沖縄がまだ琉球ですらなかった時代の残り香が漂う『今帰仁城跡』

【 目次 】2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つとして世界遺産に登録された今帰仁城跡三つの大国が1世紀にも渡り、にらみ合いを続けた時代観光の際に、少し注意が必要なことMap 2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つとして世界遺産に登録された今帰仁城跡 今帰仁城跡は、小高い丘の上に築かれた広さ4ヘクタールの広大な敷地を誇る史跡です。美しい海をバックに、堅牢な城郭が伸びる壮観な風景を見ることができます。 しかし、ただ「石垣がかっこいいな」「きれいな景観だな」で終わってしまうようでは、今帰仁城を満喫したとは言えません。なぜならここは、本土とは全く違う沖縄の歴史を感じられる貴重な場所だからです。 せっかくですので、沖縄の歴史を少し勉強して今帰仁城跡を120%楽しみましょう。ただ美しいだけだった景観が、ノスタルジックで感慨深いものに変わるはずです。 三つの大国が1世紀にも渡り、にらみ合いを続けた時代 14世紀の沖縄は北山王国、中山王国、南山王国という三つの大国が覇を争う時代でした。今帰仁城は、そのうちの一つである北山王国の主城とされていた場所です。15世紀になると、北山王国は後の琉球王国国王である尚巴志に滅ぼされますが、今帰仁城はその後も北部を治める重要な拠点として利用され続けました。 歴史を知ったうえで今帰仁城を見てみましょう。山を囲うように高さ8mの城壁が、1.5kmにわたり蛇行してそびえ立ちます。また、入り口である正門と裏門は非常に小さく、進入するのは非常に困難。専門家でなくとも、この城を攻略するのが至難の業だということが実感できるはずです。 さて、北山王国を滅ぼした尚巴志は、この難攻不落の城をどのように攻略したのでしょうか。それは、非常にシンプルな方法でした。北山王の側近を賄賂で寝返らせ、志慶真門から攻め入り陥落させたのです。どれほど立派な物を作っても、使うのは人だというのは、今も昔も変わらないのかもしれません。 観光の際に、少し注意が必要なこと 写真からもお分かりいただけると思いますが、観光の際にはたくさんの坂を上ることになります。加えて、舗装されていない道や、木の杭が出っ張っている場所もあるので、観光の際には少し気を付けて歩くようにしましょう。 また、今帰仁城は日本一早く咲く「カンヒザクラ」の名所としても人気があります。しかし、1月頃に咲き始め、2月には既に花が散ってしまいますので、お目当ての方は確認してから行く方が無難です。これらに注意して、今帰仁城を満喫してくださいね。 Map 沖縄県国頭郡今帰仁村今泊5101

nakijin castle


【 目次 】

Nakijin castle

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2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つとして世界遺産に登録された今帰仁城跡

今帰仁城跡は、小高い丘の上に築かれた広さ4ヘクタールの広大な敷地を誇る史跡です。美しい海をバックに、堅牢な城郭が伸びる壮観な風景を見ることができます。 しかし、ただ「石垣がかっこいいな」「きれいな景観だな」で終わってしまうようでは、今帰仁城を満喫したとは言えません。なぜならここは、本土とは全く違う沖縄の歴史を感じられる貴重な場所だからです。 せっかくですので、沖縄の歴史を少し勉強して今帰仁城跡を120%楽しみましょう。ただ美しいだけだった景観が、ノスタルジックで感慨深いものに変わるはずです。

stone walls

三つの大国が1世紀にも渡り、にらみ合いを続けた時代

14世紀の沖縄は北山王国、中山王国、南山王国という三つの大国が覇を争う時代でした。今帰仁城は、そのうちの一つである北山王国の主城とされていた場所です。15世紀になると、北山王国は後の琉球王国国王である尚巴志に滅ぼされますが、今帰仁城はその後も北部を治める重要な拠点として利用され続けました。 歴史を知ったうえで今帰仁城を見てみましょう。山を囲うように高さ8mの城壁が、1.5kmにわたり蛇行してそびえ立ちます。また、入り口である正門と裏門は非常に小さく、進入するのは非常に困難。専門家でなくとも、この城を攻略するのが至難の業だということが実感できるはずです。 さて、北山王国を滅ぼした尚巴志は、この難攻不落の城をどのように攻略したのでしょうか。それは、非常にシンプルな方法でした。北山王の側近を賄賂で寝返らせ、志慶真門から攻め入り陥落させたのです。どれほど立派な物を作っても、使うのは人だというのは、今も昔も変わらないのかもしれません。

stone walls

観光の際に、少し注意が必要なこと

写真からもお分かりいただけると思いますが、観光の際にはたくさんの坂を上ることになります。加えて、舗装されていない道や、木の杭が出っ張っている場所もあるので、観光の際には少し気を付けて歩くようにしましょう。 また、今帰仁城は日本一早く咲く「カンヒザクラ」の名所としても人気があります。しかし、1月頃に咲き始め、2月には既に花が散ってしまいますので、お目当ての方は確認してから行く方が無難です。これらに注意して、今帰仁城を満喫してくださいね。

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Kenichiro Asai

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気が付いたらライターになっていた流浪人。普段は塾講師として中学生を教えている。

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Address 沖縄県国頭郡今帰仁村今泊5101
Hours 午前8時~午後6時(最終入場時間)/ 年中無休
Access 那覇市街より車で1時間21分。 名護市街地より車で30分。 美ら海水族館より車で10分。
Phone 0980-56-4400
Website http://nakijinjo.jp/index.html