涼しいだけじゃない、『扇子』を使った日本の美しい所作を身に付けませんか?

扇子 / Yakinik 「完璧ではない」ことが、美しさの重要ポイントです 扇子といえば、装飾品として壁に飾ったり、社交場で貴婦人が身につけるアクセサリーというイメージが強いと思いますが、日本では男女関係なく、主に涼をとるアイテムとして使われています。 扇子の原型は日本で誕生しました。平安時代(834~848年頃)、文書の記述に用いた数枚の薄い木の板を持ち歩くために片端を綴じて使用したのがその始まりです。中国に渡り、木が紙になり、ヨーロッパへと広く伝わりました。その後、日本に逆輸入されて庶民にも普及していきました。 扇子は、能や演劇、茶道など芸術の世界でも大切なアイテムの一つです。 例えば、扇子を自分の前に置くこという動作ひとつとっても、茶道の世界では、相手への敬いの念を表し、能の世界では自分の周りに結界を張り、本来自分はそこには存在しないということを表します。 では、扇子を使った、美しい所作をご紹介しましょう。 扇子を使うときは、扇子の美しさを引き立たせるためにゆっくりとしなやかに扱うことが重要です。開くときは、右手の親指で骨をずらすように押して開きます。最後の1~3本の骨は開かずに残します。完全に開ききらないことで「完成」にさせないことが大切です。昔の人は、最高の状態になったらあとは落ちていくだけだと考え、あえて1~3本を残し、未完成の状態にしていました。扇子の開閉1つでも、優雅で気品のある振る舞いを心がけましょう。 絵柄もその人を表現する大切なポイントです。顔の前で動くものですからとても目につきます。スッと開いた時に素敵な柄だなと思わせるような、あなたらしい柄を選びましょう。 伝統的な和紙・和柄なものだけではなく洋服に合うものやユニークなデザインのものもたくさんあります。ファッションや場所に合わせてコーディネートしてみてください。 また、扇子は香りを楽しむこともできます。白檀や桧など香りのある木を使った物は扇ぐ度、ほのかに香ってきます。お香と一緒に収納したり、香水を少しかけたり、お気に入りの香りを移すのもおすすめです。 扇子を使うことによって指先まで繊細さ、しなやかなさを意識して、優雅で品のある所作を身に付けましょう。

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扇子 / Yakinik

「完璧ではない」ことが、美しさの重要ポイントです

扇子といえば、装飾品として壁に飾ったり、社交場で貴婦人が身につけるアクセサリーというイメージが強いと思いますが、日本では男女関係なく、主に涼をとるアイテムとして使われています。
扇子の原型は日本で誕生しました。平安時代(834~848年頃)、文書の記述に用いた数枚の薄い木の板を持ち歩くために片端を綴じて使用したのがその始まりです。中国に渡り、木が紙になり、ヨーロッパへと広く伝わりました。その後、日本に逆輸入されて庶民にも普及していきました。
扇子は、能や演劇、茶道など芸術の世界でも大切なアイテムの一つです。
例えば、扇子を自分の前に置くこという動作ひとつとっても、茶道の世界では、相手への敬いの念を表し、能の世界では自分の周りに結界を張り、本来自分はそこには存在しないということを表します。
では、扇子を使った、美しい所作をご紹介しましょう。
扇子を使うときは、扇子の美しさを引き立たせるためにゆっくりとしなやかに扱うことが重要です。開くときは、右手の親指で骨をずらすように押して開きます。最後の1~3本の骨は開かずに残します。完全に開ききらないことで「完成」にさせないことが大切です。昔の人は、最高の状態になったらあとは落ちていくだけだと考え、あえて1~3本を残し、未完成の状態にしていました。扇子の開閉1つでも、優雅で気品のある振る舞いを心がけましょう。
絵柄もその人を表現する大切なポイントです。顔の前で動くものですからとても目につきます。スッと開いた時に素敵な柄だなと思わせるような、あなたらしい柄を選びましょう。
伝統的な和紙・和柄なものだけではなく洋服に合うものやユニークなデザインのものもたくさんあります。ファッションや場所に合わせてコーディネートしてみてください。
また、扇子は香りを楽しむこともできます。白檀や桧など香りのある木を使った物は扇ぐ度、ほのかに香ってきます。お香と一緒に収納したり、香水を少しかけたり、お気に入りの香りを移すのもおすすめです。
扇子を使うことによって指先まで繊細さ、しなやかなさを意識して、優雅で品のある所作を身に付けましょう。

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Yumiko

Yumiko

Writer

栃木県生まれ、フリーランス映像作家。東南アジアのサブカルチャー好き。世界中の人が日本に来たくなる情報をお届けします。