富士山が「笠」を指しているように見えるので す。日本の上空には偏西風が流れており、西から東に天気が移り変わっていくため、富士山 に笠がかかってから、70%以上の確立で24時間後までに富士山の東側で雨が降ると言わ れています。 日本の昔からの知恵を有効活用しよう! 日本は季節の変化に富んでいるため、天気の変化も様々です。日本人にとって、 昔から日本の象徴的であった富士山をみて、自然の動きから天気の流れを読み取ることは隠 れた知恵でもあります。ふとした時に富士山を見つめて天気の様子を探る、というのはとて も簡単で、日本の伝統的な風景を様々な角度から楽しむこともできます。是非、お気に入り の富士山スポットを見つけて、毎日の風景に織り込んで見てください。 Map 静岡県富士宮市北山 富士山

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2015年4月27日 CULTURE

桜の花の下での宴会『花見』の由来

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桜とお花見 日本では、この時期になると桜の花が咲き、みんなでお弁当をもって桜の木の下に集まり、宴会を開き楽しく過ごします。この宴会を『花見』といいます。夜桜といって、ライトアップされた桜の花を眺める風情ある楽しみもあります。桜は日本人に愛される花です。 桜の花の下でお弁当を広げてみんなで楽しく過ごすお花見も、昔はもう少し違う意味がありました。桜の花と花見、日本人の関係は、古代日本にさかのぼります。 田の神が宿る木 日本人は農耕民族として知られています。春になると田舎では、美しい棚田に田植えをする人の姿をみることができます。桜は農耕民族である日本人にとって特別な花です。暦がなく、季節感があいまいだった頃、農事の開始を始める季節に桜の花が満開を迎えました。 このことから、日本人は桜と田の神になんらかの関連をみいだしました。桜の’サ’は田の神をさし、’クラ’は神の座の意味があり、’サクラ’とは田の神の宿る場所を示します。田の神は普段山に住み、田植えの時期になると人里におりてくると考えられていました。満開の桜は、田の神が人里におりてくる前兆であり、秋の豊作の田の神への感謝とともに、やがて山に帰っていきます。 神事から花見へ 古代日本では、桜の木は田の神の宿る神聖な木でした。田の神を信仰する古代の農民は桜の木にお供えをして、豊作を祈り、宴をしました。この頃の桜の木の下での宴は、神への儀式的な要素が強く、奈良時代(710~794)になるとそれが桜を楽しむ行事へと次第に変化をとげました。平安時代(794~1192)に、桜は多くの和歌に詠まれ、花といえば桜という日本特有の意識が定着しました。江戸時代(1603~1868)には、宴会型の花見が庶民に娯楽として定着しました。そして、今日でも春になると日本ではお花見が春の恒例行事として、楽しまれています。 古代から変わらないもの 桜の花の開花は古代日本人にとって、田の神が人里にやってくる兆しでした。田の神が宿る桜の木の花が咲くころ、日本人の主食である米を司る田の神に、古代日本人は豊作を祈りました。 現代のお花見では、桜に豊作をいのる儀式というよりは、桜の美しさを愛で、楽しむという側面が大きくなりました。 天候に左右された米の収穫量も、現代では安定しましたが、依然、米は日本人にとって大切な命の糧であり、桜も日本人に愛される花として生活の中にいきづいています。

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2015年5月13日 FOODS & DRINKS

日本酒選びの二大原則!簡単なおいしいお酒の探し方

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日本語がわからなくても大丈夫!大事なことだけお教えします! 近年では、ワインやウィスキー、ビール等に加えて「日本酒」を好んで飲んでいる人が世界各地、特にアメリカやオーストラリア、アジア圏で増えています。アメリカの酒屋さんでは一風デザインの変わった日本酒を目にすることも多く、当然日系のスーパーでも大量に、豊富な日本酒がところ狭しと陳列されています。そこで、日本酒を飲みたいけど、選び方がわからない、大吟醸や純米など難解な日本語が多くて違いがわからない、そんな方に日本酒選びの二大原則をお教えします! 1.原材料を見極めよ! そもそも日本酒とは、米と米麹、これらの材料を吟味し、丁寧に作られたものが純粋な日本酒となります。しかし、第二次世界大戦後、米不足が深刻となったため醸造アルコール、糖類、酸味料等を添加した三倍増醸酒と言われる酒が生産されることになりました。近年、米、米麹以外の材料に対する使用量が規定されたものの、現在でも添加物の入っている日本酒が販売されているため、純粋な材料だけを用いた日本酒と区別がしにくくなっています。お店で”日本酒”のようなものを手にした時はまず、成分表を確認して余計な添加物が入ってないかを確認して下さい!「日本酒で悪酔いをした」というような経験は飲み過ぎの他にも、添加アルコールが原因でもあります。品質のよいものはいくら飲んでも悪酔いはしません。 2.米の精米の割合を確認せよ! 米が日本酒になる過程の中に、精米という手順があります。米粒を磨き、米粒の中心に近い部分を原料に使うことで、より混ざり気のない純粋で、上等な日本酒になると言われています。そのため精米の割合が高い日本酒は純粋に味が豊かで、おいしいという単純な論理です。そして、その精米の割合を示すのに「精米歩合」という言葉が用いられます。主に、一番上等なもので「大吟醸酒」とよばれる精米歩合が50%以下のもの、その次に高い品質の「吟醸酒」は60%以下、それ以下の品質の「本醸造」と呼ばれるような酒は70%といった精米歩合になっています。 これであなたも日本酒選びが楽になるはず! 日本酒にいくつもの種類があり、日本語の名前を覚えるのはなれない酒飲みにはいささか困難です。また当然、品質の良いもののほうが値段は高いですし、値段が高いほうがおいしいとは限りません。しかし、「原材料」と「精米歩合」この二つを日本酒を購入するときに気をつけていればたくさんの名前や種類に混乱することなく気軽に日本酒を楽しめ、悪酔いや二日酔いに悩まされる必要はありません。日本酒の悪いイメージは、日本酒への単純な無知と、歴史的背景が隠されています。是非、日本酒の基本に焦点をあてて、純粋無垢な日本文化の象徴である日本酒を楽しんでください!

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2015年6月16日 CULTURE

寺社仏閣がもっと楽しくなる『御朱印(ごしゅいん)』のすすめ

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「御朱印」って一体どんなもの? 「神社」や「お寺」にお参りしたことはあるけれど、「御朱印」のことはよく知らない、という方は多いのではないでしょうか? もともとは、納経(仏教の経典を自分で書き写したものをお寺に納めること)の印としていただくものだったという御朱印。今では、納経をしなくても、寺社にお参りした際に300~500円程度を納めることで御朱印をいただくことができます。 御朱印は一般的に、寺社の名前や神仏を意味する印を朱で押した「押印」と、墨で寺社名や参拝日を書いた「墨書き」から成ります。印は寺社ごとに異なっていて、墨書きはその場で書いていただけることが殆どです。 参拝した証になるだけでなく、旅の思い出にもなりますね。 「御朱印」をいただくにはどうしたらいいの? 御朱印は寺社や神仏を意味する印や文字が入ったものなので、観光地の記念スタンプなどとは意味合いが異なります。敬意を払い、きちんとお参りした上でいただくのが最低限のマナーです。 御朱印をいただくときは、ノートやスタンプ帳ではなく、専用の「御朱印帳」を用意しましょう。仏具店や文房具店でも取り扱っていますが、大きな寺社だとオリジナルの御朱印を販売しているところもあるので、その場で購入してお願いすることもできますよ。 御朱印をいただける場所は「御朱印所」「納経所」などで寺社により異なります。小さなところだと案内が出ていないこともあるので、見つからなければ聞いてみてください。 基本的には参拝を終えてからお願いするものですが、大きな寺社では参拝前に御朱印帳を預けておき、帰りに受け取ることを推奨しているところもあります。 また、御朱印代はなるべくお釣りがでないように小銭を用意していきましょう。 楽しくて奥深い「御朱印」の世界 御朱印を集めるのに決まったルールはありませんが、御朱印をもっと楽しみたいと思ったなら、複数の寺社を回って御朱印をいただく「御朱印巡り」がおすすめです。東京をはじめ日本全国に「七福神めぐり(福をもたらしてくれる七人の神様をお祀りする神社を回ります)」などの様々なコースがありますし、自分で考えたコースを巡るのも楽しいですよ。 独特のデザインの御朱印や、(通常は1頁に1つですが)2頁を使ったもの、特定の時期にしかいただけない限定ものなど、変わり種も様々あるので、ぜひ探してみてください! 御朱印はあくまで参拝の証であって目的ではありませんが、御朱印の楽しさをきっかけに寺社を訪れる機会が増えたら素敵ですよね。 ※宗派などによって御朱印をいただけないところもあるのでご注意ください。

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2015年6月28日 FOODS & DRINKS

便利でスマート!大人の心遣い『懐紙(かいし)』のすすめ

便利でスマート!大人の心遣い『懐紙(かいし)』のすすめ

日本人が着物の懐にしのばせていた「懐紙」 「和菓子」を食べるとき、お皿の上に「和紙」が敷いてあるのを見たことはありませんか?この紙は「懐紙」と呼ばれるものなんです。日本人でも若い子は知らないかもしれませんね。知っているけれど自分で使ったことはない、という方も多いのでは? 「懐紙」とは「懐(=着物の内側)に入れる紙」の意。その歴史は古く、平安時代(794~1185年)にまで遡ります。当時の貴族は、畳んだ紙を懐に入れて常に持ち歩いていました。その紙を使って、ティッシュやハンカチのように汚れを拭ったり、お皿のように菓子を取り分けたり、メモ帳のように和歌を書き付けたり…。懐紙は様々な場面で役に立つ、必携のアイテムだったのです。 「茶の湯」や「和食」の伝統の中に残る作法 その後も長く日本人に愛用されてきた懐紙ですが、衣服が着物から洋服へと変わり、生活習慣が変化していく中で、いつしか必要性が薄れてしまったのでしょう。今では“いつも懐にしのばせておく”ものではなくなってしまったように見えます。 けれど伝統的な「茶の湯」や「和食」の改まった席においては、今でも懐紙はなくてはならないものです。懐紙は基本的に持参して、口元や器の汚れを清めたり、汁気の多いものを食べる際の受け皿にしたりします。懐紙を用いた作法はスマートで見た目にも美しい! 食後にも大切なマナーがあります。出されたお菓子を残してしまったときは、懐紙に包んで持ち帰ります。また、使い終えた懐紙は置きっぱなしにせずに自分で持ち帰るのが原則です。お茶やお料理を提供してくれた人への心遣いが感じられる作法ですよね。 「懐紙」のある生活、始めてみませんか? もともとは白く無地のものが主流でしたが、最近では懐紙の魅力が見つめ直されて、愛用する人も再び増えてきて、様々な色柄の可愛くてポップなものもたくさん売られるようになりました。文房具店や和小物のお店に置いてあるほか、懐紙の専門店もあります。見ているだけでも楽しいですよ! けれど手に取る機会があったなら、ぜひ実際に自分で使ってみてください。ここまでに紹介した以外にも、折り畳んでコースターにしたり、お金を入れて渡すためのポチ袋を作ったり、便箋として使ったり、懐紙の用途は無限大。便利なだけでなく、誰かのためのちょっとした心遣いを自然に添えることができる…そんな懐紙の魅力にあなたもきっと気付くはず。 『辻徳』 京都にある懐紙専門店『辻徳』では、シックで古典的なものからカラフルでポップなものまで様々な懐紙を取り扱っています。懐紙の使い方講座も行われているので(要予約)、懐紙初心者の方もぜひ足を運んでみてくださいね。 Map 京都市下京区堀川通り四条下る四条堀川町271番地

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2015年7月2日 CULTURE

神社やお寺へ行ったら書いてみよう!神様へのお願いごとやお礼を掲げる『絵馬』

合格祈願の絵馬

たくさんのお願いと一緒に みなさんは、かなえたい願い事があるとき、どんなことをしますか? 例えば、希望した学校に合格しますように。家族がみんな健康で楽しく仲良く暮らせることがきますように。かわいい赤ちゃんが授かりますように。そんな時、日本では神社に行って「絵馬」と呼ばれる木の板に願い事を書くんです。 神社やお寺の境内で、たくさんの小さな木の板がぶら下がっているのを目にしたことはありませんか? これが絵馬です。絵馬にお願い事を書くと神様に伝わると言われているんですよ。絵馬とは、馬の絵という意味があるのですが、なぜ馬なのでしょうか。 絵馬の始まり 絵馬の起源は奈良時代(710~794)にまでさかのぼります。日本には神様が馬に乗って人間の住む世界におりてきたという伝説があります。神様の乗る馬は神馬といわれ、その多くは白い馬です。日本には、神様が何かお願いをかなえてくれたときに、生きた馬をお礼として奉納したり、祈願していたという記録が残っています。古来から馬は神様への贈り物でした。しかし、生きた馬を奉納するには経済的にかなり負担がかかるため代わりに木の板に馬の絵をかいて奉納するようになったのが、現在の絵馬の起源とされます。 馬の絵だけじゃない!特別なお願いと絵馬との関係 絵馬には馬の絵だけがかかれるのではなく、各地域の民俗信仰やお願いごとの内容によりかかれる絵や形が変わります。 例えば、鰻や飛魚などの魚が神様のお使いと信じられいる神社では、お願い事をするときはこの魚を禁食し、絵馬にかいて神社に奉納する風習があります。 他にも、女性の美の神様が祀られている京都の河合神社では、日本古来の鏡の形をした鏡絵馬があります。表面に描かれた顔を自分の顔をみたて、お化粧をします。そして裏面に「美人になりますように!」などの願いを書きます。 神社やお寺にお参りにいったとき、絵馬の絵や形とその由来について調べてみるのも面白いですね! 絵馬にお願いをかいてみよう! 絵馬は神社やお寺で買うことができます。絵馬は絵がかいてある方が表になります。願い事は絵馬の裏面に書きましょう。油性のペンで書くのがベターですね。絵馬を書くときは、神様にお願いごとと一緒に人間界におりてくるための馬を奉納しているとイメージしてみてください!一番かなえたい願い事を一つかいたら、住所と氏名も記入します。こうしておくと、神様が馬に乗って人間界におりてくるときに、どこの誰にお願いごとを渡しにいけばいいかよくわりますね! あなたも日本にきて、絵馬で神様にお願いしてみませんか? Map 京都市左京区下鴨泉川町59

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