松江といえば、お城にお堀にお茶とお菓子!これを経験せずに、松江へ行ったとは言わせません!

水の都、島根県松江市。2015年7月に国宝に制定された松江城は、お茶と和菓子の文化によって支えられてきたと言っても過言ではありません。この記事では、松江でのお茶の楽しみ方を紹介したいと思います。

2016-04-19   DESTINATIONS, 島根,

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【 目次 】

【目次】

江と茶道の歴史について、少し
京都、金沢と並ぶ松江の和菓子
お抹茶と和菓子を、カジュアルに楽しみたい!けど、どこに行けば良いの?
松江に行きたいけど時間がない!けどお茶会に行ってみたい!

松江と茶道の歴史について、少し

Lord Fumai
松平不昧公

18世紀の松江を治めた、松平治郷(まつだいらはるさと)は、18歳で茶道、19歳で禅の道に入門。この時に授かった名前が「不昧」です。このころ、松江藩はすでに破綻し、潰れかけていました。そこで不昧公は家老と共に倹約と藩政改革に乗り出し、高い商業価値のある朝鮮人参や楮の栽培で収入を得ることで、松江藩の財政を立て直したとされています。

 類い希なる美的センスも持ち、多くの茶道具を購入しては自らランクをつけ、研究結果を残す程茶道にのり込みました。茶人として名声を残した不昧公は引退してからも茶の湯三昧の日々を送り自身の流派・「不昧流」をも大成。よって、彼の文化人としてのさまざまな功績を目の当りにした松江に、茶の湯文化が深く根付いたのです。

京都、金沢と並ぶ松江の和菓子

Whipping up matcha at a tea ceremony
松江では、日常的にお茶をたてている

Q:日本の三大菓子処はどこだか、ご存知ですか?
A:正解は京都、金沢、松江の三都市です。

Q:それでは、日本の三大銘菓はご存知ですか?
A:新潟長岡大和屋の「越乃雪」、金沢森八の「長生殿」、それと松江風流堂の「山川」です。

みなさん、お気づきですか?そうなんです!三大菓子処にも三大銘菓にも入ってしまう松江市は、和菓子とお抹茶が松江の文化に浸透し、今でも受け継がれているんです。

和菓子は五感で楽しむもの、と知られていますが、「季節の」和菓子は実際の季節が訪れる少し前にいただくそうです。

ファッション業界を思い浮かべてみてください。実際の季節よりも少し早く、衣類が売り出されますよね。それと同じで、和菓子は忍び寄る次の季節を、お茶にいらしたお客様にお知らせする役割を果たしています。

A tea ceremony at a family gathering
風流堂の花びら餅をお抹茶と頂いた。尚、写真を撮った当時はまだ一月

お抹茶と和菓子を、カジュアルに楽しみたい!けど、どこに行けば良いの?

・・・という質問を、よく街中で受けます。

答えは簡単です。

松江に多数点在する和菓子屋へ出向き、ほとんどの場合お茶室があるので、自分の好きなお菓子を買ったらそちらのお茶室でお抹茶といただく。

しかし、それでは風景が見えるかどうかもわからないし、風情がない!

そんなあなたに、月照寺と明々庵をご紹介いたします。

月照寺

Gesshouji

松江藩歴代藩主が眠るお寺。六月にはあじさいが満開になり、静かにお抹茶と、風流堂の「路芝(みちしば)」をいただくことができます。

ここにある大亀の石像は、小泉八雲の怪談に出てくるほどの巨体。亀を愛でていた先代の松江藩主を偲んで住職が大亀の像をたてたところ、夜になると亀は妖力を増して、大暴れ。人食いの亀として知られていたが、住職が背中にお札を貼ったところ、ようやく収まったとかないとか...

それはさておき。

この亀の頭をなでると、長生きできるそうですよ!

拝観料は大人500円・中、高生300円・小学生250円。プラス400円でお抹茶がいただけます。

風流堂の路芝
風流堂の路芝

 

大亀
注釈:背中の石碑は、松江藩6代目藩主松平宗衍の為にたてられた、と書かれているそう

月照寺
アクセス:JR松江駅より松江レイクラインバスで月照寺前バス停すぐ
住所:島根県松江市外中原町179
開館時間:8時30分~17時30分(4~10月)、8時30分~17時(11~3月)
定休日:年中無休
入館料: 大人500円 高校生・中学生300円 小学生250円
電話番号: 0852-21-6056
ウェブサイト: http://furusato.sanin.jp/p/area/matsue/37/ 

明々庵
18世紀に、不昧公好みに造られたお茶室です。元々不昧公の家老宅に建てられたが、不昧公の江戸宅に移された。その後、第二次世界大戦の間に荒廃してしまったお茶室を不昧公150年祭を機会に、今の場所へ戻されたそうです。お茶室では、お抹茶と三英堂の「菜種の里」と彩雲堂の「若草」がいただけます。

the tea house

明々庵
アクセス:
JR松江駅より車で10分
市営バス(大学・川津行) 塩見縄手下車徒歩4分
一畑バス(恵曇(えとも)・加賀方面行) 北堀町下車徒歩2分
レイクラインバス 塩見縄手下車 徒歩5分
住所: 松江市北堀町278
開館時間: 9:50~17:00 (4/1 ~ 9/30)/ 9:50~16:30 (10/1~4/1)
拝観料:・個人:大人410円 小人200
・団体(
20名以上):大人300円 小人150
お抹茶:一服 
410
電話番号: 0852-21-9863
ウェブサイト: http://www.meimeian.jp/index.html

松江に行きたいけど時間がない!けどお茶会に行ってみたい!

Matsue Castle

松江にいらっしゃる方にはのんびりしたお時間を過ごしていただきたい私は、下記をオススメします。

ゴールデンウィークには堀川特設川床でお茶会や、堀川沿いにお茶屋さんや和菓子屋さんが休憩所を設置します。堀川めぐりの舟が流れてゆくのを見ながら、一服してみてはいかがですか?また、ゴールデンウィークにも関わらず、他県と比べてそこまで混まないのがポイントです。

十月の初めには「松江大茶会」が開催されます。ここでは全国から十の流派が集い、その名の通り、大茶会が日特別設置された堀川川床でお点前を拝見します。ウェブサイトには着物を纏った先生方が物々しい雰囲気の中でお茶をたてていますが、もちろん私服でも大丈夫!お茶会へは気軽に参加できます。(お茶会の一席に参加するには要予約制です)

 

Map

島根県松江市殿町1−5

 

松江城
アクセス:
・JR山陰本線「松江駅」からレイクラインバス10分
・松江城「大手前」下車一畑電鉄「松江しんじ湖温泉駅」から徒歩20分
・一畑電鉄「松江しんじ湖温泉駅」から市営バス(北循環線内回り)5分「県庁前下車」徒歩5分

住所: 島根県松江市殿町1−5
開館時間: 8:30~18:30 (4/1~9/30)/ 8:30~16:30 (10/1~3/31)
入場料: 大人560円 小人(小中学生280円)海外からは280円
電話番号: 0852-21-4030
ウェブサイト: http://www.matsue-tourism.or.jp/m_castle/index.html 

以上、松江の茶の湯と和菓子文化をさらっと紹介してみました!数百年も続いてきた茶道文化は奥が深すぎて語りきれませんが、気軽に静かな松江の風景をお楽しみいただけるようなスポットを今回は取り上げてみました。

堀川や松江城でお茶会をしたあとは、宍道湖まで徒歩でわずか十分!湖畔で夕日がしずむのを眺めるのも、心が癒されるかと思います。

是非ともご参考いただけると嬉しいです!

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Lisa

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Writer / Translator

新宿うまれの東京&アメリカで育った、ただの大学生です。 広大な自然も都会の喧騒も大好き。趣味は合唱とお散歩。東京の隅から隅までを、外国へ発信していくのが夢! よろしくおねがいしまーす。