東京両国で相撲取りのチカラ飯“ちゃんこ鍋”を食べよう!おすすめTOP3

相撲取りは大きな体をしていて、毎日何を食べているのか気になりますよね。今回は力士の食生活と相撲部屋も集まる東京両国の“あの”チカラ飯の食事処を紹介します。

2016-05-13   DESTINATIONS, 東京,

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【 目次 】

【目次】
ちゃんこ鍋って何?
栄養たっぷり力士のチカラ飯
両国でおすすめのちゃんこ鍋屋さん
力士は一日に何食食べるの?
力士の勝負飯って?

ちゃんこ鍋って何?

“ちゃんこ”は日本人にはなじみのある言葉ですが、実際に何を指すのか、知っていますか?実は相撲取りが作る料理全体を“ちゃんこ”と呼ぶんです。その中でも“ちゃんこ鍋”は多くの方が想像する一番なじみのある料理ですよね。鍋というだけあって具材も味付けも幾多にわたり、栄養も満点です。地方巡業の際には後援会(相撲部屋の応援団)から地元の特産品が差し入れられて一段豪華な鍋になることもままあるそうです。
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栄養たっぷり力士のチカラ飯

例外なく大きな体の相撲取りですが、なんと一日に8000カロリーほどの食事をするんだそうです。これは成人女性の一日のカロリー摂取量の約4倍!毎日こんなに食べるなんて健康を害するのでは?、と心配にもなりますが、彼らの体脂肪率は平均23.5%程度(NHK調べ)と存外低いようです。毎日厳しい稽古を重ねて、栄養豊富な食事で体づくりをする相撲取りは、健康体なんですね!そしてちゃんこ鍋も体にやさしい健康食と言えますね。

両国でおすすめのちゃんこ鍋屋さん

大相撲5月、9月、初場所の3場所が行われる国技館が立地する両国は多くのちゃんこ鍋屋さんが立ち並びます。お相撲を観戦した後はお相撲さんの気分で “ちゃんこ鍋”に舌鼓を打つのはいかがですか?
今回は、中でもとっておきの3軒のちゃんこ鍋屋さんをご紹介しますね。どちらも人気店なので、事前予約(特に大相撲の時期は必須)をおすすめします!

●ちゃんこ巴潟

1件目はライターおすすめの“ ちゃんこ巴潟” さんです。
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番付名がついた異なる4種(しょうゆ、塩、ポン酢、味噌)のちゃんこ鍋から好みのものを選びます。選ぶ味つけによって微妙に具材も異なるのでメニューをよくよくチェックしてくださいね。

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私たちが食べた「関取コース」。前菜、お刺身、2種類の季節の料理に、ちゃんこ鍋。そして〆はおうどん。ちゃんこ鍋以外のお料理もとても美味しかったです。

お食事を頂く部屋では相撲甚句と呼ばれる相撲の巡業中に吟じられる音楽が流れて情緒もたっぷり。親しみやすい店員さんが(力士が)優勝時に祝い酒を飲む大きな盃のレプリカをもたせてくれて、友人も大満足の様子でした。

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●霧島

2件目は現役の親方が設立したその名も“霧島(きりしま)”さんです。
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現在は陸奥(むつ)親方として後進の指導にあたる元大関霧島がプロデュースするのがこちらのお店です。鶏がらと豚骨ベースのスープに4種の味付け(醤油、味噌、塩、キムチ)が選べます。醤油味にはつみれが、そのほかの味付けにはとりだんごが入ります。
こちらのお店には相撲漫画家として日本相撲協会から認定をされている元力士の琴剣が描いた壁のあるお部屋があります。力士たちの楽しげな様子が食事を盛り上げてくれますね。

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●ちゃんこダイニング安美

3件目はちゃんこダイニング安美さんです。
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こちらのお店ではカレーや坦々鍋などの珍しい味付けのちゃんこ鍋が用意されています。お店の一押しは“特製横綱ちゃんこ”です。横綱の名にふさわしい豪華な具材からの美味しい出汁が期待できること間違いなしです。また、安美さんは築地にも深いつながりがあるので海鮮系のお料理にも自信があるそうです。力士の手形が飾られた雰囲気のあるお部屋でいただくちゃんこは格別でしょう。

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力士の食事は一日に何食?

われわれ一般人は一日三食いただくという方が大半ですよね。けれども、力士の場合はなんと二食なんです!早朝からの激しい稽古の前にお腹に食べ物はいれられないので、一日二食になるようです。相撲部屋で稽古を終えた力士は若い力士が準備をしたちゃんこ鍋をいただきます。
鍋といえばみんなで仲良くつつくものと思いがちですが、相撲の世界はちょっと事情が違います。番付がすべての世界ですから、まずは指導者である親方や横綱をはじめとする関取陣、続いて後援会のみなさんに振る舞って、ようやく作り手の若い力士たちの食事の順番が回ってきます。
(現在では見られない光景ですが)若い力士はスープにしかありつけなかったなんてエピソードもあるそうです。なので、稽古の後にいち早くちゃんこを食べたい!という想いは、強くなって番付の順位を上げるぞというモチベーションにもつながるようです。

力士の勝負飯って?

相撲取りは特に大一番の前は豚や牛の肉よりも鶏肉を好むそうです。それはなぜかわかりますか?

相撲のルールを思い浮かべてください。足の裏以外の体の部分が土俵につくと“負け”ですよね。豚や牛は四本足、対して鶏は二本足で立ちます。四つん這いの姿が力士に“負け”を想像させるということで、相撲部屋によっては大相撲期間中、毎日鶏肉を食べることもあるそうです。力士流の験(げん)を担ぐということですね。
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ちゃんこ鍋や力士の食生活って奥が深いですよね。両国へお出かけの際にはぜひとも本場のちゃんこ鍋を味わってください!
相撲のこと、あんまりよく知らないなという方にはこちらの記事もどうぞ⇒ http://jp.tadaimajp.com/2016/05/sumo/

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Kumo

Writer / Translator

旅がすき、旅人もすき 露天風呂と美味しいお酒、それから楽しい人たちに出会いたい 英語で日本を語るべく精進の日々