1300年前に建てられた奈良•春日大社を修理!『檜皮•お砂奉納千人行列』

春日大社の20年に一度の本殿修理「第六十次式年造替」を祝う奉祝行事、檜皮•
お砂奉納千人行列が10月17日と18日に奈良で開催されました。 地元および全国の方達が奉祝に参加する行事として、社殿などの修繕に使われる屋根材の檜皮と、御本殿完成後に御本殿内院や後殿に敷き詰められるお砂が千人行列によって運ばれました。

  DESTINATIONS, 奈良,

檜皮 お砂奉納千人行列


【 目次 】

出発会場

おはらい
おはらい
伊勢道中唄
伊勢道中唄

出発式

朝10時から、奈良公園登大路園地で出発式が行われました。会場にいくと、大名行列や平城天平祭りの奈良時代の装束を着た人たち、春日大社の巫女さん、全国から行列に参加するためにあつまった一般の人…というようにバラエティにとんだ人たちが勢揃いしていました。出発式では、西口広宗奉賛会会長、春日大社宮司さんのご挨拶のあと、会場に集まったすべての人と一緒におはらいをしました。次に、出発前に今回の行列の道中で歌われる奈良県御杖村に伝わる伊勢道中唄の説明と手拍子、ハヤシ言葉の稽古をしました。

出発

春日大社巫女

藤原氏の家紋
衣装の藤原氏の家紋

いざ出発!

会場から出発する際、一人一人に白い小さな布の袋に入ったお砂が、春日大社の巫女さんからお砂を手渡しされました。この砂が本殿と後殿に敷きつめられる砂となります。袋にはひもがついていて、首からぶら下げる事ができるようになっていました。
屋根の修繕に使われる檜皮は輿4基に載せられ一行は、春日大社表参道入り口の一之鳥居から、春日大社表参道を通り、ニ之鳥居をくぐり、春日大社本殿まで坂道のない平坦な道を約1.5kmを歩きました。後ろから行列についていきながら、大名行列の人たちの衣装をよく見てみると、春日大社の氏神の藤原氏の家紋がついていました。

一之鳥居
一之鳥居

獅子舞

鹿
興味しんしんの鹿たち
獅子舞
獅子舞
鹿
行列と共に本殿に向かう鹿たち

春日大社表参道で鹿たちも合流

一之鳥居をくぐり春日大社表参道にはいるとたくさんの鹿が目に入りました。伊勢道中唄のハヤシ言葉「ヨイショ」の声と手拍子、笛と太古の音色、そして雅楽の音色が普段は静寂な参道に響き渡りました。行列を盛り上げる獅子舞も伊勢道中唄と同時に踊られて、華やかでお祭り気分満載でした。普段みられない光景に鹿たちも興味しんしん、振り返って行列をじっとみる鹿や、行列と一緒に本殿の方に進む鹿達もいて、行列に新たな参加者が増えた感じでした。

ニ之鳥居
ニ之鳥居
天平行列
天平行列
お砂奉納
お砂奉納
輿
本殿へ輿で檜皮を運ぶ
春日大社本殿前
到着を祝って万歳!

大神様にお祝いの報告とお参り

ニ之鳥居をくぐり、本殿近くで式典会場で配られたお砂を樽の中に奉納しました。
そして、本殿前の門を檜皮を載せた輿が4基それぞれくぐり、本殿前に運ばれ、つど伊勢道中唄とお祝いの言葉が神前で捧げられました。第六十次式年造替は2015年の春に仮殿遷座祭が行われた後、2016年の冬に本殿遷座祭を迎え完了します。現在、翌年の本殿遷座祭にむけ各御社殿の大修理をしています。このご造替を記念とお祝いし、修理に使われる檜皮と砂を参加者全員で直接奉納しました。今から1300年も前に春日大社が創建されてから、20年に一度行われる式年造替の節目に出会えた奇縁と奈良の人たちや鹿、太古からの日本人と自然との関わりに心をめぐらせると感無量でした。

Map

奈良県奈良市春日野町160

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kyoami

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民具や生活道具、伝統工芸、日本のアンティーク好き。生活の中で生まれた日本人独自のセンスや技術、その背景にある宗教観や由来をさぐります。

Information

Address 奈良県奈良市春日野町160
Hours 夏期(4月~9月)6:00~18:00 冬期(10月~3月)6:30~17:00 本殿前特別参拝は、8:30~16:00
Price 本殿前特別参拝 初穂料500円
Close 3月8日頃~3月13日及び12月20日頃~1月7日は終日拝観できません。
Access ・JR大和路線・近鉄奈良線「奈良駅」から奈良交通バス(春日大社本殿行)約11~15分、 「春日大社本殿」下車すぐ ・奈良交通バス(市内循環外回り)約9~13分「春日大社表参道」下車、徒歩約10分 ・近鉄奈良線「奈良駅」から約25分
Phone 0742-22-7788
Website http://www.kasugataisha.or.jp/