日本の祭礼や慶事にはかかせない、縦縞のカーテン『斑幕』

【 目次 】配色がメッセージおめでたい紅白幕鯨が由来の白と黒の鯨幕鯨の体の色が黒と白なことから鯨幕といわれ、昭和初期以降に葬儀業者の発案により、一般的にお葬式で使われるようになりました。カラフルな五色幕日本の伝統色の浅黄(浅葱)幕配色がメッセージ 日本人は、祭礼や装飾などで特定の縦縞の色幕を使い、場と場を区切ったり、スペースを確保します。 もしあなたがこの幕をみたら、その配色でそこで何がおこなわれているか、想像してみてください。 おめでたい紅白幕 紅とは赤色のことです。赤と白は日本人にとって、おめでたい色です。 紅白饅頭という白と紅色の饅頭をお祝い事の事のときに食べる習慣があります。 紅白幕は昭和初期ごろから結婚式や入学式、卒業式などおめでたい行事に飾られるようになりました。 鯨が由来の白と黒の鯨幕 鯨の体の色が黒と白なことから鯨幕といわれ、昭和初期以降に葬儀業者の発案により、一般的にお葬式で使われるようになりました。 明治維新に弔事=黒という西欧文化が入ってくる前、古来から江戸時代までは白色の幕をつかっていました。時代の流れの中で、西洋と東洋、お互いの文化の中で弔いの色である黒と白が一つになり、一般的な今の形となったようです。 また、古来より日本では黒は高貴な色とされ、現在でも、皇室や格式高い神社では慶事に使用されています。 カラフルな五色幕 五色幕には、白•赤•黄•緑•紫の五色の色が使われています。この5つの色はそれぞれ意味があり、仏の5つの知恵とお釈迦様の体の色を表すといいます。 五色幕は、それが飾られた場所が仏教寺院であり、仏陀の教えを守り広く伝える場所であることをつたえます。 日本の伝統色の浅黄(浅葱)幕 浅黄幕は、水色より濃い青と白の幕で地鎮祭や上棟式などの神事に使われます。地鎮祭や上棟式は建築業者が新しい建築をたてる際、行います。地鎮祭は、建築工事を行う前、土地の神様を鎮め、土地をつかわせてもらう許しをこいます。上棟式は建築の新築の際、柱など基本構造ができた後に建物の無事を祈ります。浅黄幕は、その場所が神事がおこなわれる神聖な場所であることを表します。

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【 目次 】

配色がメッセージ

日本人は、祭礼や装飾などで特定の縦縞の色幕を使い、場と場を区切ったり、スペースを確保します。
もしあなたがこの幕をみたら、その配色でそこで何がおこなわれているか、想像してみてください。

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おめでたい紅白幕

紅とは赤色のことです。赤と白は日本人にとって、おめでたい色です。
紅白饅頭という白と紅色の饅頭をお祝い事の事のときに食べる習慣があります。
紅白幕は昭和初期ごろから結婚式や入学式、卒業式などおめでたい行事に飾られるようになりました。

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鯨が由来の白と黒の鯨幕

鯨の体の色が黒と白なことから鯨幕といわれ、昭和初期以降に葬儀業者の発案により、一般的にお葬式で使われるようになりました。

明治維新に弔事=黒という西欧文化が入ってくる前、古来から江戸時代までは白色の幕をつかっていました。時代の流れの中で、西洋と東洋、お互いの文化の中で弔いの色である黒と白が一つになり、一般的な今の形となったようです。
また、古来より日本では黒は高貴な色とされ、現在でも、皇室や格式高い神社では慶事に使用されています。

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カラフルな五色幕

五色幕には、白•赤•黄•緑•紫の五色の色が使われています。この5つの色はそれぞれ意味があり、仏の5つの知恵とお釈迦様の体の色を表すといいます。
五色幕は、それが飾られた場所が仏教寺院であり、仏陀の教えを守り広く伝える場所であることをつたえます。

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日本の伝統色の浅黄(浅葱)幕

浅黄幕は、水色より濃い青と白の幕で地鎮祭や上棟式などの神事に使われます。地鎮祭や上棟式は建築業者が新しい建築をたてる際、行います。地鎮祭は、建築工事を行う前、土地の神様を鎮め、土地をつかわせてもらう許しをこいます。上棟式は建築の新築の際、柱など基本構造ができた後に建物の無事を祈ります。浅黄幕は、その場所が神事がおこなわれる神聖な場所であることを表します。

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kyoami

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Writer/ Translator

民具や生活道具、伝統工芸、日本のアンティーク好き。生活の中で生まれた日本人独自のセンスや技術、その背景にある宗教観や由来をさぐります。