坂道に寺社、そして迷宮ばりの路地裏グルメスポット。見どころ満載の新宿・四谷をぶら歩き!『四谷荒木町と寺町』

四谷三丁目駅付近が見どころ満載なエリアなのを知ってますか?
迷路のように石畳の路地が入り組む通な大人のグルメスポット・荒木町や、約25もの寺社がひしめく四谷寺町エリアは、ぶらぶら歩きにもってこいの場所で、そこかしこで歴史と古い昭和の風情に出会えます。
秘密にしておきたいけどやっぱり教えたい!そんな不思議な魅力がつまったこのエリアを一緒にぶら歩きしましょう!
<告知>
2017年10月16日(月)~27日(金)に『四谷荒木町&寺町エリアウォーキングツアー』を開催します!詳細は記事の最後をご覧ください。

2017-10-13   CULTURE, TRAVEL DESTINATIONS, 東京,


【 目次 】

昭和の風情と石畳の路地。古い歴史が残る迷路のような町を散策

昭和風情ただよう路地裏に飲食店が軒を連ねます。

まずは荒木町からスタート!
この辺りはもともと、江戸時代の美濃国高須藩藩主・松平摂津守家(まつだいらせっつのかみけ)の大きな屋敷があった場所です。一般に公開されるようになった明治時代には、その敷地内にあった美しい滝や池などの景観で、東京近郊でも人気の景勝地だったそう。
また、まるで巨大なすり鉢のような地形をした都内でも珍しいエリアで、その高低差が激しい複雑な地形を歩きながら感じる事ができます。そのため、荒木町を歩いていると階段や石段によく遭遇します。

通称「モンマルトルの階段」と呼ばれる階段

そのすり鉢状地形の底の部分にあたるのが、住宅街の奥にひっそり佇む津の守弁財天(つのかみべんざいてん)の「策(むち)の池」。

策(むち)の池

江戸時代の古書によると、徳川家康がここへ鷹狩りにやって来た際、乗馬用のムチをこの池に注ぎ込まれる湧水で洗ったことから「策の池」と呼ばれるようになったそう。
現在では池もほとんど埋め立てられて、当時とは比べ物にならないほど小さくなってしまったとは言え、300年以上も前の池が目の前に残っているなんて、何となく感動してしまいますよね。

そして、池の横にこぢんまりと建っているのが津の守弁財天(つのかみべんざいてん)。

津の守弁財天の祠

屋敷があった当時、敷地内の池のほとりに建っていた祠(ほこら)をこの場所に再建したもので、今では地元住民の守り神として愛されています。

それでは、津の守弁財天のすぐ脇の石段を登ってみましょう。

津の守弁財天脇の石段

石段を道なりに上がりきり、そのまま「荒木町奥の細道」をまっすぐ進むと、小さな公園にくっついた金丸稲荷神社(かねまるいなりじんじゃ)に到着します。

金丸稲荷神社

荒木町のちょうど中心にあたる場所に建っているこの神社は、松平摂津守家の守護神として屋敷のあった当時から存在していたもの。屋敷がなくなった今は、荒木町の人々を静かに見守っています。

荒木町

  • 1.津の守弁財天:東京都新宿区荒木町10-9
  • 2.金丸稲荷神社:東京都新宿区荒木町

 

食通の大人たちを惹き付ける有名なグルメスポット

こんな歴史の古い荒木町は、今ではおよそ250軒近くもの飲食店が建ち並ぶグルメスポット!それほど目立つ場所にあるわけじゃないし、素通りしてしまいそうな地味な外観なんだけど、実はミシュランの星付き、なんてお店もこの狭い区画の中にいくつかあるほどです。
歩いて回ると分かるように、迷路のように石畳の細い路地が多く、そこにも小さなお店が連なっているので、ちょっとした探検気分にも浸れます。まさに「路地裏の名店」という言葉がしっくり来る町で、都内でも食通の大人たちが集まる場所として知られています。

ぶらぶら歩きにもってこいの路地があちこちに。

昼と夜の2つの顔を持つ荒木町

この町は夜になるとがらりと雰囲気が変わります。
新宿にも近い、大都会のど真ん中にある飲み屋街にも関わらず、どこか「隠れ家」的雰囲気が伴うのは、この大通りから少し奥に引っ込んだ感じ、そして石畳の路地が多く、小さな区画の中に飲食店がぎゅっと詰まっているひっそり感、というか、控えめ感のような空気があるためでしょう。
路地のあちこちに暖かい色の灯りが灯り始め、石畳を照らし出す夜になると、昭和50年代まで花街だったこのエリアは、ますます粋で艶っぽい風情にあふれ、名店が揃うこの町へやって来た通な大人たちで賑わい始めます。
あなたも一度、迷路のような路地裏を巡りながら、お気に入りのお店を探してみては?

夜の路地も素敵な雰囲気

とにかく坂と寺社の町!四谷寺町エリア

荒木町散策の後は、新宿三丁目駅に戻って新宿通りを渡り、寺町エリアへ進んでみましょう。
外苑通り東側の新宿区須賀町と若葉の辺りには、約25もの寺社が集中しています。
なので、静かな住宅街であるこの辺りをぶらぶらしていると、あっちでもこっちでもお寺や神社に遭遇します。
また、すり鉢状地形の荒木町同様、この辺りも台地と谷地が入り組んだ地形のため非常に坂道が多く、崖地もあちこちで見られますよ。

観音坂
東福音坂(天王坂)

坂道の始まりと終わりに坂名の由来を説明した標識のある坂も多いので、読んでから坂を上って(または下って)みるのも、歴史を感じられて楽しいですよ。

ぜひ訪れたい!映画「君の名は」の舞台になった神社や服部半蔵の墓があるお寺

周辺の数ある寺社の中でも観光客に人気なのが、須賀町の高台に建つ「須賀神社」。
この神社へと続く長い階段は、2016年の大ヒットアニメ映画「君の名は」のラストシーンに登場したものなんです。
映画公開後、この階段は大人気となり、今でもこの階段で記念撮影しにやって来る人たちが数多くいます。

須賀神社は四谷エリアの総鎮守でもある由緒正しい神社で、その美しい社殿や1836年に奉納された、新宿区の指定有形文化財(絵画)の「三十六歌仙絵」など、階段以外にも見どころの多い神社です。

須賀神社
「君の名は」に登場する階段

須賀神社についてもっと知りたい方はこちら !

他にも有名な寺社として、文禄2年(1593年)にあの服部半蔵が創建した西念寺(さいねんじ)があります。
服部半蔵は伊賀の伝説的忍者としてのイメージが強いですが、実際には徳川家康の腹心として数々の戦で名を挙げた武将であって、忍者ではありません。
「服部半蔵」という名前は、忍者一族・服部家のトップに立つ者に受け継がれるもので、言うなれば「忍者の頭領」を意味する役職名のようなもの。実際に忍者として活躍したのは初代の服部半蔵・保長(やすなが)だけで、私たちが知っている服部半蔵は、このお寺を建てた2代目の服部半蔵・正成(まさなり)のことなんです。

このお寺には、その半蔵正成のお墓と、槍の名手として知られた彼に家康が贈ったと謂われる槍(区登録文化財)があります。西念寺の寺宝であるこの槍は、戦災のために先端と矢尻が多少欠けてしまったものの、全長258㎝・重さ約7.5㎏という威風堂々としたモノ。この槍を見に、自分たちで調べてやって来る海外からの観光客も多いとのこと。「ニンジャ」半蔵正成の名は、海外の人にも知られているんですね!

服部半蔵正成のお墓
徳川家康から半蔵正成が拝領したと云われる槍

この辺りはゆっくり見て回るのにとても興味深いエリアですが、あくまで神聖なお寺や神社であって観光施設ではありません。見学はどうぞお静かに!
また特に見学したい物がある場合、事前にそのお寺や神社に連絡して見せてもらえるかどうか確認してから訪れてくださいね。

寺町エリア

  • 1.須賀神社:東京都新宿区須賀町5
  • 2.西念寺:東京都新宿区若葉2-9

 


【四谷荒木町&寺町エリアウォーキングツアー開催!】
海外からの参加者と一緒に四谷荒木町と寺町エリアを歩いて見て回りながら、歴史と情緒を体感しませんか?(英語での実施となります)

●日時(ご希望の日を選択してください):
  1. 2017年10月16日(月)
  2. 2017年10月18日(水)
  3. 2017年10月20日(金)
  4. 2017年10月23日(月)
  5. 2017年10月25日(水)
  6. 2017年10月27日(金)
●時間:13:30~16:00(2時間~2時間半)
●集合場所:東京メトロ丸の内線 四谷三丁目駅4番出口地上に13:20に集合
●料金:500円
●最小催行人数:2名(最大8名まで)

※申し込み締め切り:イベント前日の18時
※参加費は当日、会場で現金にてお支払いください。
※参加者にはアンケートにお答えいただきます。
※イベント前日までに当日のご案内メールをお送りします。

【申込み】参加には登録フォームへのご入力が必要です。

*詳細はFacebookまたはMeetupをご覧ください。

お友達をお誘いあわせの上、是非ご参加ください!

関連記事

AUTHOR

Waddy

Waddy

writer/ translator

東京生まれ・東京育ちのバリバリ江戸っ子です!放浪大好き、非日常的体験も大好きです。生まれ育った日本ですが、自分にとっては今でも不思議なコト・モノに満ち溢れている場所です。そんな日本の「?」や「!!」を皆さまにご紹介できたら、と思っています。

Information

Address 東京都新宿区四谷3-8
Hours .
Price .
Close .
Access .
Phone .
Website .