便利でスマート!大人の心遣い『懐紙(かいし)』のすすめ

【 目次 】日本人が着物の懐にしのばせていた「懐紙」「茶の湯」や「和食」の伝統の中に残る作法「懐紙」のある生活、始めてみませんか?Map 日本人が着物の懐にしのばせていた「懐紙」 「和菓子」を食べるとき、お皿の上に「和紙」が敷いてあるのを見たことはありませんか?この紙は「懐紙」と呼ばれるものなんです。日本人でも若い子は知らないかもしれませんね。知っているけれど自分で使ったことはない、という方も多いのでは? 「懐紙」とは「懐(=着物の内側)に入れる紙」の意。その歴史は古く、平安時代(794~1185年)にまで遡ります。当時の貴族は、畳んだ紙を懐に入れて常に持ち歩いていました。その紙を使って、ティッシュやハンカチのように汚れを拭ったり、お皿のように菓子を取り分けたり、メモ帳のように和歌を書き付けたり…。懐紙は様々な場面で役に立つ、必携のアイテムだったのです。 「茶の湯」や「和食」の伝統の中に残る作法 その後も長く日本人に愛用されてきた懐紙ですが、衣服が着物から洋服へと変わり、生活習慣が変化していく中で、いつしか必要性が薄れてしまったのでしょう。今では“いつも懐にしのばせておく”ものではなくなってしまったように見えます。 けれど伝統的な「茶の湯」や「和食」の改まった席においては、今でも懐紙はなくてはならないものです。懐紙は基本的に持参して、口元や器の汚れを清めたり、汁気の多いものを食べる際の受け皿にしたりします。懐紙を用いた作法はスマートで見た目にも美しい! 食後にも大切なマナーがあります。出されたお菓子を残してしまったときは、懐紙に包んで持ち帰ります。また、使い終えた懐紙は置きっぱなしにせずに自分で持ち帰るのが原則です。お茶やお料理を提供してくれた人への心遣いが感じられる作法ですよね。 「懐紙」のある生活、始めてみませんか? もともとは白く無地のものが主流でしたが、最近では懐紙の魅力が見つめ直されて、愛用する人も再び増えてきて、様々な色柄の可愛くてポップなものもたくさん売られるようになりました。文房具店や和小物のお店に置いてあるほか、懐紙の専門店もあります。見ているだけでも楽しいですよ! けれど手に取る機会があったなら、ぜひ実際に自分で使ってみてください。ここまでに紹介した以外にも、折り畳んでコースターにしたり、お金を入れて渡すためのポチ袋を作ったり、便箋として使ったり、懐紙の用途は無限大。便利なだけでなく、誰かのためのちょっとした心遣いを自然に添えることができる…そんな懐紙の魅力にあなたもきっと気付くはず。 『辻徳』 京都にある懐紙専門店『辻徳』では、シックで古典的なものからカラフルでポップなものまで様々な懐紙を取り扱っています。懐紙の使い方講座も行われているので(要予約)、懐紙初心者の方もぜひ足を運んでみてくださいね。 Map 京都市下京区堀川通り四条下る四条堀川町271番地

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便利でスマート!大人の心遣い『懐紙(かいし)』のすすめ

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【 目次 】

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日本人が着物の懐にしのばせていた「懐紙」

「和菓子」を食べるとき、お皿の上に「和紙」が敷いてあるのを見たことはありませんか?この紙は「懐紙」と呼ばれるものなんです。日本人でも若い子は知らないかもしれませんね。知っているけれど自分で使ったことはない、という方も多いのでは?
「懐紙」とは「懐(=着物の内側)に入れる紙」の意。その歴史は古く、平安時代(794~1185年)にまで遡ります。当時の貴族は、畳んだ紙を懐に入れて常に持ち歩いていました。その紙を使って、ティッシュやハンカチのように汚れを拭ったり、お皿のように菓子を取り分けたり、メモ帳のように和歌を書き付けたり…。懐紙は様々な場面で役に立つ、必携のアイテムだったのです。

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「茶の湯」や「和食」の伝統の中に残る作法

その後も長く日本人に愛用されてきた懐紙ですが、衣服が着物から洋服へと変わり、生活習慣が変化していく中で、いつしか必要性が薄れてしまったのでしょう。今では“いつも懐にしのばせておく”ものではなくなってしまったように見えます。
けれど伝統的な「茶の湯」や「和食」の改まった席においては、今でも懐紙はなくてはならないものです。懐紙は基本的に持参して、口元や器の汚れを清めたり、汁気の多いものを食べる際の受け皿にしたりします。懐紙を用いた作法はスマートで見た目にも美しい!
食後にも大切なマナーがあります。出されたお菓子を残してしまったときは、懐紙に包んで持ち帰ります。また、使い終えた懐紙は置きっぱなしにせずに自分で持ち帰るのが原則です。お茶やお料理を提供してくれた人への心遣いが感じられる作法ですよね。

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「懐紙」のある生活、始めてみませんか?

もともとは白く無地のものが主流でしたが、最近では懐紙の魅力が見つめ直されて、愛用する人も再び増えてきて、様々な色柄の可愛くてポップなものもたくさん売られるようになりました。文房具店や和小物のお店に置いてあるほか、懐紙の専門店もあります。見ているだけでも楽しいですよ!
けれど手に取る機会があったなら、ぜひ実際に自分で使ってみてください。ここまでに紹介した以外にも、折り畳んでコースターにしたり、お金を入れて渡すためのポチ袋を作ったり、便箋として使ったり、懐紙の用途は無限大。便利なだけでなく、誰かのためのちょっとした心遣いを自然に添えることができる…そんな懐紙の魅力にあなたもきっと気付くはず。

『辻徳』
京都にある懐紙専門店『辻徳』では、シックで古典的なものからカラフルでポップなものまで様々な懐紙を取り扱っています。懐紙の使い方講座も行われているので(要予約)、懐紙初心者の方もぜひ足を運んでみてくださいね。

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