伝統芸能“能楽”を篝火に照らし出された増上寺の特設舞台で観よう【第33回増上寺薪能】

日本が世界に誇る600年余りの歴史をもつ舞台芸能の“能楽”が、東京タワーそばの増上寺で今年も開催されます。能の演目はもちろんのこと、夜闇に照らし出された増上寺の景観を借りた舞台は一見の価値ありです。こちらの記事では “能”と“増上寺”について解説しながらこの特別なイベントをご案内します。

2016-09-23 増上寺   CULTURE, DESTINATIONS, EVENTS, 東京,

薪能4


【CONTENTS】
増上寺の薪能って?
日本が世界に誇る“能”って何?
増上寺と能の深い関係
第33回増上寺薪能、開催概要

増上寺の薪能って?

日本の伝統芸能“能楽”が東京タワーのふもと、徳川家にもゆかりの深い増上寺で開催されます。こちらは“薪能(たきぎのう)”という、闇夜に薪の灯りで照らし出された舞台で演じられるもので、増上寺の歴史的建築物と相まって趣向を凝らした演出となりますよ。

Zojoji
増上寺

日本が世界に誇る“能”って何?

日本人なら誰もが耳にしたことのある伝統芸能の“能”ですが、実は世界でも高く評価をされています。この日本の重要無形文化財は、その独特の芸術性と世界観で外国人にも訴えるものがあるのです。

Takigi Noh

さて、その歴史はといいますと600年以上前にさかのぼります。それまでの猿楽能(寺社の祭礼における奉納のための舞台)と田楽(民間芸能)の融合を室町時代に観阿弥と世阿弥が大成したのが能楽です。“能”の世界観を表す、幽玄という観念は武士の精神にも合致するもので、江戸時代には幕府の儀式芸能として大変な盛隆をみせました。

増上寺と能の深い関係

徳川幕府と関係の深かった増上寺では江戸時代から“能”の舞台が設けられてきたといわれています。当時は現在の東京タワーのあたりに能楽堂があったといいますが、幾度となく消失を繰り返したため、増上寺の境内で開催されるようになったのがこの“増上寺 薪能”なのです。たいへん長い時間をかけて守られてきた伝統ですね。

Takigi Noh

この増上寺薪能の見どころの一つは、篝火に浮かぶ舞台で能が演じられることです。加えて増上寺の歴史的にも重要な建築物の“三門”の朱と有名な“お手植えの松”の緑が大変映えるということで、演目もさることながらその景観にも大いに期待ができますよ。

Takigi Noh

第33回増上寺薪能、開催概要

本年で33回目を迎える増上寺の薪能は毎年多くの人でにぎわいます。また、日本の伝統芸能を夜のお寺で観られるとあって、外国人にも大変人気のイベントです。この特別な機会に“能”の世界を体感しに増上寺をぜひ訪れてみてください!

日時:2016年10月1日(土)
時間:18時より演目開始(16時半より開場、17時半より法要)
場所:増上寺境内特設舞台
入場料:SおよびA席完売、B席4000円、自由席2000円
*前売り券は増上寺寺務所にて販売
お問い合わせ先:増上寺薪能係03-3432-1431(9時~17時までの受付)
ウェブサイト:www.zojoji.or.jp/news/177.html

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東京都港区芝公園4-7-35

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Kumo

Writer / Translator

旅がすき、旅人もすき 露天風呂と美味しいお酒、それから楽しい人たちに出会いたい 英語で日本を語るべく精進の日々