日本の伝統的な美しい紙『千代紙』

【 目次 】伝統文様のカラフルな和紙宮廷から浮世絵とともに庶民へ千代紙の楽しみ 伝統文様のカラフルな和紙 千代紙は和紙でできた日本の伝統的な装飾紙です。カラフルな伝統的な文様が特徴で折り紙や、装飾に使われます。千代紙は大きく京千代紙と江戸千代紙にわけられます。 京千代紙は、花鳥文様を中心にした伝統的でおとなしい印象のデザインが多く、江戸千代紙は自由奔放で大胆な柄が特徴です。つるりとした質感で独自の風合いのある和紙でできた千代紙は、あたたかい温もりを感じさせます。描かれた鶴や麻の葉のような伝統文様は、日本独自の感性を伝えます。カラフルで美しい文様はみているだけでも楽しい気分になります。 宮廷から浮世絵とともに庶民へ 千代紙の歴史は1700年前の京都にまでさかのぼります。 もともとは贈り物の包装紙として、宮廷でのみ使われていたもので、品格のある宮廷文化で親しまれていました。 18世紀後半に京都から江戸(現在の東京)に伝わり、江戸千代紙として浮世絵の木版多色刷りの技術とともに、独自の発展をとげます。その当時、浮世絵師が千代紙の版元から依頼をうけ、下絵をかいたといいます。千代紙は浮世絵を扱うお店で売られるようになり、庶民も手にする事ができるようになりました。 千代紙の楽しみ 現在でも、老舗の千代紙工房では、千種類以上の図案が伝承されており、木版で和紙に美しい千代紙が刷られています。木版の大判の手刷り千代紙だと、2,600円くらいからあります。 和紙屋さんや紙工芸品店でも、正方形の小さなサイズの千代紙だけでなく、大判の千代紙も扱っています。 折り紙用の小さな千代紙なら、いくつかの文様が入ってセットで200円ほどでスーパーや文房具店で手に入れることができます。折り紙だけなく、貼箱をつくったり、ノートの表紙に仕立てたり、工夫次第でいろいろな楽しみ方ができます。 もし日本を訪れる機会があれば江戸時代から続く「いせ辰(あつ)」さんで伝統的な千代紙を手にとって見る事ができますよ。 http://www.isetatsu.com

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【 目次 】

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伝統文様のカラフルな和紙

千代紙は和紙でできた日本の伝統的な装飾紙です。カラフルな伝統的な文様が特徴で折り紙や、装飾に使われます。千代紙は大きく京千代紙と江戸千代紙にわけられます。
京千代紙は、花鳥文様を中心にした伝統的でおとなしい印象のデザインが多く、江戸千代紙は自由奔放で大胆な柄が特徴です。つるりとした質感で独自の風合いのある和紙でできた千代紙は、あたたかい温もりを感じさせます。描かれた鶴や麻の葉のような伝統文様は、日本独自の感性を伝えます。カラフルで美しい文様はみているだけでも楽しい気分になります。

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宮廷から浮世絵とともに庶民へ

千代紙の歴史は1700年前の京都にまでさかのぼります。
もともとは贈り物の包装紙として、宮廷でのみ使われていたもので、品格のある宮廷文化で親しまれていました。
18世紀後半に京都から江戸(現在の東京)に伝わり、江戸千代紙として浮世絵の木版多色刷りの技術とともに、独自の発展をとげます。その当時、浮世絵師が千代紙の版元から依頼をうけ、下絵をかいたといいます。千代紙は浮世絵を扱うお店で売られるようになり、庶民も手にする事ができるようになりました。

【Photo by  Dominic Alves】
【Photo by Dominic Alves

千代紙の楽しみ

現在でも、老舗の千代紙工房では、千種類以上の図案が伝承されており、木版で和紙に美しい千代紙が刷られています。木版の大判の手刷り千代紙だと、2,600円くらいからあります。
和紙屋さんや紙工芸品店でも、正方形の小さなサイズの千代紙だけでなく、大判の千代紙も扱っています。
折り紙用の小さな千代紙なら、いくつかの文様が入ってセットで200円ほどでスーパーや文房具店で手に入れることができます。折り紙だけなく、貼箱をつくったり、ノートの表紙に仕立てたり、工夫次第でいろいろな楽しみ方ができます。

もし日本を訪れる機会があれば江戸時代から続く「いせ辰(あつ)」さんで伝統的な千代紙を手にとって見る事ができますよ。
http://www.isetatsu.com

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kyoami

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Writer/ Translator

民具や生活道具、伝統工芸、日本のアンティーク好き。生活の中で生まれた日本人独自のセンスや技術、その背景にある宗教観や由来をさぐります。