奈良時代の首都 平城京とその宮殿跡『平城宮跡』

平城宮跡は奈良市にある平城京の中枢機関の宮殿跡です。平城京は奈良時代(710年から784年)におかれた日本の首都です。平城宮跡は1998年に古都奈良の文化財として、考古遺跡としては日本で初めて、世界遺産に登録されました。

  DESTINATIONS, 奈良,

平城宮跡の第一次大極殿


【 目次 】

緑の広場と平城宮跡

中国風の朱塗りの建物と、だだっ広い広場。ここは何?

近鉄電車に乗って、大阪から奈良方面に向かう途中、西大寺駅から新大宮駅への間に窓から中国風の朱塗りの建物と、広大な緑の広場をみることがあると思います。これは、平城宮跡という奈良時代におかれた都の宮殿跡です。この空間には、かつて天皇の住まいや官公庁が集まっていました。 地元の人たちには、普段、ジョギングや犬の散歩コースとして親しまれています。お正月には、凧揚げをする姿もみる事ができます。

燈火会@大極殿

幻想的な灯で平城京を彩る、平城京天平祭

普段は緑の美しい空間の平城宮跡ですが、平城京天平祭では幻想的な姿をあらわします。平城京天平祭は、きたる8月28日から8月30日まで開催されます。夏の平城宮跡の夜を、光と灯で鮮やかに彩るイベントで、夕方17:30から21:00まで催されます。大極殿を前に、たくさんの幻想的なろうそくの灯がゆらめく「燈火会@大極殿」や、奈良時代(710〜784年)の風俗を再現した衣装にLEDの灯を加えた人が行列をつくる「光の天平行列」など、お祭りでは、いつもの平城宮跡とはちがった姿を楽しむことができます。平城京天平祭は、春•夏•秋と開催されています。

平城宮跡資料館入り口

平城京天平祭の始まる前に、平城宮跡資料館にいってみよう!

平城宮跡資料館は平城宮跡のすぐ近くにあり、無料で入れます。館内には、平城宮の発掘調査をもとにした、出土遺物や復元模型が展示されています。 平城京は、中国の唐の都、長安をモデルにつくられました。シルクロードの終着点として、当時のさかんな国際交流を思わせる出土品をみることができます。中でも、木簡の落書きは私のおすすめです。木簡とは墨書された木片のことをいいます。貴重な紙にかわって、手に入りやすく、削って再利用できることから、奈良時代に多く利用されました。ここには、なんと文字だけでなく落書きされた木簡もあるんです!この木簡のらくがきは誰がかいたかわからないですが、人物の服装から当時の風俗をイメージすることができます。今の人の落書きといっても通用しそうで、この落書きの作者はどんな人物だったのか気になるところですね!

木簡の落書き

落書きのアップ

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奈良県奈良市二条町

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kyoami

kyoami

Writer/ Translator

民具や生活道具、伝統工芸、日本のアンティーク好き。生活の中で生まれた日本人独自のセンスや技術、その背景にある宗教観や由来をさぐります。

Information

Address 奈良県奈良市二条町2丁目9-1
Hours 9:00から16:30(入館は16:00まで)
Close 月曜日
Access 近鉄大和西大寺駅北出口から徒歩約10分
Phone 0742-30-6753
Website http://www.nabunken.go.jp/heijo/museum/