約130店が商店街にずらり!京の台所『錦市場』を散策

錦市場は、平安時代(794~1184)からある由緒ある市場で、「京の台所」と呼ばれ昔から京都の人たちに親しまれ栄えてきました。道幅3.3m~5m、西入口から東の端の錦天満宮まで390m、道の両端に約130のお店が並びます。錦市場では、京都特有の食文化やそこで働く人たちの様子をみることができ、お買い物にも食べ歩きにもピッタリの散策コースです。今回は、西入口から錦天満宮まで歩いてみました。

2016-08-15   DESTINATIONS,

錦市場の魚や


【CONTENTS】
錦市場の青物問屋に生まれた、天才画家「伊藤若冲」
西入口から錦天満宮まで、京の台所を歩く!
錦市場に来たら、錦天満宮の水を汲もう!

The west entrance of the market
錦市場西入口

錦市場の青物問屋に生まれた、天才画家「伊藤若冲」

では、さっそく西入り口(高倉通り)からスタートです。入口には大きな「錦」の文字そして、その下に鶏と野菜や魚の幕がかかっていました。この幕は、錦市場の中のいたるところにかかっています。

Ito Jakuchu’s work
伊藤若冲 画

この絵は、伊藤若冲(1716~1800)という有名な画家の絵なんです。世界各地に彼のコレクターがいるとても人気の高い画家です。
若冲は、錦の青物問屋に生まれました。青物問屋に生まれただけあって、その絵には、大根・レンコン・かぼちゃなどがかかれたユニークなものもあります。鶏もよくかかれるモチーフです。入口右には、伊藤若冲生家跡のモニュメントがあります。

Jakuchu’s birthplace
伊藤若冲 生家跡

どんどん市場の中へ進んでいきましょう!

西入口から錦天満宮まで、京の台所を歩く!

Dangoya
団子屋

すぐにお団子屋さんが、目に入りました。きなこ団子や田舎饅頭、わらび餅などが売られています。お団子は、日本人に日本茶と共におやつとして、愛されています。

A Chopstick shop
箸屋
Chopstick rests
箸置き

お箸屋さんがありました。お箸だけでなく、たくさんの箸置きも売っています。お箸とあわせて、セットで選ぶと楽しいですね。

Signboard

少し進むと、”世界一辛い 一味・七味” の看板が見えました。

Shichimi chilli

ここでは、いろいろな種類のとっても辛い一味唐辛子と七味唐辛子が売られています。
七味唐辛子は、おうどんやおそばに適量ふりかけて食べるスパイスです。
ここでは自分だけのオリジナルブレンドの七味唐辛子をつくることができます。

Fish shop

魚屋で、買い物客がお店の人と何か話していました。錦市場には、新鮮で味が良い品が揃っていて、錦なら間違いないと地元の人たちから、老舗料亭まで食材の仕入れにやってくるそうです。

Curtain

アーケードの上をみると、若冲の絵のモチーフが垂れ幕になって吊るされ、続いていました。この絵を見ているだけでも楽しいですね!

Tsukemono shop
漬物屋

お漬物屋さんでは、ちょうどお漬物をつけているところでした。ものすごく大きな樽です。
ぬか漬けは、毎日ぬかのお手入れをしてかき混ぜないといけないから大変です。
⇒つけものって何?:jp.tadaimajp.com/2016/08/tsukemono/

Tempura shop
てんぷらや

天ぷらやさんでは、ちょうど観光客の方が、天ぷらを買っているところに遭遇しました。
天ぷらは、持ち帰りも食べ歩きもできます。

Seasoned octopus eggs

味付けタコ卵。タコの頭の中にウズラの卵が入っています。イカ軟骨、子持ちイカも。
値段も250~500円とリーズナブルです。こちらも、食べ歩きにちょうど良いですね。

The Nishiki Tenmangu Torii
錦天満宮の鳥居

商店街も終わりに近づくと、遠くに錦天満宮の鳥居が見えてきます。ここまで来ると、商店街は終わります。

錦市場に来たら、錦天満宮の水を汲もう!

錦天満宮には、京の名水といわれる「錦の水」が湧き出ていて、地元の人たちが朝早くから参拝と共にお水取りにこられます。

錦市場が昔から栄えた理由に、この錦市場の地下を流れる「錦の水」があります。冷蔵庫のない時代、生ものを冷やし・保存する方法は「水」しかありませんでした。夏でも冬でも水温は15℃~18℃とほぼ一定で、かつては各店に井戸を通して引き込まれ冷蔵庫の役目を果たしていたといいます。

錦天満宮は、学問・知恵・商売繁栄・厄除・災難除け・招福のご利益があるので、錦市場を訪れた際、立ち寄るのもいいですね。

Map

〒604-0000 京都府京都市中京区堺町通

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kyoami

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民具や生活道具、伝統工芸、日本のアンティーク好き。生活の中で生まれた日本人独自のセンスや技術、その背景にある宗教観や由来をさぐります。

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JR京都・近鉄京都駅より市バス大原線・四条高倉下車、徒歩3分
Phone 075-211-3882 (京都錦市場商店街振興組合)
Website http://www.kyoto-nishiki.or.jp (京都錦市場商店街振興組合)