日本における風景庭園の名作。クールな都会のオアシス『新宿御苑』

「新宿御苑管理事務所」よりご提供

  DESTINATIONS, 東京,

新宿御苑


【 目次 】

新宿の中の別世界へ行ってみよう!

昼も夜も人の絶えることのない日本屈指の繁華街、新宿。ここに明治時代の代表的近代西洋庭園である『新宿御苑』があります。新宿の雑踏を歩き回るのに疲れたら、歴史あるこの庭園でひと休みしませんか?
新宿のオアシス・新宿御苑の魅力と、散策帰りに立ち寄りたいステキなカフェをご紹介します!

新宿御苑

巧みに計算された空間構成が見事!

新宿御苑には3つの入り口がありますが、新宿駅南口にいちばん近い「新宿門」から入ってみましょう。
中に入ったとたん、新宿の喧騒はどこかへ消えてしまいました。静かで平和な森の中みたいです。
広さ58.3ヘクタール、周囲3.5kmのこの広大な庭園は、元々、徳川家康が天正18年(1590年)に徳川家の譜代家臣である内藤清成に授けた江戸屋敷跡地の一部なんです。
新宿御苑は日本庭園、フランス式整形庭園、イギリス風景式庭園、の3つの庭園様式で構成されています。まぶしい木漏れ日を感じながら、この順番で園路を進んでみましょう。
(酒類の持ち込み、遊具類の使用は禁止)

新宿御苑

新宿御苑

新宿御苑

四季折々の自然の息吹を感じられる園路

敷地内をするすると縫うように走る園路沿いには、四季折々の花木が丁寧に管理され、配置されています。両サイドから覆いかぶさるようにその枝を伸ばし、強い日差しを遮ってくれるヒマラヤシーダーやプラタナスなども含め、園内には約1万本の樹木が生い茂っているんですよ。マイナスイオンを思い切り吸い込みましょう!

新宿御苑

自然豊かな敷地内は野鳥も多く、あちこちの樹木に巣箱がかかっています。

ヤブミョウガ

紫色の実をつけたヤブミョウガ

アガパンサス

涼しげな色合いのアガパンサス

フランス人造園家のデザインによる3つの庭園様式

この庭園は農学者である福羽逸人(ふくば はやと)氏の構想を基に、フランスの造園家・アンリ・マルチネー氏の設計を依頼し、3つの庭園様式を組み合わせて作庭されました。

まず始めにたどり着いたのが、外国人観光客にも人気の高い日本庭園です。
この日本庭園は池泉回遊式。これは池と緩やかな流れに沿って巡るように作られた園路を歩きながら風景を鑑賞できる様式で、有名な桂離宮や金沢の兼六園、六義園にも使われています。
池のほとりの小路をゆったり歩いていると、気分は俳人・松尾芭蕉…?

新宿御苑

新宿御苑

新宿御苑

歩いて行くうちに、池のほとりに突然、異彩を放つ中国風の建物を発見!
これは昭和天皇が皇太子時代にご成婚された際、台湾在住の日本人有志から記念に贈られた、昭和2年創建の旧御凉亭(台湾閣)です。その名前の通り、水辺の景色やその涼しさを楽しめる場所です。ここのバルコニーから日本庭園を眺めてみてください。ステキですよ!

新宿御苑

新宿御苑

次はフランス式整形庭園です。
新宿御苑の中でも特に人気のスポットである、左右対称に美しく配置されたプラタナス並木が、ず~っと奥まで続いているこの光景はまさに圧巻!
夏の緑濃い季節もいいけど、黄金色の落ち葉が並木道を覆う秋、そして映画「第3の男」のラストシーン張りの風景が見られる冬も、詩情豊かでため息が出るほど美しいんです。

新宿御苑

新宿御苑

両側のプラタナス並木道の真ん中には、110種類約500本もの目にも艶やかなバラ花壇があり、春と秋に見ごろを迎えます。
さっきまで日本庭園にいたはずなのに、突然ヨーロッパへワープしてきたみたいです。

新宿御苑

新宿御苑

そして、このバラ花壇の先にあるのが広大な芝生。ここが今回のゴール、イギリス風景式庭園です。
新宿御苑のシンボルツリーでもあるユリノキ(高さ30m超え!)やケヤキなどの樹木越しに、新宿の高層ビル群が姿を見せています。こんな風景を眺めながら芝生でゴロンと寝ころぶ事こそ、アーバンオアシスですよね。
この広い空の下、手足をう~んと伸ばして思い切り深呼吸すれば、ストレスなんて吹き飛びますよ!

新宿御苑

新宿御苑のルーツに立ち寄ってみよう 

大木戸門にほど近い場所に、どことなく神秘的な雰囲気漂う池があります。
この池が新宿御苑のルーツともいえる「玉藻池」。
この池とその周辺はもともと、内藤家の屋敷地だった頃に作られた「玉川園」という美しい庭園だったそうです。
池と庭の形は当時の面影をとどめていると言われています。
この池の底には400年以上もの歴史が眠っているのかもしれませんね…。

新宿御苑

新宿御苑

●新宿御苑
入園料:一般200円(150円)、小・中学生50円(25円)、幼児無料  *( )内は30名以上の団体割引

御苑周辺のおしゃれなカフェでひと休み

さて、新宿御苑を元気いっぱい歩き回った後は、どこかのカフェで休憩したいですよね。
新宿御苑の周囲には、おしゃれで居心地のいいカフェが多いんですよ。
そのうちの私のお気に入りが、大木戸門からほど近いイタリアンカフェレストラン「オリオール」です。

オリオール

大木戸門から徒歩2、3分のロケーションもさることながら、何と言ってもここのお気に入りは、このオープンテラス席!

オリオール

新宿御苑の目の前なので、このテラス席からさわさわと揺れる緑濃い樹木を眺めていると気分最高!
そして自慢はテラス席の両サイドにある桜の木。お花見シーズンのテラス席は大人気です。

店内はこじんまりしているけれど、おしゃれな雑貨屋さんのような温かみのある素敵なインテリア。女子ならテンションあがっちゃいます。

イタリアンだけあって、ここのピッツァは薄めのパリパリ生地でとってもおいしいんです!
そして食べ過ぎても安心、「テ・オリオール」があります。
これはオリジナルの和風ハーブティーで、13種類の薬草(はと麦や玄米、カンゾウ、どくだみ、杜仲葉など)をブレンドしたもの(580円)。香り豊かでデトックスにも効果的だそうですよ。

オリオール

スタッフの対応はいつも感じがいいですし、お値段も良心的。
メニューも英語併記なので、海外から来た旅行者の方々も入りやすいと思います。
賑やかな新宿でのんびり過ごせる場所は…と思ったら、このカフェに立ち寄ってみてくださいね!

●オリオール
 東京都新宿区新宿1-3-12 壱丁目参番館101
東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」駅 大木戸門方面出口から徒歩2分
お問合せ:03-3355-8447
営業時間:ランチ 11:30~15:00 (ラストオーダー 平日 14:30 / 土・日・祝 16:30)
ディナー 17:30~23:00 (ラストオーダー 平日・土 22:00 / 日・祝 21:00)
定休日:毎週月曜日(月曜日が休日の場合はその翌平日)
 Web:http://www.aureole.ne.jp/index.html ※日本語のみ

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東京都新宿区内藤町11

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Waddy

Waddy

writer/ translator

東京生まれ・東京育ちのバリバリ江戸っ子です!放浪大好き、非日常的体験も大好きです。生まれ育った日本ですが、自分にとっては今でも不思議なコト・モノに満ち溢れている場所です。そんな日本の「?」や「!!」を皆さまにご紹介できたら、と思っています。

Information

Address 東京都新宿区内藤町11
Hours 9:00~16:00(閉園は16:30)
Close 毎週月曜日(月曜日が休日の場合その翌平日)、年末年始(12月29日~1月3日)
Access 新宿駅南口から徒歩10分/ 東京メトロ 丸の内線 新宿御苑前駅から徒歩5分
Phone 03-3350-0151
Website http://www.env.go.jp/garden/shinjukugyoen/ http://fng.or.jp/shinjuku/ ※日本語のみ