江戸幕府最後の将軍、徳川慶喜が眠る『谷中霊園』でしっとりと秋の散歩【東京】

谷中霊園はJR・京成日暮里駅近くに位置する墓地で、1872年に天王寺墓地、徳川墓地の一部を合わせた谷中墓地が始まりとされています。広さ約10万平方メートルを誇り、東京の三大霊園の一つにも数えられている。

徳川慶喜の墓地


【 目次 】

ねこ

東京が江戸だった頃の空気が残る、下町「谷中」へようこそ

みなさんは東京と聞いて何を思い浮かべますか?最新のテクノロジーに溢れる近未来的な都市?原宿を歩くカラフルなファッションに身をまとう若者たちの姿?好きなアニメの舞台となったロケーション?映画LOST IN TRANSLATIONの世界観,etc….すっかりあか抜けた都会のイメージがついた東京ですが、ここ谷中には江戸時代の風情がちょっぴり感じられる懐かしい場所がいくつか残っています。以前過去記事で紹介した商店街、谷中ぎんざもそのひとつ。ここでは珍しいクラフトやおいしい食べ歩きフードが楽しめます。そんな谷中ぎんざの近くにあるのが今回ご紹介する「谷中霊園」。幕末、明治維新以降の著名人が多くこの場所で眠っています。

徳川慶喜の墓地

武家政治を終わらせた最後の将軍、徳川慶喜の墓地も

この谷中霊園に眠る著名人の中で最も有名なのは、第15代将軍の徳川慶喜でしょう。彼が生きた江戸時代末期は、ペリーの黒船が来航し日本は開国を迫られます。外国人を排斥し、天皇を敬う「尊王攘夷運動」が吹き荒れる中、徳川慶喜は幕府が持っていた政権を朝廷へ返還し、武家政治を終わらせた人物です。難しい選択を迫られた徳川慶喜ですが、グローバル化していく時代の流れに沿った決断をしたのですね。私も、日本らしさを海外の人達に伝えて行きながら日本も世界の一部であるという共通点や、繋がりを発信していきたい。徳川家の三つ葉葵の家紋が美しく飾られた門の前で立ち止まり、ふとそんな事を考えます。

霊園内

霊園を通り抜けて上野へお散歩

谷中霊園はJR:京成日暮里駅南口からのアクセスが一番近くておすすめです。駅を出て左手にある石の階段を登りきるとメインストリートである桜並木道に出る事ができます。春にはサクラが美しいピンクのトンネルを形成するのが見所ですが、秋の紅葉を見ながらしっとりとした気分で霊園を散歩するのもおすすめです。この桜並木道をまっすぐ歩き続けて行くと、上野公園に着くのでもし時間があれば歩いてみるのも楽しいでしょう。途中出くわす、大正時代の建物を改修したレトロなカフェ、カヤバコーヒーで一息つくのもおすすめです。

家紋

Map

東京都台東区谷中7-5-24

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Wasabi

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東京出身、旅とカオスを愛するフリーランス翻訳家。記事翻訳を通して日々日本と世界の接触点を探っています。ライターとしても、ガイドブックに載っていないわさび視点の情報をお届け!

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Address 東京都台東区谷中7-5-24
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Access JR ・京成日暮里駅南口徒歩6分
Phone 03-3821-4456