奈良に伝わる伝統料理『柿の葉寿司』にこめられた先人の知恵を知ろう

【 目次 】包みを開くのが楽しい! 奈良の郷土料理『柿の葉寿司』とは?柿の葉で包むのは、柿がいっぱいあったから……だけじゃなかった!?お魚の種類にはバリエーションがあるらしい!包みを開くのが楽しい! 奈良の郷土料理『柿の葉寿司』とは? みなさんがよく知っている「寿司」とはちょっと違う、まるでプレゼントのように丁寧に包まれている『柿の葉寿司』。これは奈良県に古くからある伝統料理のひとつ。その歴史は江戸時代にさかのぼります。奈良といえば、海に面していない地域。和歌山の港で採れた魚を商人が運ぶとき、冷蔵設備がない時代ですから、魚が傷まないようにたっぷり塩がされていたのだそう。しかし奈良に着く頃には塩がまわってとてもしょっぱくなってしまい、煮たり焼いたりしても食べられない……そこで、魚の身を薄くそいでご飯にのせて食べるようになったことがきっかけだと言われています。 柿の葉で包むのは、柿がいっぱいあったから……だけじゃなかった!? なぜ、柿の葉で包まれているのでしょうか。奈良県は柿の名産地なので、柿の葉っぱがいっぱいあったからというのも、理由のひとつかもしれません。しかし大きな理由がもうひとつ。実は柿の葉には殺菌作用があることが古くから知られていて、笹や竹の皮などと同じように、食品を包むことにも使われてきたのです。いわば、天然の“ラップフィルム”だったんですね。しかも柿の葉の香りが食品に移り、味わい豊かになる。柿の葉寿司には先人の知恵がいっぱいなのです。 お魚の種類にはバリエーションがあるらしい! 奈良、京都などで見かける柿の葉寿司には、鯖、または鮭がのっています。現在では他にも、お店によって穴子や小鯛などをのせたアレンジも見られます。また石川県では鯖の上に酢飯をのせ、さらにその上に青藻やさくらえびをのせて葉で包むという、ちょっと違った柿の葉寿司もあるのだそう。お寿司が好きな方はぜひ、どちらも探してみてください!

kakinohazushi


【 目次 】

包みを開くのが楽しい! 奈良の郷土料理『柿の葉寿司』とは?

みなさんがよく知っている「寿司」とはちょっと違う、まるでプレゼントのように丁寧に包まれている『柿の葉寿司』。これは奈良県に古くからある伝統料理のひとつ。その歴史は江戸時代にさかのぼります。奈良といえば、海に面していない地域。和歌山の港で採れた魚を商人が運ぶとき、冷蔵設備がない時代ですから、魚が傷まないようにたっぷり塩がされていたのだそう。しかし奈良に着く頃には塩がまわってとてもしょっぱくなってしまい、煮たり焼いたりしても食べられない……そこで、魚の身を薄くそいでご飯にのせて食べるようになったことがきっかけだと言われています。

kakinoha02

柿の葉で包むのは、柿がいっぱいあったから……だけじゃなかった!?

なぜ、柿の葉で包まれているのでしょうか。奈良県は柿の名産地なので、柿の葉っぱがいっぱいあったからというのも、理由のひとつかもしれません。しかし大きな理由がもうひとつ。実は柿の葉には殺菌作用があることが古くから知られていて、笹や竹の皮などと同じように、食品を包むことにも使われてきたのです。いわば、天然の“ラップフィルム”だったんですね。しかも柿の葉の香りが食品に移り、味わい豊かになる。柿の葉寿司には先人の知恵がいっぱいなのです。

お魚の種類にはバリエーションがあるらしい!

奈良、京都などで見かける柿の葉寿司には、鯖、または鮭がのっています。現在では他にも、お店によって穴子や小鯛などをのせたアレンジも見られます。また石川県では鯖の上に酢飯をのせ、さらにその上に青藻やさくらえびをのせて葉で包むという、ちょっと違った柿の葉寿司もあるのだそう。お寿司が好きな方はぜひ、どちらも探してみてください!

関連記事

AUTHOR

miho mayeda

miho mayeda

Writer

大好きな日本語で、大好きな日本の事を丁寧に。そのためなら全身全霊!な言葉の匠。東京生まれ・東京育ちのフリーランス編集ライター。