日本人も意外と知らないお墓参りの文化、『お彼岸』とは?

【 目次 】仏教から派生した「お彼岸」は日本だけに見られる風習お彼岸に欠かせない「彼岸花」2015年秋のお彼岸はいつ? 仏教から派生した「お彼岸」は日本だけに見られる風習 日本に興味がある皆さんは、「お彼岸」という言葉を聞いた事がありますか?彼岸という言葉は、元々サンスクリット語の「パーラミター」から由来しており、漢語で「到彼岸」の略だといいます。これは「煩悩に満ちた現世である此岸(しがん)を離れて修行を積むことで煩悩を脱して、悟りの境地に達した世界(彼の岸)に到達する」という意味をもっていますが、実際日本ではお彼岸の期間に寺院で先祖供養のための法要が行われ、人々はお墓参りに行くという風習として定着しています。仏教から派生した風習にも関わらず、「お彼岸にお墓参りへ行く」というのは日本だけで見られるものなんです。これは仏教と、日本の昔から先祖を敬い自然に感謝するという神道的な考えが融合して生まれた風習だと言われています。 お彼岸に欠かせない「彼岸花」 日本人が「お彼岸」という言葉を聞いたときにまっさきに頭に浮かぶのがこの赤く妖しい「彼岸花」です。開花時期が短いのに、秋のお彼岸と同じタイミングで咲くため、あの世と通じている花だとされているのです。別名は「死人花」や「幽霊花」などというミステリアスな名前がついています。お墓参りの時期にお墓によく咲いているので、日本人にとって、「死」や「あの世」との関連が強い花だと言えます。ちなみにこの花の根には毒もあるので注意が必要です。むやみに持ち帰らないようにしてくださいね。 2015年秋のお彼岸はいつ? お彼岸には期間があり、毎年「春分の日」と「秋分の日」を中日として、前後3日間を合わせた7日間のことをさします。この日は太陽が真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ等しくなるため、西にあるとされていた極咲く浄土とこの世が交わる日と考えられていました。極楽浄土と最も通じやすい日として先祖供養のためお墓参り文化が始まったとされています。今年は9月20日(日)がお彼岸入り、9月23日(水)が春分の日、9月26日(土)が彼岸明けとなっています。もしこの時期に日本に来る予定がある方は道ばたに「彼岸花」が咲き誇る様子が見られるかもしれません。そんな時はちょっとスピリチュアルに「あの世」に想いを馳せてみてはいかがでしょう?

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彼岸花


【 目次 】

お墓

仏教から派生した「お彼岸」は日本だけに見られる風習

日本に興味がある皆さんは、「お彼岸」という言葉を聞いた事がありますか?彼岸という言葉は、元々サンスクリット語の「パーラミター」から由来しており、漢語で「到彼岸」の略だといいます。これは「煩悩に満ちた現世である此岸(しがん)を離れて修行を積むことで煩悩を脱して、悟りの境地に達した世界(彼の岸)に到達する」という意味をもっていますが、実際日本ではお彼岸の期間に寺院で先祖供養のための法要が行われ、人々はお墓参りに行くという風習として定着しています。仏教から派生した風習にも関わらず、「お彼岸にお墓参りへ行く」というのは日本だけで見られるものなんです。これは仏教と、日本の昔から先祖を敬い自然に感謝するという神道的な考えが融合して生まれた風習だと言われています。

彼岸花

お彼岸に欠かせない「彼岸花」

日本人が「お彼岸」という言葉を聞いたときにまっさきに頭に浮かぶのがこの赤く妖しい「彼岸花」です。開花時期が短いのに、秋のお彼岸と同じタイミングで咲くため、あの世と通じている花だとされているのです。別名は「死人花」や「幽霊花」などというミステリアスな名前がついています。お墓参りの時期にお墓によく咲いているので、日本人にとって、「死」や「あの世」との関連が強い花だと言えます。ちなみにこの花の根には毒もあるので注意が必要です。むやみに持ち帰らないようにしてくださいね。

彼岸入りの夕焼け

2015年秋のお彼岸はいつ?

お彼岸には期間があり、毎年「春分の日」と「秋分の日」を中日として、前後3日間を合わせた7日間のことをさします。この日は太陽が真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ等しくなるため、西にあるとされていた極咲く浄土とこの世が交わる日と考えられていました。極楽浄土と最も通じやすい日として先祖供養のためお墓参り文化が始まったとされています。今年は9月20日(日)がお彼岸入り、9月23日(水)が春分の日、9月26日(土)が彼岸明けとなっています。もしこの時期に日本に来る予定がある方は道ばたに「彼岸花」が咲き誇る様子が見られるかもしれません。そんな時はちょっとスピリチュアルに「あの世」に想いを馳せてみてはいかがでしょう?

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Wasabi

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東京出身、旅とカオスを愛するフリーランス翻訳家。記事翻訳を通して日々日本と世界の接触点を探っています。ライターとしても、ガイドブックに載っていないわさび視点の情報をお届け!

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