桜咲く~新緑の隅田川河岸を歩く、浅草と東京スカイツリーから徒歩圏内の春の名勝

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【 目次 】

隅田川は東京の観光地である浅草と東京スカイツリーの間に位置します。どちらも徒歩10分~15分圏内ですので桜の季節にはぜひ、隅田川まで足をのばしていただきたい!
ということで、桜咲く頃から新緑の隅田川河岸をご紹介したいと思います。

隅田川桜のいわれ

隅田川河岸といえば東京でも有名なお花見スポットです。
その歴史は18世紀中ごろ、江戸幕府8代将軍徳川吉宗が庶民もお花見ができるように桜の木を植えさせたのが始まりです。それまでは武士や公家など地位のある人々に限られていたお花見が庶民に親しまれるようになったのは吉宗公のおかげといわれています。

そして隅田川に桜といえば、滝廉太郎作曲による「花」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?川面に桜の舞う隅田川を往来する船の様子がうららかにうたわれています。日本人にとって隅田川の桜は原風景の一つともいえるかもしれません。

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そんな隅田川の春、現在はどのような様子なのでしょうか

地元の人が心待ちにする墨堤さくら祭りと芸妓茶屋(東京スカイツリー側)

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まずは、地元の方々が桜の開花をお祝いする雰囲気でいっぱいの隅田川の東河岸をご紹介します。浅草を望む遊歩道には地元の商工業会が出店します。おでんに豚汁、焼きそばなど、日が陰るとまだ肌寒さを感じるこの季節にうってつけのメニューが用意されており、食べればほっこり温まります。御座にビールケース足のテーブルが置かれるお花見席には時間の経過と共にたくさんの人が集います。提灯の明かりに照らされた桜を眺めながらお酒とおつまみで花の盛りを楽しむのは今も昔も変わらないようです。

この墨堤さくら祭りに華を添えるのが向島墨堤協会による芸妓茶屋です。隅田川に隣接する向島地区は花街として栄えた歴史があり、現在も料亭を残す地区です。いつもの昼間はお稽古に励む芸者さんですが、さくら祭りの期間中はこの特設茶屋に出てお菓子とお茶を振る舞います。写真撮影にも快く答えてくれるので、芸者さんと交流できるまたとない機会です。地元の方もたくさん訪れて華やかなひと時を楽しみます。

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墨堤さくら祭り

  • 日程: 3月下旬から4月上旬
  • 時間:10時頃から21時頃まで
  • 場所:東京都墨田区向島
  • アクセス:東京メトロ銀座線、都営浅草線、東武スカイライン浅草駅より徒歩5分/ 東京メトロ半蔵門線、都営浅草線押上駅より徒歩10分

  • 向島墨堤協会 芸妓茶屋
  • 日程:墨堤さくら祭り開催期間中
  • 営業時間:11:30~15:30pm (予告なしに予定が変更になることがあります)

絶景を肴に花見をする、隅田公園(浅草側)

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橋を渡って彼岸の浅草側は昼夜を問わず団体の花見客で大いに賑わいます。というのも、この堤からの眺めはとても素晴らしいのです。「花」の歌詞にあるように河岸の桜と川を行き交う船、そして、新しく加わったシンボルマークの東京スカイツリーが一度に眺められるスポットとなっています。点灯したスカイツリーと桜が幻想的な雰囲気をおりなします。

新緑の浅草流鏑馬

そうして満開の桜が新緑に代わるころ、隅田公園では浅草流鏑馬が開催されます。馬は射手をのせて東武鉄道の鉄橋付近から言問橋あたりまでの300メートルを一気に駆け抜けます。

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的中できるのか?と手に汗を握る瞬間があり、的を射抜くと日本人も外国人も大いに盛り上がります。新緑にふさわしい爽やかな催しです。

yabusame
もともとは新年の祝賀行事であり、参加者は皆装束に身を包みます。
浅草流鏑馬



春に浅草やスカイツリーを訪れるなら、隅田川は見逃さないでいただきたいスポットです。昔から親しまれてきた桜の名所とあって、景色だけでも十分楽しむことができます。加えて、地元の営みが感じられる催しに参加をすると思い出も一層深まるかもしれませんね。

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Kumo

Writer / Translator

旅がすき、旅人もすき 露天風呂と美味しいお酒、それから楽しい人たちに出会いたい 英語で日本を語るべく精進の日々