今年こそ大迫力の相撲を生で観戦しよう!―相撲の起源からチケット入手方法まで、すべてを紹介―

江戸時代に確立されて以来、伝統を継承してきた日本の国技「相撲」。外国人にも大人気のSumoを今年は観に行ってみませんか?その闘魂に魅了されて相撲ファンになるかもしれませんよ。

2016-07-12   CULTURE,

sumo


【 目次 】

(写真撮影:Eckhard Pecher)

【目次】
相撲の起源は1,000年以上前!
シンプルなルールで分りやすいのが相撲!
“番狂わせ”に興奮!相撲の番付
日本国内を回る、大相撲年間スケジュール
大相撲チケットの入手方法はこちら
大相撲の一日は意外と長い?!
大相撲以外に相撲を見るチャンスがあります!

相撲の起源は1,000年以上前!

相撲の起源は古代にさかのぼります。1千年以上前にはその年の農作物の収穫を占う宮中行事だったといわれています。戦国時代になると、武将の前で力比べをする強者共があらわれ、実力を認められると家臣としてその戦力の一端を担いました。そうして江戸時代には各地でエンターテイメントとして相撲が行われるようになり、3大強豪力士が出現しました。彼らは相撲人気に拍車をかけ、徳川将軍も観覧したとも言われています。この時代に相撲の形式はほぼ確立され、今日に至るまで継承されています。髷(まげ)や化粧廻し(けしょうまわし)といった衣装は江戸時代と変わらない姿を残していますよね。

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シンプルなルールで分りやすいのが相撲!

正方形に盛られた台の上、直径4.55メートルの俵で囲まれた円の中で力士は闘います。
蹲踞(そんきょ)と呼ばれる拳を地面についた前傾姿勢から立ち上がって取組(とりくみ)が始まりますが、足の裏以外の体の一部が土俵(円の内部)についた、もしくは、土俵の外へ投げ飛ばされた/足が出た場合には負けです。
このルールがとても分りやすいのが、親しみを持たれるポイントかもしれませんね。

土俵
土俵

相撲は他の格闘技(ボクシングやレスリング)とは異なり、重量制ではありません。通常大きければ大きいほど有利になるため、力士は(個体差はあるものの)例外なく大きな身体をしています。

相撲の決め技は八十二手ありますが、常人に判断するのは難しいでしょう。行司(ぎょうじ)と呼ばれる審判が取組ごとに決め技を唱えています。

また、髷(まげ)をつかむ、こぶしで殴るなどといった行為は反則です。
正々堂々とした真剣勝負が見どころですね。

行司
行司

“番狂わせ”に興奮!相撲の番付

力士はその対戦成績によって順位付けがされます。この順位を表すものを相撲では番付表と呼びます。特に上位の階級である幕内は定員42人と定められており、名称は上位から順番にこのように呼ばれています。

・横綱(よこづな)
・大関 (おおぜき)
・関脇 (せきわけ)
・小結 (こむすび)
・前頭 (まえがしら)

番付表
番付表

力士の番付(順位)はその対戦成績によって変わります。前場所で幕内力士であっても、成績がふるわないと幕下へ降格することもあります。横綱だけは称号を失うことはありませんが、その名にふさわしい勝負をみせることができない場面が続けば、引退ということになります。
横綱が負ける“番狂わせ”(番付の順位が下の者が上の者に勝利する)が起こると、座布団が飛ぶのは大相撲ではお決まりのことです。ただし、観戦マナーとしては禁止されているので注意してくださいね。

一相撲ファンの母によると、比較的体格の小さい力士が技を使って大きい力士を倒す場面はとても見ごたえがあるとのこと!押したり、突き飛ばしたり、力の勝負だけではなく、技での勝負がとっても面白いそうです。

日本国内を回る、大相撲年間スケジュール

大相撲は最も有名な六興業を指します。日本国内の4つの大都市で行われ、一興業は一五日間に渡ります。こちらが年間スケジュールです。

・初場所(一月):東京両国 国技館
・三月場所:エディオンアリーナ大阪
・五月場所:東京両国 国技館
・七月場所:愛知県体育館
・九月場所:東京両国 国技館
・一二月場所:福岡国際センター

相撲場所

会場などさらに詳しい情報はこちら⇒ 日本相撲協会 年間日程表

大相撲チケットの入手方法はこちら

相撲の観戦チケットは各興業の一か月前から販売されます。日本相撲協会公認のチケット販売所やインターネット およびコンビニの電子端末でも購入できます。

大相撲は大変人気なのでチケットは事前に購入した方がいいでしょう。でも、急に相撲を観に行きたい!となれば、国技館の場合は、少ないながらも当日券が朝8時よりチケット販売所で売られるそうですので、並んでみるのもありかもしれません。(二階席のみ)

大相撲の一日は意外と長い?!

国技館は通常朝8時会館です。午前中と午後の早い時間は下の階級の力士が試合をします。十両(幕内の下の階級)は14時30分より開始です。

両国国技館
両国国技館

そして一番の見どころ、幕内力士は15時40分ごろの登場です。化粧まわしと呼ばれる美しい装飾の施されたまわしをつけて土俵上を歩きます。

化粧まわし

横綱は最後に土俵に上がり“四股(両足を左右に開いて、左右の足を交互に高く上げて土俵を踏む)”を踏みます。観客は「よいしょ」の掛け声をかけます。幕内の試合は16時10分頃始まり、18時ごろには弓取り式(力士が土俵上で弓をまわす)という儀式で一日を締めくくります。(最終日は表彰式のため30分ほど予定が繰り上がります。)

大相撲以外に相撲を見るチャンスがあります!

大相撲の興業を逃した、チケットが取れなかったという方に朗報です!力士はみな相撲部屋と呼ばれる団体に所属をして練習を積みます。若手の力士は相撲部屋に住み込んで共同生活を送ります。相撲部屋には親方と呼ばれるコーチがいて稽古から食生活に至るまで厳しく指導をします。多くの相撲部屋は国技館のある両国周辺にあり、部屋によっては練習を公開しています。

東関部屋は稽古を公開している部屋の一つで東京スカイツリーの程近くにあり、予約なしで見学することができます(団体は要事前連絡)。練習は力士にとって仕事ですのでくれぐれもマナーを守って観ましょう。

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東関部屋
住所: 東京都墨田区東駒形4-6-4
定休日: 不定休(地方興行中は閉鎖)
開館時間: 7:00-10:30
入館料: 無料
電話: 03-3625-0033
以下の注意事項は必ず守ってください。
・マスク着用(力士の感染予防)
・フラッシュ撮影禁止
・私語厳禁

大相撲や両国へは足をのばせないという方には、巡業と呼ばれる稽古と練習試合を組み合わせたイベントを全国各地で行っています。練習試合とはいえ、取組は大相撲同様の儀礼にのっとったものなので、生で競技相撲を観られる貴重な機会です。毎シーズン大相撲の期間中に実施されていますので、 こちら のウェブサイトでお住まいの地域にやってくる予定がないか確認してみてくださいね。

力士はより上位を目指して日々鍛錬をつみ、大相撲という大舞台で真剣勝負をしています。ぜひ本物の相撲を観て彼らの闘魂を感じてください!

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Kumo

Writer / Translator

旅がすき、旅人もすき 露天風呂と美味しいお酒、それから楽しい人たちに出会いたい 英語で日本を語るべく精進の日々