日本人の主食「米」、生活シーンで食べ方が違う!?

日本人が普段食べているご飯は、生活の様々なシーンでその色や固さ、調理法が変化します。お米にも、銘柄と種類があってその歯ごたえや味にも特徴があります。
そんな日本人とお米との生活について、ご紹介します。

2016-08-02   CULTURE,

ごはん


【CONTENTS】
基本の基本、日本の白ご飯
お祝い事には、“お赤飯”
風邪の日には、“お粥”
お粥に似ているけど違う、“雑炊”

Rice
Rice

基本の基本、日本の白ご飯

海外でも食べられているお米ですが、日本では主食として毎日のように食べられています。パスタやパンも食べますが、1日1食は必ず、ご飯を食べる人が多いです。
日本のお米は、外国で食べられている長粒米に対して、短粒米で粘り気があり、甘くてふっくらしているのが特徴です。

各家庭には、炊飯器というご飯を炊く専用の電気製品があります。
お米をといで炊飯器に入れて、スイッチを押すだけで、ふっくらとおいしいご飯が炊きあがります。ご飯が炊きあがったら、保温にしていつでもおいしいご飯が温かく食べられるようにセットします。

お米にも銘柄があって、日本でおいしいお米として愛されているブランドは、”コシヒカリ”で、一番食べられています。お米の香りが強く、硬さや粘りのバランスもちょうどよいのが人気の理由です。
また最近では、発芽玄米という玄米を水分に浸して、0.5~1.0mmほど発芽させたお米は美容効果があり、健康にもいいと、女性や健康志向の人たちに注目されています。

お米マイスターという専門の資格もあるほど、日本人にとっておいしいお米は重大な関心ごとなんです!

お祝い事には、“お赤飯”

Rice boiled with red beans
赤飯

おめでたいことがある日は、お赤飯を食べます。お赤飯は、餅米に小豆をいれて赤い色をつけて蒸したご飯で、ごま塩を添えて食べます。餅米は、お餅になるお米で、普通のお米より粘り気があり、もっちりとした食感があります。

日本人にとって赤色は、呪力があり、災いをさけるパワーがあると信じられてきたため、
お赤飯には、魔除けの意味があり、お祝いの席でふるまわれてきました。
生誕祝い・入学式・成人祝い・還暦祝いなど、日本人の人生の節目で食べられる、ハレの日のご飯がお赤飯です。

風邪の日には、“お粥”

Rice porridge

風邪をひいて食欲があまりないときには、お粥を食べます。お粥はお米を水を多目にして米を軟らかく、炊いたものです。お粥は、お米特有のほんのりとした甘さを味わうことができます。

風邪をひいたときに、お粥を食べると身体がじんわり温まります。また梅干しと一緒に食べると、消化がいいと思って噛まずに食べてしまいがちなお粥に、梅干しの唾液の分泌を促す効果が加わり、消化不良の心配がなくなると言われています。

Umeboshi
梅干し

他にも、疲労回復や食欲増進作用があるので、体力が弱っているときには、お粥と一緒に食べてパワーアップをはかることができます!

お粥に似ているけど違う、“雑炊”

Porridge
雑炊

お粥のように、水分が多く柔らかいご飯に雑炊があります。雑炊とお粥は似ているようですが、実は違います。お粥が、お米から炊かれ具が入らないのに対して、雑炊はご飯に出汁と野菜などのたくさんの具を入れて煮込んで料理されます。
炊飯器に保温しておいたご飯が、中途半端に残ったとき、冬の鍋料理の終わりの〆に具のうま味たっぷりの出汁にご飯を加えて、雑炊にして食べます。

ご飯を食べる時、最後の一粒までも無駄にせず食べるように、子供の頃にいわれたことがあります。お米は約3000年以上もの間、日本人にとってその命をささえる大切な糧として、毎日の生活で食べられてきました。
雑炊は、お米を無駄にせず最後の一粒まで美味しくいただく、日本人の智慧のようにも思えてきますね。

日本人がよくご飯と一緒に食べる「つけもの」。しょっぱい食べ物がご飯にぴったり合うんです!つけものって、たくさんの種類があるのを知っていますか?つけもの:jp.tadaimajp.com/2016/08/tsukemono/

Pickles
つけもの

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kyoami

kyoami

Writer/ Translator

民具や生活道具、伝統工芸、日本のアンティーク好き。生活の中で生まれた日本人独自のセンスや技術、その背景にある宗教観や由来をさぐります。