奈良の唐招提寺で触れてみよう 美しい水の花『蓮』

【 目次 】蓮の咲く寺 唐招提寺蓮の花のステージと仏像仏教伝来と蓮の花文様水辺にさく、極楽浄土の花Map蓮の咲く寺 唐招提寺 奈良、唐招提寺は唐の高僧•鑑真大和上が奈良時代に創建した寺院です。1998年に古都奈良の文化財の一部としてユネスコより世界遺産に登録されました。 唐招提寺では、開創以来、蓮を大切に栽培してきました。約130の蓮鉢と、境内2ヵ所の蓮池があり、鉢植えは6月中旬から7月下旬、蓮池は7月中旬から9月初旬まで花が楽しめます。 蓮の花のステージと仏像 金堂にはいると、仏像をみる事ができます。仏像の足元をみて下さい。ステージのような花のデザインの台座に気がつくはずです。 仏像が座る、もしくは立っている台座は蓮の花を表しています。蓮の花は、台座にデザインされているだけでなく、仏像の手に持たれていることもあります。蓮の花は仏教の教えを象徴する花です。 お釈迦さまの話には蓮の花が象徴的な意味をもって現れます。 お釈迦様が生まれ歩み始めたとき、大地が割れ大きな蓮の花がさきました。お釈迦様はその蓮の中にたち「天上天地唯我独尊」と第一声をあげたといいます。このことから、蓮は仏教で仏の座とされます。 仏教伝来と蓮の花文様 蓮の花文様は飛鳥時代(529~710)の仏教伝来と共に朝鮮半島経由で日本へ入ってきました。飛鳥時代に蘇我氏の氏寺として6世紀末から7世紀初頭に奈良に建てられた、日本で初めてのお寺、飛鳥寺の瓦は蓮の文様をしています。この寺の建立にあたり、百済(朝鮮)から各方面の技術者が招聘されました。その中には瓦師と呼ばれた瓦つくりの技術者がいました。彼らが指揮した瓦づくりには、その当時の百済の瓦の影響がみられました。その文様が、蓮だったという訳です。仏教が伝来した頃から、蓮の装飾と寺院との関係は始まっていたといえます。 水辺にさく、極楽浄土の花 蓮は水の花ともいわれ、池や湖などの水辺に群生します。蓮の花は7月から8月に開花します。水中の地下茎から茎を水面にだし、白色からピンクの美しい花を咲かせます。朝早くに花が咲き、昼頃には閉じるので、蓮の花の開花が見たい場合は、朝早起きしないといけません! 仏教では、蓮は極楽浄土の神聖な池に咲く花として信じられており、お寺の境内に植えられるようになりました。日本のいくつかの寺院では、境内の蓮の花をみる事ができます。 Map 奈良市五条町13-46

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【 目次 】

蓮の咲く寺 唐招提寺

奈良、唐招提寺は唐の高僧•鑑真大和上が奈良時代に創建した寺院です。1998年に古都奈良の文化財の一部としてユネスコより世界遺産に登録されました。 唐招提寺では、開創以来、蓮を大切に栽培してきました。約130の蓮鉢と、境内2ヵ所の蓮池があり、鉢植えは6月中旬から7月下旬、蓮池は7月中旬から9月初旬まで花が楽しめます。

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蓮の花のステージと仏像

金堂にはいると、仏像をみる事ができます。仏像の足元をみて下さい。ステージのような花のデザインの台座に気がつくはずです。 仏像が座る、もしくは立っている台座は蓮の花を表しています。蓮の花は、台座にデザインされているだけでなく、仏像の手に持たれていることもあります。蓮の花は仏教の教えを象徴する花です。 お釈迦さまの話には蓮の花が象徴的な意味をもって現れます。 お釈迦様が生まれ歩み始めたとき、大地が割れ大きな蓮の花がさきました。お釈迦様はその蓮の中にたち「天上天地唯我独尊」と第一声をあげたといいます。このことから、蓮は仏教で仏の座とされます。

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仏教伝来と蓮の花文様

蓮の花文様は飛鳥時代(529~710)の仏教伝来と共に朝鮮半島経由で日本へ入ってきました。飛鳥時代に蘇我氏の氏寺として6世紀末から7世紀初頭に奈良に建てられた、日本で初めてのお寺、飛鳥寺の瓦は蓮の文様をしています。この寺の建立にあたり、百済(朝鮮)から各方面の技術者が招聘されました。その中には瓦師と呼ばれた瓦つくりの技術者がいました。彼らが指揮した瓦づくりには、その当時の百済の瓦の影響がみられました。その文様が、蓮だったという訳です。仏教が伝来した頃から、蓮の装飾と寺院との関係は始まっていたといえます。

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水辺にさく、極楽浄土の花

蓮は水の花ともいわれ、池や湖などの水辺に群生します。蓮の花は7月から8月に開花します。水中の地下茎から茎を水面にだし、白色からピンクの美しい花を咲かせます。朝早くに花が咲き、昼頃には閉じるので、蓮の花の開花が見たい場合は、朝早起きしないといけません!
仏教では、蓮は極楽浄土の神聖な池に咲く花として信じられており、お寺の境内に植えられるようになりました。日本のいくつかの寺院では、境内の蓮の花をみる事ができます。

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奈良市五条町13-46

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民具や生活道具、伝統工芸、日本のアンティーク好き。生活の中で生まれた日本人独自のセンスや技術、その背景にある宗教観や由来をさぐります。

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Address 〒630-8032奈良市五条町13-46
Hours 拝観時間: 午前8時半〜午後5時 (受付は午後4時半まで)
Access JR•近鉄奈良駅、近鉄西ノ京駅 奈良交通六条山行バス17分「唐招提寺」下車すぐ 近鉄西ノ京駅から700m
Phone 0742-33-5266
Website http://www.toshodaiji.jp/index.html