日本食には欠かせないあの調味料の過去・現在・未来をつなぐ博物館が知多半島の半田市 にグランドオープン

【 目次 】海運のまち半田で造られる伝統調味料博物館「酢の里」黒塀の装いは昔のままに、コンセプトは体験型へ海運のまち半田で造られる伝統調味料 知多半島は半田の市街地、黒塀の古い蔵が続く運河沿いを歩くと、鼻につんとくる独特の香りがします。この匂い、今や世界的に人気の日本料理につかわれる調味料のもの、なんだかわかりますか? ――答えは「酢」。ご存じ“Sushi”にはなくてはならない調味料です。 運河の通る半田は古くから海運業が盛んで、地元の産物はこの海路を渡って江戸へと届けられました。そうした地の利の恩恵もあって発展したのが「酢」造りです。現在も半田は国内屈指の醸造酢のメーカー本社拠点を有します。 博物館「酢の里」 それまで高価な米酢を使用していた江戸の早ずし(現代の握りずしの原型)は酒粕を原料にした粕酢の登場により人気に拍車がかかりました。半田の地でこの新しい酢を開発し、江戸の街に広めた初代中野又左衛門の時代の酢造りから現代の酢造りまでを再現道具や映像、パネル等を使用して紹介してきたのが、博物館「酢の里」。1986年からおよそ30年に渡り国内唯一の酢の総合博物館としてこの伝統調味料を解説してきましたが、その魅力を“体験”しながら学べる博物館として生まれ変わることになりました。 黒塀の装いは昔のままに、コンセプトは体験型へ 2015年11月8日、新たな酢の総合博物館MIZKAN MUSEUM(愛称MIM)がオープンしました。 完全予約型ミュージアムで全貌はあまり明らかにされていませんが、ハイライトは江戸時代の輸送船「弁才船」。なんと全長20mの船が館内にどっしり腰を据えます。こちらは歴史検証を重ね、船大工さんの手で丁寧に作られた自慢の品。しかも、甲板に上がって半田から江戸への航海の様子を映像とともに体感することができるそうです。 さらに、衣装を着けて職人になりきってカウンターの向こうのお客さんにすしを握る(シャリは粘土、ネタはシリコン製)コーナーも用意されているとのこと。 さすがは体験型ミュージアム! 公式サイトによると他にも数々の“見てさわって、楽しい”工夫がされているそう。訪れた人にしかわからない驚きと感動を味わってみてください! ※公式サイトまたは電話にて要事前予約。60日前から受付。

2016-09-07   DESTINATIONS, 愛知,

半田運河黒塀

Copy right: Mizkan Holdings Co., Ltd.


【 目次 】

海運のまち半田で造られる伝統調味料

知多半島は半田の市街地、黒塀の古い蔵が続く運河沿いを歩くと、鼻につんとくる独特の香りがします。この匂い、今や世界的に人気の日本料理につかわれる調味料のもの、なんだかわかりますか?

――答えは「酢」。ご存じ“Sushi”にはなくてはならない調味料です。
運河の通る半田は古くから海運業が盛んで、地元の産物はこの海路を渡って江戸へと届けられました。そうした地の利の恩恵もあって発展したのが「酢」造りです。現在も半田は国内屈指の醸造酢のメーカー本社拠点を有します。

博物館「酢の里」
Copy right: Mizkan Holdings Co., Ltd.

博物館「酢の里」
以前の博物館「酢の里」  Copy right: Mizkan Holdings Co., Ltd.

博物館「酢の里」

それまで高価な米酢を使用していた江戸の早ずし(現代の握りずしの原型)は酒粕を原料にした粕酢の登場により人気に拍車がかかりました。半田の地でこの新しい酢を開発し、江戸の街に広めた初代中野又左衛門の時代の酢造りから現代の酢造りまでを再現道具や映像、パネル等を使用して紹介してきたのが、博物館「酢の里」。1986年からおよそ30年に渡り国内唯一の酢の総合博物館としてこの伝統調味料を解説してきましたが、その魅力を“体験”しながら学べる博物館として生まれ変わることになりました。

MIM
Copy right: Mizkan Holdings Co., Ltd.

MIM
MIZKAN MUSEUM  Copy right: Mizkan Holdings Co., Ltd.

黒塀の装いは昔のままに、コンセプトは体験型へ

2015年11月8日、新たな酢の総合博物館MIZKAN MUSEUM(愛称MIM)がオープンしました。

弁才船
江戸時代の輸送船「弁才船」  Mizkan Holdings Co., Ltd.

完全予約型ミュージアムで全貌はあまり明らかにされていませんが、ハイライトは江戸時代の輸送船「弁才船」。なんと全長20mの船が館内にどっしり腰を据えます。こちらは歴史検証を重ね、船大工さんの手で丁寧に作られた自慢の品。しかも、甲板に上がって半田から江戸への航海の様子を映像とともに体感することができるそうです。

なりきりすし職人
Copy right: Mizkan Holdings Co., Ltd.

さらに、衣装を着けて職人になりきってカウンターの向こうのお客さんにすしを握る(シャリは粘土、ネタはシリコン製)コーナーも用意されているとのこと。
さすがは体験型ミュージアム!
公式サイトによると他にも数々の“見てさわって、楽しい”工夫がされているそう。訪れた人にしかわからない驚きと感動を味わってみてください!

公式サイトまたは電話にて要事前予約。60日前から受付。

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Kumo

Writer / Translator

旅がすき、旅人もすき 露天風呂と美味しいお酒、それから楽しい人たちに出会いたい 英語で日本を語るべく精進の日々

Information

Address 愛知県半田市中村町2-6
Hours 事前予約制 9:30から30分毎(最終 15:30) ※ツアーの10分前を目安に受付をお済ませください。
Price 大人300円、中高生200円、小学生100円
Close 木曜日、お盆期間、年末年始
Access 名鉄河和線「知多半田」駅下車、徒歩13分 JR武豊線「半田」駅下車、徒歩3分
Phone phone 0569-24-5111
Website http://www.mizkan.co.jp/mim/