世界遺産登録された『富岡製糸場』の魅力とは?

【 目次 】日本の近代化に貢献した富岡製糸場日本式とフランス式建築の融合にも注目フランスからの恩恵は技術と「休日」?Map日本の近代化に貢献した富岡製糸場 富岡製糸場は明治5年(1872年)、明治政府が日本を近代化し、西洋に追いつくために最初に設置した模範器械製糸場です。当時日本の製糸業の質が低下していることが問題になっていたところを国が外国人技師(フランス人)を招いて洋式 の繰糸器械を備えた模範工場をつくることにしたのが始まりだそうです。日本と西洋が技術交流をし、日本の絹産業の質・生産性向上につながったことがかえって世界の技術向上にも貢献したという面が富岡製糸場の価値といえます。 日本式とフランス式建築の融合にも注目 繰糸場は長さ約140.4メートル、幅12.3メートル、高さ12.1メートルで、当時世界的にみても最大規模でした。壁は煉瓦で作られ、フランス式の「木骨煉瓦造」で作られました。煉瓦は当時日本にとっては新しい材料でしたが、屋根は日本の瓦を用いり西洋文化との融合を遂げています。富岡製糸場の指揮を任されたのはフランスから呼ばれたポール・ブリュナ。彼の当時のお給料は年俸5千万円以上だったそうで、当時の大臣と同じかそれ以上のお給料をもらっていたことになります。それほど当時日本がこの富岡製糸場に国の機運をかけていたことがわかります。 フランスからの恩恵は技術と「休日」? 操糸場に入るとずらりと操糸機や釜が並んでいて圧倒されます。ここで当時300人以上の工女たちが働いていました。彼女たちはフランス人から伝授された技術を故郷に持ちかえり指導者となって技術を広めたそうです。こうした彼女たちの努力が実り、明治42年(1909年)日本の生糸輸出量は世界一となりました。当時富岡製糸場で働く工女は1日8時間労働だったそうです。今でこそ普通に聞こえますが当時の他の工場では1日12時間労働は当たり前だったそうです。それまで日本にはなかった祭日・日曜休みや夏季・冬季休暇も導入されました。今日では日本のほとんどの会社が採用していることですが、こう考えてみると日本の会社員の休日と富岡製糸場には深いつながりがあるといえるかも・・・? 「金曜日も休みにしてくれたら良かったのに!」という声がどこかのサラリーマンから聞こえてきそうです。 Map 群馬県富岡市富岡1−1

tomioka


【 目次 】

日本の近代化に貢献した富岡製糸場

富岡製糸場は明治5年(1872年)、明治政府が日本を近代化し、西洋に追いつくために最初に設置した模範器械製糸場です。当時日本の製糸業の質が低下していることが問題になっていたところを国が外国人技師(フランス人)を招いて洋式 の繰糸器械を備えた模範工場をつくることにしたのが始まりだそうです。日本と西洋が技術交流をし、日本の絹産業の質・生産性向上につながったことがかえって世界の技術向上にも貢献したという面が富岡製糸場の価値といえます。

tomioka02

日本式とフランス式建築の融合にも注目

繰糸場は長さ約140.4メートル、幅12.3メートル、高さ12.1メートルで、当時世界的にみても最大規模でした。壁は煉瓦で作られ、フランス式の「木骨煉瓦造」で作られました。煉瓦は当時日本にとっては新しい材料でしたが、屋根は日本の瓦を用いり西洋文化との融合を遂げています。富岡製糸場の指揮を任されたのはフランスから呼ばれたポール・ブリュナ。彼の当時のお給料は年俸5千万円以上だったそうで、当時の大臣と同じかそれ以上のお給料をもらっていたことになります。それほど当時日本がこの富岡製糸場に国の機運をかけていたことがわかります。

tomioka03

tomioka04

フランスからの恩恵は技術と「休日」?

操糸場に入るとずらりと操糸機や釜が並んでいて圧倒されます。ここで当時300人以上の工女たちが働いていました。彼女たちはフランス人から伝授された技術を故郷に持ちかえり指導者となって技術を広めたそうです。こうした彼女たちの努力が実り、明治42年(1909年)日本の生糸輸出量は世界一となりました。当時富岡製糸場で働く工女は1日8時間労働だったそうです。今でこそ普通に聞こえますが当時の他の工場では1日12時間労働は当たり前だったそうです。それまで日本にはなかった祭日・日曜休みや夏季・冬季休暇も導入されました。今日では日本のほとんどの会社が採用していることですが、こう考えてみると日本の会社員の休日と富岡製糸場には深いつながりがあるといえるかも・・・?

「金曜日も休みにしてくれたら良かったのに!」という声がどこかのサラリーマンから聞こえてきそうです。

tomioka05

tomioka06

tomioka07


Map

群馬県富岡市富岡1−1

関連記事

AUTHOR

Wasabi

Wasabi

Writer / Translator

東京出身、旅とカオスを愛するフリーランス翻訳家。記事翻訳を通して日々日本と世界の接触点を探っています。ライターとしても、ガイドブックに載っていないわさび視点の情報をお届け!

Website

Information

Address 群馬県富岡市富岡1−1
Hours 午前9時~午後5時(最終入場 午後4時30分)