Tadaima Japanがスペインから届いた『日本の印象』をご紹介します!

【 目次 】スペインのデザイナーからの一通のメール日本人が気が付かない、外から見る「日本」の印象とは?スペインのデザイナーからの一通のメール ある日、日本を2度訪れたという、スペインのタラゴナでデザイナー兼イラストレーターとして働くスペインの男性から、 Tadaima Japanにメールをいただきました。 大変興味深い日本の感想を送ってくれたので、皆さんにご紹介します。 こんにちは。 日本で私が感じた事や、インスピレーションを得た事を書きます。 私が初めて日本を訪れた時、その人々や文化など、日本に心を奪われてしまいました。その想いはとても強く、最初の「カルチャーショック」、そして2度目に訪れた時の再確認のため、また日本に戻りたいと感じ、その想いはどんどん強くなっています。 2度目の日本の最初の数日間で、日本に対する私の熱狂はただの一過性のものではないとすぐに気付きました。「カルチャーショック」は最初の時ほど強くはなかったのは確かですが、それでも最初に訪れた時と同じ興奮を覚えたのも確かです。 しかし、今回の旅行で私は、清新な感じのする特別な日本的「在り方」や「やり方」というものを、ちゃんと理解できるようになったと思います。 日本は確立された秩序のある国で、何千、何万という人々がいて、巨大な電光掲示板が街を照らし、人々はお互いにぶつかることなく道を行き交い、そして人の流れはラッシュ時でも地下鉄へ溢れかえらずに流れ込んでいくことができる場所です。 これらの印象は(これ自体間違っているか、または日本に滞在した短い期間の印象で歪められているかもしれませんが)、日本は「静と動」の国だと感じました。私は線で動きを表すのが好きです。線は動きの始まりと終わり、そしてその方向を表します。これは文字通りの、もしくは比喩的な表現かもしれませんが、これらの線は「静」のすぐ近くに位置していて、全体の構成を呼吸させるように白色で表現されます。今の私は、頭に思い浮かんだ映像や文字を切り抜いて遊ぶのが好きで、それをこの世界にかたちとして残しています。 日本は人々をぐるぐると回してリードし、同時に人が一番必要とする時にその場所と休息を与えてくれる国です。 この本のイラストを通して、この特別な国で私が感じた感覚や感動した、日本の繊細さ、柔和さが読者に伝わればと思っています。僕の作品を気に入ってくれたら嬉しいです。 このメールを頂いた後、Tadaima Japanは、なぜ旅行先として日本を選んだのか、さらに彼に聞いてみました。 問)なぜ旅行先として日本を選んだのか? 答)旅先を決める時はいつもそうであるように、新しい何かを学び、異なる文化に驚かされたかったからです。ともあれ、その理由は一つではありません。自分が日本について知っていることが本当かどうか、ただ確かめたかった からです。 問)日本を選んだ理由やきっかけなどはあったのか? 答)一つではなく、一連の事柄が日本に来ることを決心させました。特に日本へ行った事のある友人のポジティブな意見もあったからです。 問)日本にはどのような印象を持っていたか? 答)日本は我々とは異なる文化と強い信念を持つ、秩序的で組織立った国だと思っています。その後もその考えは変わらず、日本には秩序があり、我々の文化と異なっているだけでなく、私たちを快適に、歓迎されているように感じさせてくれます。実際、旅行とは我々が知っていると考えていたもの全てを確信させたり、否定させたりするのに役立つものです。 日本人が気が付かない、外から見る「日本」の印象とは? 上記の日本の感想を送ってくれたJosep Serra Virgiliさんは、日本滞在中に作ったというコラージュ集の動画URLも一緒に送ってくれました。日本でインスパイアされた気持ちを作品にしてみたそうです。ぜひご覧ください。 “Tadaima” by Josep Serra これは彼が日本に滞在している間に感じた「日本の印象」を視覚化した、日本のスクラップブックのようなものです。彼の心の中に強く響いた日本の「印象」が少し、感じ取れるような気がしませんか? そして、さすがアーティスト、とってもシンプルでかっこいい!人間の知覚や体験を表現する印象派の画家みたいです。 こちらはスペイン・タラゴナにある彼のデザイン会社「mènsula studio」のWEBサイトです。 こちらもよければチェックしてみてください。 mènsula studio:http://mensula.cat/ 彼の感想メールの中でも言っていたように、「線」で違う文化の街を表現するって面白いですね。 東京は確かにスピーディーで目まぐるしく、溢れんばかりの人が自分の目的地へ、表情を変えることなくするすると群衆をくぐり抜けながら移動しています。そんな光景を一歩引いた視点で眺めてみると、確かに「線」で表現できる気がします。 でも表現方法は人それぞれで、はっきりと強く印象に残っている事、またはその時は特に気にかけなかったけど、不思議にいつまでも心に残っている事などを具象化するとどのようになるのか、やってみたら面白いかもしれませんね。 自分の国や街をよく知っているつもりでも、違う視点でいつもの風景を眺めてみると、その国や街の新たな「顔」を発見できそうです。 日本を旅してみて感じたことがあれば、ぜひ皆さんもTadaimaJapan編集部まで教えてください!お待ちしております。

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【 目次 】

スペインのデザイナーからの一通のメール

ある日、日本を2度訪れたという、スペインのタラゴナでデザイナー兼イラストレーターとして働くスペインの男性から、
Tadaima Japanにメールをいただきました。
大変興味深い日本の感想を送ってくれたので、皆さんにご紹介します。

こんにちは。
日本で私が感じた事や、インスピレーションを得た事を書きます。

私が初めて日本を訪れた時、その人々や文化など、日本に心を奪われてしまいました。その想いはとても強く、最初の「カルチャーショック」、そして2度目に訪れた時の再確認のため、また日本に戻りたいと感じ、その想いはどんどん強くなっています。
2度目の日本の最初の数日間で、日本に対する私の熱狂はただの一過性のものではないとすぐに気付きました。「カルチャーショック」は最初の時ほど強くはなかったのは確かですが、それでも最初に訪れた時と同じ興奮を覚えたのも確かです。
しかし、今回の旅行で私は、清新な感じのする特別な日本的「在り方」や「やり方」というものを、ちゃんと理解できるようになったと思います。

日本は確立された秩序のある国で、何千、何万という人々がいて、巨大な電光掲示板が街を照らし、人々はお互いにぶつかることなく道を行き交い、そして人の流れはラッシュ時でも地下鉄へ溢れかえらずに流れ込んでいくことができる場所です。
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これらの印象は(これ自体間違っているか、または日本に滞在した短い期間の印象で歪められているかもしれませんが)、日本は「静と動」の国だと感じました。私は線で動きを表すのが好きです。線は動きの始まりと終わり、そしてその方向を表します。これは文字通りの、もしくは比喩的な表現かもしれませんが、これらの線は「静」のすぐ近くに位置していて、全体の構成を呼吸させるように白色で表現されます。今の私は、頭に思い浮かんだ映像や文字を切り抜いて遊ぶのが好きで、それをこの世界にかたちとして残しています。
日本は人々をぐるぐると回してリードし、同時に人が一番必要とする時にその場所と休息を与えてくれる国です。
この本のイラストを通して、この特別な国で私が感じた感覚や感動した、日本の繊細さ、柔和さが読者に伝わればと思っています。僕の作品を気に入ってくれたら嬉しいです。
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このメールを頂いた後、Tadaima Japanは、なぜ旅行先として日本を選んだのか、さらに彼に聞いてみました。

問)なぜ旅行先として日本を選んだのか?
答)旅先を決める時はいつもそうであるように、新しい何かを学び、異なる文化に驚かされたかったからです。ともあれ、その理由は一つではありません。自分が日本について知っていることが本当かどうか、ただ確かめたかった
からです。

問)日本を選んだ理由やきっかけなどはあったのか?
答)一つではなく、一連の事柄が日本に来ることを決心させました。特に日本へ行った事のある友人のポジティブな意見もあったからです。

問)日本にはどのような印象を持っていたか?
答)日本は我々とは異なる文化と強い信念を持つ、秩序的で組織立った国だと思っています。その後もその考えは変わらず、日本には秩序があり、我々の文化と異なっているだけでなく、私たちを快適に、歓迎されているように感じさせてくれます。実際、旅行とは我々が知っていると考えていたもの全てを確信させたり、否定させたりするのに役立つものです。

日本人が気が付かない、外から見る「日本」の印象とは?

上記の日本の感想を送ってくれたJosep Serra Virgiliさんは、日本滞在中に作ったというコラージュ集の動画URLも一緒に送ってくれました。日本でインスパイアされた気持ちを作品にしてみたそうです。ぜひご覧ください。
“Tadaima” by Josep Serra

これは彼が日本に滞在している間に感じた「日本の印象」を視覚化した、日本のスクラップブックのようなものです。彼の心の中に強く響いた日本の「印象」が少し、感じ取れるような気がしませんか?
そして、さすがアーティスト、とってもシンプルでかっこいい!人間の知覚や体験を表現する印象派の画家みたいです。
こちらはスペイン・タラゴナにある彼のデザイン会社「mènsula studio」のWEBサイトです。
こちらもよければチェックしてみてください。
mènsula studio:http://mensula.cat/

彼の感想メールの中でも言っていたように、「線」で違う文化の街を表現するって面白いですね。
東京は確かにスピーディーで目まぐるしく、溢れんばかりの人が自分の目的地へ、表情を変えることなくするすると群衆をくぐり抜けながら移動しています。そんな光景を一歩引いた視点で眺めてみると、確かに「線」で表現できる気がします。
でも表現方法は人それぞれで、はっきりと強く印象に残っている事、またはその時は特に気にかけなかったけど、不思議にいつまでも心に残っている事などを具象化するとどのようになるのか、やってみたら面白いかもしれませんね。
自分の国や街をよく知っているつもりでも、違う視点でいつもの風景を眺めてみると、その国や街の新たな「顔」を発見できそうです。

日本を旅してみて感じたことがあれば、ぜひ皆さんもTadaimaJapan編集部まで教えてください!お待ちしております。

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Tadaima Japan Editorial Team