木々が鮮やかな色に染まる日本の『紅葉』の季節が到来!

紅葉は北半球の温帯地域でおこる現象で、日本など東アジアの沿岸部やヨーロッパの一部、北アメリカの東部でみることができます。
紅葉する木は落葉広葉樹だけですが、欧米は紅葉する木が13種に対して、日本には26種あるといわれています。これは氷河期に北米大陸や欧州で氷河のため落葉広葉樹が絶滅したのに対し、日本では暖流が流れていたため、氷河期でも落葉広葉樹が絶滅しなかったからだといえます。

  CULTURE,

紅葉


【 目次 】

寺院と紅葉

落ち葉

苔の上のもみじ

豊富な色のバリエーション

日本の紅葉は、緑から赤くなる葉、緑から黄色にかわる葉、緑から黄色、そして赤色に変化する葉、褐色に変化する葉とバリエーションに富んでいます。
紅葉する葉ばかりではなく、紅葉しない葉もあり、これらの葉と色のグラデーションとバリエーションが、木々の陰影や形とともに、日本の風景に彩りを加えます。
また木の葉は、道や日本庭園に落ちて降り積もり、幻想的な雰囲気をつくり出します。
そして日本の古い寺院などを歩くと、緑の苔の上に、赤いもみじが落ちてその姿がより美しく苔の上に映えるのを見ることがあります。

イチョウの並木道

銀杏の実

銀杏の実

黄色く色づくイチョウ

緑から黄色にかわる葉で、代表的な木はイチョウです。イチョウの葉は、三味線のバチのようなかわった形をしています。イチョウのある並木道や木の下は一面、鮮やかな黄色に染まり、とても美しい雰囲気に包まれます。
木の実は銀杏といって、食べる事ができ、茶碗蒸しなどに調理されます。
銀杏は独特の匂いがし、その匂いは、人によっては、不快に感じるかもしれません。

もみじ

日本庭園のもみじ

日本庭園のもみじ

赤く染まるもみじ

赤い葉にかわる木で代表的なのはもみじです。
もみじはカエデ科の木で手のひらのような葉の形をしています。日本では天然のカエデの種類が26種類あるといわれ、これは世界の中で最も種類が豊富で、そのために日本の紅葉は美しいともいわれています。
紅葉というと赤く色づいたもみじというほど、日本では愛される木です。
また、このもみじの葉は、秋の懐石料理などで、風流な雰囲気や季節感を加えるためにお皿にそっと添えられることがあります。

秋の田園風景

色づいた稲

夕日をあびるススキ野原

紅葉だけでない日本の風景

色がかわるのは、木々だけではありません。
日本の田舎では美しい棚田をみることができますが、この稲もこの季節になると美しい黄金色に色を変えます。夕日に照らされた稲穂はより光輝き、絶景です。
また地域によっては、田んぼのあぜ道に彼岸花という赤い花が咲くこともあります。収穫を前に黄金色に染まった田んぼと、そのあぜ道に咲く彼岸花の色の対比は美しく、紅葉とは違った趣があります。

紅葉の季節、日本へ!

日本には四季があり、秋から冬にかけての紅葉の季節には、草木は赤や黄色、オレンジ色に染まり、同じ風景でも違う景色が楽しめます。
道に落ちた紅葉の葉や、風にそよぐすすき、黄金色の田んぼがパッチワークのように広がる田園風景をこの季節に日本で体験してみてください。

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kyoami

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Writer/ Translator

民具や生活道具、伝統工芸、日本のアンティーク好き。生活の中で生まれた日本人独自のセンスや技術、その背景にある宗教観や由来をさぐります。