古き良き花街の香りを残す神楽坂で庶民の湯『銭湯』を体験!

【 目次 】江戸時代情緒あふれる街・神楽坂銭湯の歴史創業以来薪でお湯を沸かす古き良き銭湯『熱海湯』お湯の入り方Map 江戸時代情緒あふれる街・神楽坂 大都会新宿区神楽坂、表通りは今でこそ大型チェーン店が軒を並べていますが 一歩入ると江戸情緒が漂う、古きよき花街の小道が顔をだします。 最盛期の明治時代(1868年~1912年)には700名もの芸者が在籍し、現在でも華やかな高級料亭や史跡などが点在している「大人の街」に庶民の風呂「銭湯」があるのをご存知でしょうか。 ※芸者:芸者は、主に料亭の宴席で歌や日本舞踊、三味線等の楽器や会話によって、お客をもてなす女性の事で、基本的に娼婦とは異なります。 銭湯の歴史 12世紀末・平安時代末期、京都に銭湯の原型の様なものが現れました。その後およそ300年の時代を経て江戸時代(1603年~1863年)に栄えました。明治12年(1879年)まで実情男女混浴だったそうです。 その後銭湯は庶民の風呂として一般的に親しまれ、戦後人口が増えるにつれ、至るところで銭湯が建築され、自家風呂が普及するまでほぼ100%の人々が生活の一部として利用されてきました。 現在は自家風呂が一般化し、生活必需品として銭湯を利用する人が減少し、多くの銭湯が姿を消して行きましたが、広々とした大浴場は開放的で気持ちが良く、人々の癒しとコミュニケーションの場として依然活躍しています。 創業以来薪でお湯を沸かす古き良き銭湯『熱海湯』 表通りから程なく近いまるで猫の抜け道のような細い小道に入ると細い階段があり「熱海湯階段」と呼ばれています。 その昔は、芸者達が「熱海湯」で一番風呂に入り、化粧を整えてから、夜のお座敷に出かけいったという話から、「芸者小道」とも言われています。そして辺りには、ほのかに薪を燃やす香ばしい匂いが漂います。 1954年創業以来薪と備長炭でお湯を沸かす熱海湯、外観は千鳥破風と呼ばれる建築様式の屋根を持つ伝統的な東京銭湯。しばしばテレビドラマのロケ地としても使われるとか。 右は男湯、左は女湯。靴を靴箱に入れ木札の鍵をしっかりもっていざ!中へ! ドアを開けると番台と呼ばれる小さなエントランスがあります。 番台とは男湯と女湯の間に小さな席が設けられていて、入浴料、飲み物や入浴雑貨等の販売、盗難防止の監視役、そして常連さんとのお喋り相手等の、様々な仕事を担っています。 番台に座っている経営者のご夫婦いずれかが番をしているので、直接手渡しで入浴料を払います。 現在は大人460円です。おむつ台があり小さなお子様もご一緒に入れます。 なんとこちらの「熱海湯」では無料でタオルを貸してくれます。 大浴場にボディソープもシャンプーも用意してあるので、手ぶらでも訪れる事ができる都内では珍しい銭湯です。経営者ご夫婦の心遣いが伺えますね。 清潔感のある脱衣所。高い天井の明かり窓から差し込む光はやさしく開放感があります。 男湯の脱衣所には小さな中庭があり、木彫りの観音様と金魚のいる池があるのが、何とも風情があります。 男湯と女湯にかかる壁一面のペンキ絵は、江の島から望む富士山が堂々と鎮座! この「ペンキ絵」歴史があり、富士山の風景は約100年前から銭湯の定番として各地で描かれています。 正面のタイル絵には金魚、男女の堺の仕切にはアルプス風の風景が描かれています。室内にいても外で温泉にでも入っているかのような小技があちこちに仕掛けられているのが日本の銭湯です。 桶はケロリンではなく日本の人気ゲーム「モモテツ」の広告タイプ。都内でもいくつかの銭湯でしか見られない珍しいもの。 お湯の入り方 番台の横と浴場の入り口に外国人向けの銭湯の入り方がわかりやすいイラストと言葉で解説してくれますが、ここでも予習しておきましょう。 ① 日本の銭湯では必ず身体を洗ってから湯船に入ります。固定シャワーも設置されていますが、桶と椅子を用意して日本風にゴシゴシ洗うのも一興です。 ② 蛇口は水とお湯に分かれていて、蛇口をひねるのではなく、タップを押して出すのが特徴です。 お湯は割と熱いのでご注意を!桶の中で丁度良い温度にして使用します。 ③ 泡が完全になくなったらさぁ!湯船へ! タオルは湯船に入れてはいけません。長い髪は縛って入りましょう。 ④ こちらの銭湯のお湯は少し温度が高めと感じる方も多いようです。 お湯が熱い場合には湯船の淵についている蛇口を捻り水で薄める事が可能ですので、ご安心ください。 薪で炊いているせいかお湯はなんとも優しく身体にしみじみと沁み、疲れが一気に飛んでいくような気がします。 身体が火照ったら、周りの人に掛らない様、水またはぬるま湯を浴びて再度湯船に入るのを繰り返すのも気持ちが良いのでお試しあれ! ⑤ 脱衣所に上がる際には身体を拭いて、水気をとって上がりましょう。事前にタオルを濡れないように洗い場に持込むのがポイントです。自分の使った洗面台のシャワーの上などに置くのが良いでしょう。 ⑥ 上がったら水分補給 冷えた牛乳もあります。腰に手をあてて飲むのが日本流です。 ⑦ 昔ながらのドライヤーもあります。使用料は30円。 もちろん現代風のドライヤーも用意されていて30円で使用する事ができます。 夜の熱海湯は近所の方々の憩いの場となっていて、お客さんの喋り声で賑わいます。 今は生活必需品では無くなってしまった銭湯ですが、通われている方々が楽しく会話を楽しみ過ごす必要不可欠な場所です。昔は子供がここで公共の場のマナーを習得する場でもありました。 古き良き日本をこの「熱海湯」で体験する事ができるでしょう。 熱めのお風呂に入った後は爽快感がたまりません。夜の帳がおりた神楽坂の町に一杯くり出すのも乙ではないでしょうか。是非お試しあれ。 Map 東京都新宿区神楽坂3-5-4

  DESTINATIONS, 東京,

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【 目次 】

神楽坂 昼 - コピー

江戸時代情緒あふれる街・神楽坂

大都会新宿区神楽坂、表通りは今でこそ大型チェーン店が軒を並べていますが
一歩入ると江戸情緒が漂う、古きよき花街の小道が顔をだします。
最盛期の明治時代(1868年~1912年)には700名もの芸者が在籍し、現在でも華やかな高級料亭や史跡などが点在している「大人の街」に庶民の風呂「銭湯」があるのをご存知でしょうか。

※芸者:芸者は、主に料亭の宴席で歌や日本舞踊、三味線等の楽器や会話によって、お客をもてなす女性の事で、基本的に娼婦とは異なります。

銭湯の歴史

12世紀末・平安時代末期、京都に銭湯の原型の様なものが現れました。その後およそ300年の時代を経て江戸時代(1603年~1863年)に栄えました。明治12年(1879年)まで実情男女混浴だったそうです。
その後銭湯は庶民の風呂として一般的に親しまれ、戦後人口が増えるにつれ、至るところで銭湯が建築され、自家風呂が普及するまでほぼ100%の人々が生活の一部として利用されてきました。
現在は自家風呂が一般化し、生活必需品として銭湯を利用する人が減少し、多くの銭湯が姿を消して行きましたが、広々とした大浴場は開放的で気持ちが良く、人々の癒しとコミュニケーションの場として依然活躍しています。

創業以来薪でお湯を沸かす古き良き銭湯『熱海湯』

表通りから程なく近いまるで猫の抜け道のような細い小道に入ると細い階段があり「熱海湯階段」と呼ばれています。

昼・熱海坂・上 - コピー

昼・熱海坂・下 - コピー

その昔は、芸者達が「熱海湯」で一番風呂に入り、化粧を整えてから、夜のお座敷に出かけいったという話から、「芸者小道」とも言われています。そして辺りには、ほのかに薪を燃やす香ばしい匂いが漂います。

昼外観 横 - コピー

1954年創業以来薪と備長炭でお湯を沸かす熱海湯、外観は千鳥破風と呼ばれる建築様式の屋根を持つ伝統的な東京銭湯。しばしばテレビドラマのロケ地としても使われるとか。

靴箱 - コピー

右は男湯、左は女湯。靴を靴箱に入れ木札の鍵をしっかりもっていざ!中へ!

番台からの風景 - コピー

ドアを開けると番台と呼ばれる小さなエントランスがあります。
番台とは男湯と女湯の間に小さな席が設けられていて、入浴料、飲み物や入浴雑貨等の販売、盗難防止の監視役、そして常連さんとのお喋り相手等の、様々な仕事を担っています。
番台に座っている経営者のご夫婦いずれかが番をしているので、直接手渡しで入浴料を払います。
現在は大人460円です。おむつ台があり小さなお子様もご一緒に入れます。

タオル - コピー

なんとこちらの「熱海湯」では無料でタオルを貸してくれます。
大浴場にボディソープもシャンプーも用意してあるので、手ぶらでも訪れる事ができる都内では珍しい銭湯です。経営者ご夫婦の心遣いが伺えますね。

脱衣所 - コピー

清潔感のある脱衣所。高い天井の明かり窓から差し込む光はやさしく開放感があります。

中庭 - コピー

男湯の脱衣所には小さな中庭があり、木彫りの観音様と金魚のいる池があるのが、何とも風情があります。

湯・窓・明るい - コピー

男湯と女湯にかかる壁一面のペンキ絵は、江の島から望む富士山が堂々と鎮座!
この「ペンキ絵」歴史があり、富士山の風景は約100年前から銭湯の定番として各地で描かれています。
正面のタイル絵には金魚、男女の堺の仕切にはアルプス風の風景が描かれています。室内にいても外で温泉にでも入っているかのような小技があちこちに仕掛けられているのが日本の銭湯です。

モモテツ - コピー

桶はケロリンではなく日本の人気ゲーム「モモテツ」の広告タイプ。都内でもいくつかの銭湯でしか見られない珍しいもの。

お湯の入り方

番台の横と浴場の入り口に外国人向けの銭湯の入り方がわかりやすいイラストと言葉で解説してくれますが、ここでも予習しておきましょう。

銭湯四か条 - コピー

HOW TO SENTO

① 日本の銭湯では必ず身体を洗ってから湯船に入ります。固定シャワーも設置されていますが、桶と椅子を用意して日本風にゴシゴシ洗うのも一興です。

シャワー

② 蛇口は水とお湯に分かれていて、蛇口をひねるのではなく、タップを押して出すのが特徴です。
お湯は割と熱いのでご注意を!桶の中で丁度良い温度にして使用します。

③ 泡が完全になくなったらさぁ!湯船へ!
タオルは湯船に入れてはいけません。長い髪は縛って入りましょう。

④ こちらの銭湯のお湯は少し温度が高めと感じる方も多いようです。
お湯が熱い場合には湯船の淵についている蛇口を捻り水で薄める事が可能ですので、ご安心ください。
薪で炊いているせいかお湯はなんとも優しく身体にしみじみと沁み、疲れが一気に飛んでいくような気がします。
身体が火照ったら、周りの人に掛らない様、水またはぬるま湯を浴びて再度湯船に入るのを繰り返すのも気持ちが良いのでお試しあれ!

⑤ 脱衣所に上がる際には身体を拭いて、水気をとって上がりましょう。事前にタオルを濡れないように洗い場に持込むのがポイントです。自分の使った洗面台のシャワーの上などに置くのが良いでしょう。

脱衣所~湯 - コピー

⑥ 上がったら水分補給 冷えた牛乳もあります。腰に手をあてて飲むのが日本流です。

牛乳 - コピー

⑦ 昔ながらのドライヤーもあります。使用料は30円。
もちろん現代風のドライヤーも用意されていて30円で使用する事ができます。

旧式ドライヤー - コピー

夜の熱海湯は近所の方々の憩いの場となっていて、お客さんの喋り声で賑わいます。
今は生活必需品では無くなってしまった銭湯ですが、通われている方々が楽しく会話を楽しみ過ごす必要不可欠な場所です。昔は子供がここで公共の場のマナーを習得する場でもありました。
古き良き日本をこの「熱海湯」で体験する事ができるでしょう。

夜 外観 - コピー

熱めのお風呂に入った後は爽快感がたまりません。夜の帳がおりた神楽坂の町に一杯くり出すのも乙ではないでしょうか。是非お試しあれ。

夜・熱海坂・下

Map

東京都新宿区神楽坂3-5-4

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神奈川出身のアートと音楽をこよなく愛す不定形生物。 日本のナイトライフ・アート・パーティーカルチャーからフラッと行ける 東京近郊のフラッとお散歩スポット等を紹介していきます。

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Address 東京都新宿区神楽坂3-5-4
Hours 15:00~1:00 入浴料 大人460円 6歳以上12歳未満180円 6歳未満 80円
Access 飯田橋駅B3出口から徒歩約7分 JR飯田橋駅B3西口から徒歩約8分 牛込神楽坂駅A3出口から徒歩約6分
Phone 03-3260-1053